SONYの小型軽量ハイエンドスマホ「Xperia 5 IV」を購入したのでレビューしていきます。
なお、当ブログは特にカメラ性能の検証に力を入れています。カメラの作例はコチラをご覧ください。

ジャンプできる目次
- 1 Xperia 5 IVはこんなスマホ
- 2 Xperia 5 IVの本体・パッケージ内容をレビュー
- 3 Xperia 5 IVの処理性能・動作・ゲーム性能をチェック
- 4 Xperia 5 IVのディスプレイをチェック
- 5 Xperia 5 IVのカメラをチェック
- 6 Xperia 5 IVの音響をチェック
- 7 Xperia 5 IVのバッテリー・充電をチェック
- 8 Xperia 5 IVの指紋認証をチェック
- 9 Xperia 5 IVのよくあるQ&A
- 10 Xperia 5 IV スペック表
- 11 Xperia 5 IV レビューまとめ:メリットとデメリット
- 12 Xperia 5 IVは楽天モバイルで購入するのがお得!!
Xperia 5 IVはこんなスマホ
主な特徴・価格
Xperia 5 IVは、画面サイズ6.1インチ、横幅約67mm、重量約175gと小型軽量なハイエンドスマホです。その他の主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 1」
✅120Hz駆動・21:9比の有機ELディスプレイ
✅望遠カメラ含むトリプルカメラ
✅PhotoProで細かいマニュアル撮影可能
✅優れたオートフォーカス
✅最高クラスのフルステージステレオスピーカー
✅ハイレゾ、空間オーディオを楽しめる独自機能
✅5,000mAh大容量バッテリー
✅30W有線急速充電・Qi無線充電
✅FeliCa・防水・microSD・イヤホンジャック有
Xperia 5 IVは各キャリアで販売されていますが、楽天モバイル版が最も安くお手頃(通常119,900円、ポイント還元等で実質100,900円)。対応バンドも広いです。
こんな人&用途に向いている
向いている
✅小型軽量で持ちやすいハイエンドスマホが使いたい
✅FeliCa・防水対応のスマホが使いたい
✅microSD・イヤホンジャックが使いたい
✅最高の映像・音楽体験を楽しみたい
✅PhotoProを使いたい
✅人間や動物など動く被写体を撮りたい
✅無線充電が使いたい
こんな人&用途に向いていない
向いていない
✅発熱が弱いスマホが使いたい
✅クーラーなしで快適にゲームがしたい
✅簡単に綺麗に撮れるカメラが使いたい
✅バッテリー持ちの良いスマホが使いたい
✅顔認証を使いたい
Xperia 5 IVの本体・パッケージ内容をレビュー
握りやすく高級感のあるデザイン
Xperia 5 IVの背面パネルは磨りガラスとなっており、サラサラで指紋が目立ちにくくなっています。筆者が購入したのは「エクリュホワイト」で、奥行きを感じさせる色合いが美しいです。
ディスプレイサイズは6.1インチで、アスペクト比は21:9と縦長。しかし、その分横幅がかなり抑えられており、たったの67mmしかありません。一般的なスマホのアスペクト比は19.5:9、または20:9が主流で、横幅も70~75mm程度のものが大半なので、数字からもかなり持ちやすいことが分かるかと思います。
重量も172gとハイエンド機としてはかなり軽量な部類で、バッテリー容量も5,000mAhと大容量です。
全体的に角張った形状ですが、サイドフレームは背面パネルとの接続部分に丸みがあり、持ちやすさに貢献しています。
端末の厚みは8.2mmと控えめ。カメラの出っ張りもかなり少なく、すっきりとしたデザインとなっています。
端末側面のカメラ側には、ボリュームキー、電源ボタン兼指紋センサー、物理シャッターボタンがあります。
端末側面の反対側には特に何も配置されていません。
天面には、3.5mmイヤホンジャックとマイク穴があります。
底面には、Type-C充電ポート、マイク穴、SIMカードスロットがあります。スロットは爪を引っ掛けるだけで開けられるタイプなので、ピンがいりません。
スピーカーは、サイドフレームではなく、画面の上部と下部のフチにそれぞれ配置されています。
付属品は最低限
Xperia 5 IVのパッケージは、非常に簡素。セット内容は以下の通りです。
パッケージ内容
✅本体
✅解説書、お知らせ、保証書
以上の通り、ほぼ本体だけの内容。保護フィルムやケース、充電器が付属しないので別途用意しましょう。
▽軽さ&薄さを最大限生かせるアラミドケースがオススメ!
▽シズカウィルのフィルムは、クリーニングキット付きで貼りやすい!
Xperia 5 IVの処理性能・動作・ゲーム性能をチェック
AnTuTuベンチマークは93万点!日常動作でもじんわり温かい
Xperia 5 IVは「Snapdragon 8 Gen 1」というSoC(CPU)を搭載しています。これは、先に発売されたXperia 1 IVと同じものです。
AnTuTuベンチマークでは約93万点と高い数値を記録しました。

※GIF動画にしてあるので、解像度およびフレームレートは低下しています。
流石ハイエンド端末といったスコアで、日常使用で待たされることはほぼ無いでしょう。しかし、このSoCは発熱の強さやバッテリー消費の多さといった悪い点でも知られます。
Xperia 5 IVも例に漏れず、発熱はしっかりあります。日常使用で極端に発熱することはないものの、Twitterや動画再生、長時間の使用は全体的にじんわりと熱くなります。
またこの発熱はカメラ使用時に厄介で、強い日光下で使用しているとカメラアプリの挙動が乱れ、撮った写真が保存できなくなるというような問題も発生しました。
パフォーマンス優先モードなら「原神」がヌルヌル動く
Xperia 5 IVには「ゲームエンハンサー」という機能があり、ゲーム時に「パフォーマンス優先」「バランス」「省電力優先」の3つのモードが選べます。
「バランス」「省電力優先」は性能の制限が厳しいのですが、「パフォーマンス優先」であればほとんど制限をかけないため3Dゲームがヌルヌル動きます。
最も重いと言われる「原神」の場合、最高設定&60FPS設定で1時間続けてプレイしても快適に動作します。ただし、発熱も相応に強くバッテリー消費もかなり大きいです。ゲーミングクーラーを使用して冷却しなければ、バッテリーへの影響が心配です。
なお、「バランス」の場合は10分もたたない段階でスロットリング(性能制限)がかかり、「省電力優先」だと初めからかかっています。この2つだと快適に原神を最高設定で快適にプレイするのは無理なので、大人しく「パフォーマンス優先」にしましょう。
Xperia 5 IVのディスプレイをチェック
パンチホールのない鮮やかな有機ELで動画やゲームが楽しめる
Xperia 5 IVは、6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
解像度はフルHD+で、アスペクト比は21:9と縦長です。
昨今のスマホのほとんどで採用されているノッチやパンチホールはなく、上部のベゼルにカメラが収められています。そのため、遮るものが全くない状態で映像やゲームが楽しめます。
発色はしっかり鮮やかですが、妙に濃いということもなく色再現性が優れている印象です。
また、最大120Hzの高リフレッシュレートにも対応しているので、滑らかなブラウジングやTwitterが楽しめます。ただし発熱が強くなるとリフレッシュレートにも制限がかかる問題があります。
輝度は高めで直射日光下でも見えるレベル
画面輝度は高めで、野外でも全く見えなくなるということはありません。かなり強い日差しがあると流石に少しは見にくくなりますが、文字は十分に確認できると思います。
Xperia 5 IVのカメラをチェック
メイン+超広角+望遠の3眼構成。メインカメラにはOISもあり
「Xperia 5 IV」は背面にツァイスレンズを備えたトリプルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。
カメラ構成
・メイン(広角):1,220万画素+OIS
・超広角:1,220万画素
・望遠(×2.5):1,220万画素
Xperia 5 IIIにあった可変式ペリスコープ望遠(×2.9/×4.4)は廃止され、通常の望遠(×2.5)となっています。また、メインカメラセンサーは2世代前から変更がなく、1/1.76インチの「IMX 557」です。
他社のハイエンド機がこぞって1~1/1.3インチのセンサーを採用する中で、Xperia 5 IVは正直ハード的にはかなり物足りません。

それでは、以下カメラで実際に撮影した作例を御覧ください。
ギャラリー
見たままに近い色合いで撮れるカメラ
Xperia 5 IVはオート撮影で派手な色合いではなく、見たままに近い色合いを表現します。
他社のスマホでは当たり前のようにある自動で色を補正する機能は無く、あくまで自然な写真を仕上げるといった印象です。

PhotoProで、自分がより納得できる写真が撮れる
Xperia 5 IVは、SSやISOだけでなく色合い等も細かい調整が可能な「PhotoPro」により、より自分好みの写真を撮影することができます。

より見たままに近い色味に調整して撮影

黒潰れしないよう測光モードで撮影

超解像ズームで、高い望遠性能を発揮
Xperia 5 IVは望遠カメラを搭載しており、最大7倍ズームが可能。さらに、デフォルトでONになっている「超解像ズーム」機能により、ハードだけでなくソフトの面でもズーム撮影時の解像感を高めています。
以下、メインカメラ(1倍)と、高解像ズーム(2, 3, 4, 5, 10倍)の作例です。1~2.4倍はメインカメラ、2.5倍以降が望遠カメラとなります。
▽1、2倍

1倍(メインカメラ)

2倍(メインカメラ)

2.5倍(望遠カメラ)
メインカメラによるデジタルズームは、徐々に解像感が落ちるものの十分な性能です。以下は、望遠カメラに切り替わる2.5倍以降の作例です。
▽2.5、3、4、5、6、7倍

2.5倍(望遠カメラ)

3倍

4倍

5倍

6倍

7倍
超解像ズームのおかげで、解像感は非常に良好。写真に写る枯れ草のような被写体は、シャープネスが強すぎるとガビガビになり、弱いとボヤッとしてしまいますが、Xperia 5 IVは優れたディティールを保っているように思います。

超広角カメラの画質は良好。ただしダイナミックレンジは狭い
Xperia 5 IVは、1,200万画素の超広角カメラも備えているので、メインカメラよりも広い画角で撮影できます。

メインカメラ

超広角カメラ
超広角カメラは日中であれば普通に撮れる性能。メインカメラよりも広い画角を写真に収めることができます。ただし、メインカメラよりもダイナミックレンジが狭いので、白飛び・黒潰れしやすくなります。

手触れ補正と、被写体検知能力は優秀
Xperia 5 IVはメインカメラにOIS(光学式手振れ補正)を備えています。

※GIF動画にしてあるので、解像度およびフレームレートは低下しています。
そのため、歩いたり走ったりしながらでも手振れの少ない動画を撮影することができます。
また、人間や動物の瞳へのオートフォーカス機能、または自分でピントを合わせた部分を追い続ける機能が備わっています。

※GIF動画にしてあるので、解像度およびフレームレートは低下しています。
これにより、動く被写体であっても適切にピントを合わせ続け、動画・写真を撮影できます。

HDR性能は控えめ。極端な環境では上手く撮れない
Xperia 5 IVは、白飛びや黒潰れを抑えるHDR機能を備えていますが、他社と比べてあまり強くありません。


←Pixel 7 Pro:Xperia 5 IV→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
太陽光を直接捉えてしまう環境であれば、白飛びや黒潰れが目立ちます。一方、ツァイスレンズのおかげなのか、レンズフレアが抑えられているのは良いところです。
そもそもXperia 5 IVはセンサーサイズが約1/1.7インチと小さく、ダイナミックレンジが狭いため、他社のハイエンドスマホのような「どんな環境でも撮れる」というような方向性とは真逆の立ち位置です。

夜景性能は非常に低い
Xperia 5 IVは、他社の夜景モードに相当する機能を備えていません。オートやベーシックモードで露光時間を調節はしてくれますが、AIによる補正はありません。
以下の画像は、露光時間を調整しなかった写真と、調整された写真の比較です。


←非調整:調整→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
そのままだとノイズまみれの汚い写真になりますが、露光時間が長くなることでノイズが減り全体的に明るく撮れます。一方、そのデメリットとして白飛びが激しくなります。
また、手振れ補正が弱いようで、何枚か写真を撮るといくつかブレブレの写真も撮れていました。
Xperiaが売りにしている細かいマニュアル設定で撮ることもできますが、そもそものセンサーの小ささが足を引っ張ります。当然ながら、SSを落とせばブレが激しくなり、ISO感度を上げればノイズが目立つようになります。


←Pixel 7 Pro:Xperia 5 IV→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
価格の近いPixel 7 Proと比較しても、Xperia 5 IVの細部のノイズの多さは明らかです。


←Pixel 7 Pro:Xperia 5 IV→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
また、光が極端に少ない超低照度環境ではほとんど何も写りません。
三脚を使ってSSを落とせばもっと綺麗に撮れると思いますが、「手持ちで綺麗に撮れる」のがスマホカメラの本質なので、それでは本末転倒です。

発熱が強く、強い日差しの下での撮影は難あり
Xperia 5 IVは、発熱問題で評判の悪い「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載しています。
また、小型で軽量薄型のXperia 5 IVは、十分な放熱面積も放熱機構も不足しているのは明らかで、発熱が目立ちます。
これはカメラ撮影においても悪影響を及ぼしており、強い日差しの下で撮影していると、「写真が保存できない(端末自体の再起動をしないと直らない)」、「カメラプリの強制終了(冷えるまで使えない)」といった問題が発生しました。
強い日差しの下だと冷やすのがそもそも困難なため、一回こうなってしまうと長時間撮影することが困難になります。冬であれば重大な問題にならないでしょうが、夏は深刻な問題となるでしょう。
Xperia 5 IV カメラ総評:良いところもあるが悪いところが目立つ
Xperia 5 IVのカメラ性能の総評については以下の通り。メリットとデメリットに分けています。
メリット
✅自然な色合いで撮れるカメラ
✅高解像ズームで、望遠の解像感〇
✅OISがあるので動画の手振れ補正は優秀
✅オートフォーカス機能が優秀なので、ピンボケしにくい
✅PhotoProで細かい調整が可能
デメリット
✅ダイナミックレンジが狭い。HDRも控えめ
✅夜景性能は非常に低い
✅発熱が強く、アプリが強制終了してしまう
✅センサーが小さいので、他社ハイエンドに全体的な画質で劣る
Xperia 5 IVのカメラ性能を一言でまとめると、良い部分と悪い部分が極端に混在しています。
メリットで書いた「超解像ズーム」やオートフォーカス機能などは非常に優れていると感じます。一方、ハード性能やAIによる処理は他社ハイエンドよりも低く、致命的なのが発熱の強さです。
未だに2世代前から使っている小型センサーから変更がないことや、発熱問題を抱えているSnapdragon 8 Gen 1等のハードの問題が、足を引っ張っているように思います。
また、AIによる処理や補正がないので、他社のように簡単かつ快適に綺麗に撮ることはできません。PhotoProを使っても、他社よりも弱いハードの問題を根本的に改善できるわけではありません。
AIではなくマニュアル撮影を重視するという方向性を否定はしませんが、そこまでするなら、やはりなるべく良いハードで撮りたいというのが正直な気持ちです。
Xperia 5 IVの音響をチェック
最高の音質が楽しめるスピーカー
Xperia 5 IVのスピーカーは、画面の上部と下部のフチに配置されている「フルステージステレオスピーカー」となっています。
スマホのスピーカーとして音質は「極上」の一言。クリアなだけでなく音の深みも抜群で、最大音量も十分大きいです。また、いずれも正面に配置されていることもあり、優れたバランスのサウンドが楽しめます。

イヤホンジャックあり。ハイレゾ相当コーデックに対応
天面には3.5mmイヤホンジャックを備えているので、有線イヤホンが問題なく使用可能です。
また、無線イヤホンも高音質コーデックのLDACやaptX Adaptive対応なので、ハイレゾ相当の音質で音楽を楽しむこともできるのが嬉しいポイントでしょう。
加えてSONY独自の空間オーディオ「360 Upmix」や、圧縮音源をAI技術で高精度にアップスケールする「DSEE Ultimate」といった音楽を最高に楽しめる機能が目白押しです。
更にXperia 5 IVが素晴らしいのはAmazon MusicのSRC(Sampling Rate Converter)を回避できる点。多くのスマホは、SRCにより24bit/96kHzのウルトラHD音源をそのままの状態でストリーミング再生できず、24bit/48kHzとなってしまいます。
Xperia 5 IVは上記の独自機能と、SRCを回避しストリーミングでも24bit/96kHzで再生できるという点で、最高のストリーミング・ミュージックプレーヤーとして機能します。

Xperia 5 IVのバッテリー・充電をチェック

Type-Cだけでなく、ワイヤレス充電も対応
バッテリー持ちを検証。あまり持たない
Xperia 5 IVは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
バッテリーを100%にし、Amazon Prime Videoを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。競合機種との比較表は以下の通りです。
機種 | スペック | 1時間後 | 2時間後 |
Xperia 5 IV | Snapdragon 8gen1, FHD+ / 120Hz | 93% | 85% |
Xiaomi 12T Pro | Snapdragon 8+gen1, 1.5K / 120Hz | 97% | 90% |
POCO F4 GT | Snapdragon 8gen1, FHD+ / 120Hz | 94% | 82% |
Xperia 10 Ⅳ | Snapdragon 695, FHD+ / 60Hz | 95% | 90% |
バッテリー持ちはあまり良くない結果となりました。少なくとも動画再生時の燃費は悪く、普通に使う分には1日は持ちますが、他の製品と比べても決して良くはありません。
これは、電力消費効率の悪いSnapdragon 8 Gen 1を搭載している弊害でしょう。なお、独自機能である動画の高画質処理をオンにした状態だと、1時間後で90%、2時間後で80%となりました。

充電速度を検証。1時間で80%以上充電できる
Xperia 5 IVは最大30Wの急速充電に対応しています。そこで、Ankerの急速充電器を用いて、バッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました。
詳細は以下の通り。バッテリー容量が同じで、それぞれ充電出力が異なる「moto g52j 5g(15W)」「Redmi Note 11 Pro 5G(67W)」と比較しています。
充電時間 | Xperia 5 IV(30W) | moto g52j 5g(15W) | Redmi Note 11 Pro 5G(67W) |
30分 | 52% | 33% | 84% |
43分 | / | / | 100% |
1時間 | 83% | 64% | / |
1時間30分 | 99% | 85% | / |
1時間36分 | 100% | / | / |
2時間 | / | 96% | / |
2時間22分 | / | 100% | / |
2時間30分 | / | / | / |
2時間50分 | / | / | / |
※Redmi Note 11 Pro 5Gは専用67W充電器で充電しています。
Xperia 5 IVの満充電にかかる時間は約1時間36分でした。充電速度は公称以上で、30分で52%、1時間あれば80%以上充電できます。その後はバッテリーの劣化を防ぐために速度が徐々に落ちていく仕様です。

また、Qiワイヤレス充電にも対応していますが、有線・無線ともに充電器は付属していないので別途用意が必要です。
Xperia 5 IVの指紋認証をチェック
Xperia 5 IVは側面指紋認証に対応しています。
電源ボタンが指紋センサーを兼ねており、押さずとも触れるだけでロックが解除されますが、押し込みで解除されるようにする設定もあります。

認証速度も速めで、精度も優れています。認証でストレスを感じることはほとんどないでしょう。
また、元々の横幅が狭いおかげで、左手持ちまたケースを着けても指紋認証が使いやすいのがメリットです。
Xperia 5 IVのよくあるQ&A
Q1.おサイフケータイに対応?
A. Xperia 5 IVは、非接触型決済「FeliCa(おサイフケータイ)」を搭載しています。これにより、駅の改札口やコンビニ等、様々な場所で素早い支払いが可能です。
Q2. 防塵・防水性能は?
A. Xperia 5 IVの防塵防水性能は「IP68」相当の最高レベル。完全な防塵構造で、水面下での使用が可能となっています。
・IP6X:粉塵の侵入が完全に防護されている
・IPX8:水面下での使用が可能

Q3. 顔認証は対応?
A. Xperia 5 IVは顔認証には非対応です。顔認証も使えると指が濡れていたり汚れていたりする時に便利なのですが、この点は残念な仕様となっています。
Q4. SIMとmicroSDの仕様は?
A. Xperia 5 IVは物理式のnanoSIM、データ式のeSIM、microSDにそれぞれ一つずつ対応。microSDによる容量拡張は最大1TBもあるので、たくさんデータを保存する人でも安心です。
なお、SIM+microSDスロットは爪をひっかけて簡単に開けられるタイプです。

Xperia 5 IV スペック表
Xperia 5 IVのスペックは以下の通りです。
Xperia 5 IV | |
OS | Android 12 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 1 |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB 最大1TBのmicroSD等に対応 |
画面 | 6.1インチ, 有機EL 解像度 FHD+, アスペクト比 21:9 リフレッシュレート 最大120Hz |
アウトカメラ | メイン (広角) 1220万画素 超広角 1220万画素 望遠 (x2.5) 1220万画素 |
インカメラ | 1220万画素 |
電池 | 5000mAh, 30W有線充電, Qiワイヤレス充電 |
音響 | ステレオスピーカー 3.5mm イヤホンジャック |
生体認証 | 側面指紋 |
おサイフ ケータイ | 対応 |
防塵防水 | IP68 |
5G (楽天版) | n3 /n28/n41/n77/n78/n79 |
4G (楽天版) | FDD-LTE: 1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28 TD-LTE: 38/39/40/41/42 |
寸法 | 156 × 67 × 8.2mm, 172g |
本体色 | ブラック / エクリュホワイト等 |
その他 | デュアルSIM (nanoSIM ×1, eSIM×1) |
通常価格 | 楽天: 119,900円 (各販路で最安) |
ソース:SONY
Xperia 5 IV レビューまとめ:メリットとデメリット
Xperia 5 IVのレビューをお届けしました。実際に使ってみて感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
✅小型軽量で持ちやすい
✅FeliCa・防水・microSD・イヤホンジャックが使える
✅画面・スピーカーは最高に良い
✅独自音響機能やSRC回避がめちゃくちゃ良い
✅カメラのオートフォーカス機能が良い
✅無線充電が使いたい
デメリット
✅バッテリー持ちがあまり良くない
✅発熱が強いのでゲームは外付けクーラー推奨
✅発熱のせいでカメラアプリが不具合を起こす
✅頑張って撮ってもハードの弱さが足を引っ張るカメラ
✅顔認証がないのが少し不便
一言でまとめると「メリット・デメリットが非常に極端なスマホ」です。
小型軽量で持ちやすい貴重なハイエンドスマホであり、オーディオ・ビジュアル面では最高クラスの一角と言っていいでしょう。独自の音響技術も非常に優れており、イヤホンジャックも使えます。
一方、発熱の強さやバッテリー持ちの悪さが懸念点で、カメラも良い部分と悪い部分が非常に極端です。少なくとも簡単に綺麗に撮れるとは真逆ですし、頑張って設定して綺麗に撮っても、ハードとAIで優るPixel 7 Pro等の他社製品を画質で超えられません。
こうしたデメリットを踏まえても尚メリットに魅力を感じる人なら購入しても損はないでしょう。筆者もメリットを強い魅力に感じて購入しています。
Xperia 5 IVは楽天モバイルで購入するのがお得!!
Xperia 5 IVは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで販売されています。各社の価格は以下の通りです(全て税込)。
ドコモ:137,280円
au:134,900円
ソフトバンク:147,600円
楽天:119,900円
価格は楽天版が最もお得で、対応バンドも広く後から困りません。また、楽天系のプリインストールアプリも、一部を除いてほとんどアンインストール可能です。
また、楽天ではプランセット値引き(-16,000円)や、最大3,000円相当のポイント還元もあり、実質100,900円で購入することも可能です。購入は以下のリンクからどうぞ。