Amazfit T-Rex Proはシャオミのパートナー企業Zepp Healthが展開するブランドAmazfit(アマズフィット)のタフネス系スマートウォッチです。
今回、同社から実機をご提供いただけたので、レビューしていきます。
ジャンプできる目次
- 1 Amazfit T-Rex Proの特徴
- 2 Amazfit T-Rex Proの本体と付属品をチェック
- 3 Amazfit T-Rex ProはAMOLEDディスプレイ搭載
- 4 Amazfit T-Rex Proはボタン操作も快適
- 5 Amazfit T-Rex Proのバッテリーは10日間は余裕で持つ
- 6 Amazfit T-Rex Proは米軍MIL規格準拠で防水性も最高クラス
- 7 Amazfit T-Rex Proの通知は着信・メッセージの確認のみ
- 8 Amazfit T-Rex Proの衛星測位精度はそれなり
- 9 Amazfit T-Rex Proの機能
- 10 Amazfit T-Rex Proのスペック
- 11 Amazfit T-Rex Proレビューまとめ:完成度が高いタフネス系スマートウォッチ
Amazfit T-Rex Proの特徴
Amazfit T-Rex Proの仕様上の主な特徴を「良いところ」「良くないところ」をまとめました。
良いところ
✅軍用規格のタフネス系スマートウォッチ
✅10気圧の圧倒的防水性能
✅18日間のバッテリー持続時間
✅常時オンディスプレイ対応AMOLED搭載
✅100種類以上のスポーツモード対応
✅血中酸素レベル測定対応
良くないところ
✅決済機能なし
✅通話・メッセージ返信機能なし
✅ディスプレイの解像度は普通
日本語の公式サイトもあり、しっかり1年保証もあるので安心なこともポイント。専用アプリ「Zepp」も日本語対応しています。
Amazfit T-Rex Proの本体と付属品をチェック
Amazfit T-Rex Proのパッケージは白地に虹色に輝く製品名が印象的です。
パッケージを開封するとウォッチ本体がお目見えです。
内容物は必要最低限でした。ウォッチ本体(バンド装着済み)、充電ケーブル、解説書になります。
Amazfit T-Rex Pro本体は、ミリタリーテイストでいかにも頑丈そうな見た目です。
本体を側面から。ボタンはざらざらした質感で、変にツルツル滑ることもなく押しやすくなっています。
←戻る:決定→
←上がる:下がる→
本機はアウトドア向けの製品ですが、左右両側面に計4つのボタン(決定・戻る・上・下)があるので、水で手が塗れていたり手袋をしていても操作が可能です。
装着済みのバンドはフワッとしたシリコン製で、質感が良く被れにくそうです。
バンドの背面には突起が複数あり、汗が貯まりにくい形状になっています。
またバンド止め用にストッパーがあり、これがかなりしっかりと引っ掛かるので簡単に外れないのが素晴らしいです。
ウォッチ本体の背面には複数のセンサーが配置されており、サラサラした質感です。
Amazfit T-Rex ProはAMOLEDディスプレイ搭載
Amazfit T-Rex Proはディスプレイに1.3インチのAMOLEDスクリーンを採用しており、自動輝度調節や常時表示も可能です。
一方画質はそれなりで、GTRシリーズのような感動的な美しさはありませんが、実用上は特に問題ないと思います。
直射日光下で撮影しました。よほど強い日差し出なければしっかり見えると思います。
Amazfit T-Rex Proはボタン操作も快適
Amazfit T-Rex Pro、タッチスクリーンだけじゃなくて物理ボタンもあるので、手袋してたり濡れてても使えます! pic.twitter.com/SlvN6P9jAI
— やずX@Xiaomi大好きブロガー (@F10Dfjtu) November 8, 2021
Amazfit T-Rex Proのタッチスクリーンの感度は良く、ボタン操作の使用感も上々です。
スクリーンに触れなくとも4つのボタンで操作が可能なので、水で手が塗れていたり手袋をしていても大丈夫です。
Amazfit T-Rex Proのバッテリーは10日間は余裕で持つ
Amazfit T-Rex Proは公式サイトによると最大18日間のバッテリー持続が可能とのことです。
使用して3.5日ほどでの数値
筆者は、腕上げで画面点灯(反応敏感、10秒表示)、画面輝度自動調整、睡眠モニタリング、5分に1度心拍数測定、アクティブ心拍数モニタリング、自動ストレスモニタリングをONにした状態で、外出時・就寝時は必ず装着して使用しました。一日のバッテリー消費は8%前後で、およそ12日間持続しました。
これに加えて常時表示もONにすると、一日のバッテリー消費は13%前後。常時表示をOFFにして、一切装着せずに置いた状態(つまり点灯は通知がある時のみ)だと一日4%程度の消費でした。
Amazfit T-Rex Proは米軍MIL規格準拠で防水性も最高クラス
Amazfit T-Rex Proは米軍調達基準であるMIL規格に準拠しており非常に頑丈にできています。
さらに、防水性能は10気圧防水に対応。5気圧防水のスマートウォッチは良くありますが、その倍という驚異的な防水性で、もちろん突然の大雨やスイミング使用も余裕。マリンスポーツなどにも最適です。
Amazfit T-Rex Proの通知は着信・メッセージの確認のみ
Amazfit T-Rex Proはもちろん通知機能があるので、スマートフォンに届いたメッセージを確認することが可能です。
Twitterなどの一部アプリはアプリアイコンが表示されるので、一見して何の通知かわかりやすくなっています。
一方、通話機能やメッセージへの返信機能はないので、あくまで着信や通知を確認のみできる機能です(着信拒否は可能)。
Amazfit T-Rex Proの衛星測位精度はそれなり
Amazfit T-Rex Proを装着して長時間歩いた時の記録です。衛星測位の精度はそれなりといった印象で、細かく見ていくと微妙にずれているところが散見されます。
決して悪くはないのですが、超高精度という訳ではなさそうです。
Amazfit T-Rex Proの機能
気圧高度計
Amazfit T-Rex Proはアウトドア向けのスマートウォッチなので、もちろんコンパスと気圧高度計、天気トラッカー、日の出と日の入りのモニタリングなどの機能をサポートしています。
完全回復時間
また、スポーツ系機能も充実しており100種類を超えるスポーツモードを搭載。うち、8つのスポーツモードを⾃動認識でき、最⼤酸素摂取量、完全回復時間、トレーニング負荷など専⾨的なデータを評価して、それぞれのアクティビティの結果を数値化することが可能です。
血中酸素レベル(SpO2)
また、健康管理機能については、血中酸素レベル(SpO2)測定、PAI評価、24 時間の心拍数モニタリング、高心拍数アラート、一日の心拍数変動記録、ストレスや睡眠モニタリングなどが可能です。
ウォーキングデータのスクリーンショットです。このほかにも多数のデータが計測され、保存されていきます。
Amazfit T-Rex Proのスペック
Amazfit T-Rex Proのスペックは以下の通りです。
Amazfit T-Rex Pro | |
サイズ | 47.7×47.7×13.5mm |
重量 | 59.4g(バンド含む) |
ボディ材質 | ポリカーボネート |
バンド素材 | シリコン |
バンド幅 | 22mm |
防水グレード | 10ATM |
ディスプレイ素材 | 1.3インチ HD AMOLED |
解像度 | 360×360 |
タッチスクリーン | 強化ガラス +指紋防止コーティング |
センサー | BioTracker 2 PPGバイオトラッキング光学センサー、 3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープセンサー、 地磁気センサー、周囲光センサー、気圧高度計 |
測位方式 | GPS + GLONASS、GPS + BeiDou、GPS + Galileo |
接続 | Bluetooth 5.0 BLE |
バッテリー容量 | 390mAh リチウムイオンポリマーバッテリー (標準値) |
充電方法 | 磁気2ピンポゴピン |
充電時間 | 最大1.5時間 |
センサー | 光学式心拍センサー、加速度センサー、 ジャイロスコープセンサー、3軸地磁気センサー、 環境光センサ、気圧センサー |
セット内容 | 時計本体(バンド含む)/専用充電器/取扱説明書 |
対応デバイス | Android5.0またはiOS10.0以降 |
アプリ | Zeppアプリ ※タブレットはZeppアプリ未対応 |
Amazfit T-Rex Proレビューまとめ:完成度が高いタフネス系スマートウォッチ
Amazfit T-Rex Proの実機レビューをお届けしました。実際に使ってみて感じた製品のポイントは以下の通りです。
ポイント
✅頑丈・高防水性のタフネス系ウォッチ
✅10日間以上余裕のバッテリー持続
✅タッチ操作に加えてボタン操作もできるのが便利
✅シリコン製バンドがずれにくくしっかり止まる
✅計測できるデータが詳細
決済機能や、通話・メッセージ返信機能といった日常生活面での機能はそれほど充実していませんが、以上のように他の製品にはない魅力を多数備えています。
米軍のMIL規格準拠の耐久性・10ATM防水に加えて、長持ちバッテリーやボタン操作があることで、アウトドアには最適。よく考えられたタフネス・スマートウォッチだと思いました。
登山やマリンスポーツなど、自然の中で思いっきりアクティビティを楽しみたい方には頼もしい味方となるでしょう。