日本発売される「Xiaomi Smart Band 7 Pro」をご提供いただけたので、先行レビューをお届けします。

ジャンプできる目次
Xiaomi Smart Band 7 Proはこんな製品(特長・価格など)
主な特徴
Xiaomi Smart Band 7 Proの主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅高精細の1.64型AMOLEDディスプレイ
✅AOD(常時表示)機能
✅GPS等5種類の衛星測位
✅Alexa音声アシスタント
✅150種類以上のウォッチフェイス
✅SpO2・心拍数・睡眠・ストレス計測
✅110種類以上のスポーツモード
✅ストラップ込み約31gと軽量
✅通常使用で12日間のバッテリー持続
✅5ATM防水対応
シャオミのバンドタイプのスマートウォッチとしては、最上位のモデル。GPSやAlexa音声アシスタントに対応しています。
筆者はグローバル版をいただいていますが、技適があるため日本で問題なく使うことができます。
Xiaomi Smart Band 7との違い
通常モデルの「Xiaomi Smart Band 7」との主な違いは次の通りです。
・長方形の大型ディスプレイ搭載
・GPS等5種類の衛星測位に対応
・Alexa音声アシスタントに対応
・ボディの上半分が金属製に
・バッテリー持続が減少(14日→12日)

ディスプレイサイズを実機で比較するとこんな感じ。丸みを帯びかなり縦長のXiaomi Smart Band 7に対し、Xiaomi Smart Band 7 Proは横に拡張し角ばったディスプレイとなっています。
なお、重量(ストラップ込)の違いは以下の通りです。
Xiaomi Smart Band 7:約26g
Xiaomi Smart Band 7 Pro:約31g

価格・セール情報
Xiaomi Smart Band 7 Pro 日本版の価格は税込1万4,800円です。
Xiaomi Smart Band 7 Pro セット内容
Xiaomi Smart Band 7 Proは、シリーズおなじみの黒いパッケージ。しかし、Proモデルらしく少し高級感のあるイメージが描かれています。
中身は本体の他、ストラップ(装着済)、専用の給電ケーブル、解説書となっています。
解説書に日本語はありませんが、本体は日本語表示に対応しています。
Xiaomi Smart Band 7 Pro 本体をチェック
Xiaomi Smart Band 7 Pro 本体部分のサイズは、縦44.7mm、横幅28.8mm、厚み11mmです。
通常モデルと比べると横幅が大きくなっているものの、重量はストラップを含めても約31g程度なのでずっと着けていても違和感がありません。
ボディの上半分は金属製となっており、オール樹脂の通常モデルよりも高級感があります。
ストラップはTPU製で、さわり心地は非常によくサラサラした質感。長さは130mm - 205mmとなっており、腕が細い人から太い人まで合いそうです。
背面には各種センサーや、充電端子があります。充電は付属の専用ケーブルが必須なので注意しましょう。
また、ストラップはボタンを押して外すことができます。付属するストラップは一種(ホワイト or ブラック)ですが、その他にグリーン、オレンジ、ピンク、ブルーがあり、グリーンとグレーのレザーバンドもあります。
Xiaomi Smart Band 7 Proを実際に使ってみた
それでは、Xiaomi Smart Band 7 Proを実際に使ってみた感想です。
明るく大きなディスプレイが見やすい
Xiaomi Smart Band 7 Proは長方形の1.64インチ大型AMOLEDディスプレイを搭載しているため、非常に見やすいです。
各種アプリ・機能も2列で表示されるため、情報量の多さ・視認性の高さが魅力です。

なお右からのスワイプで呼び出すウィジェットや、下から呼び出すアプリ一覧は各種機能の並び替えが可能です。
Xiaomi Smart Band 7 Proは、1~5段階の手動調整のほか自動輝度調節に対応。最大輝度は500nitsで、日中でもある程度は見えるレベルです。なお通常モデルも最大輝度は同じです。
AOD(常時表示)機能に対応
Xiaomi Smart Band 7 Proは、通常モデルと同じくAOD(常時表示)機能に対応しています。

AODからの遷移
AOD時は簡易的に時間を表示。設定した時間帯で、腕を持ち上げずとも時間を確認できるので非常に便利な機能です。

通知画面は見やすいが、各アプリの専用アイコンなし
Xiaomi Smart Band 7 Proは、画面の大きさゆえ文字も大きく見やすいです。
ただし、LINEやTwitter、Gmailアプリ等で受信してみましたが、各種アプリのアイコンはすべて同一のようでした。

スクロールは全体的に滑らかですが、通知欄を呼び出す時だけ一瞬モタつくのが気になりました。

ウォッチフェイスはかなり多い
Xiaomi Smart Band 7 Proのウォッチフェイス(文字盤)は150種類以上とのことですが、実際に数えてみると181種類ありました。以下はその抜粋です。
これだけあれば何かしら気に入るウォッチフェイスが見つかることでしょう。

柔らかいストラップで着け心地良好
Xiaomi Smart Band 7 Proの付属ストラップはTPU製です。
通常モデルと比べるとストラップが柔らかくなっており、すべすべした質感が気に入りました。
GPS等5種類の衛星測位に対応
Xiaomi Smart Band 7 Proは、GPS等5種類の衛星測位に対応しているため、バンドだけで走ったルートなどを記録することができます。
詳細なルートはスマホで確認可能で、大きなずれもなく正確に軌跡を記録していました。
Alexa音声アシスタントに対応
Xiaomi Smart Band 7 Proは、Alexa音声アシスタントに対応しています。喋るだけでタイマー設定や天気の確認をすることができます。
とは言え、Alexaを呼び出すためには画面操作が必要なので、専用あるいは機能を割り当てる物理ボタンがあると便利だと思いました。
通常モデルと変わらない5ATM防水に対応
Xiaomi Smart Band 7 Proは、50m相当の浸水にも耐える「5ATM防水」対応です。
汗や雨、少し水がかかった程度なら特に問題なし。試しに1分ほど流水にさらしてみましたが特に問題なく動作しています。

※あくまで真水に対する防水のため、熱いお湯や温泉は自己責任でお願いします。
バッテリー消費は多め。AOD機能の使用は注意
バッテリー持続は、一般的な使用で12日間・ヘビーな使用で6日間とのことです。
まずは、超ヘビーと思われる設定で使用したところ、1日で約25%消費しました。この設定だと4日はギリギリ持たないレベルです。
設定
画面輝度:オート
AOD:12時間
心拍数:オン(自動モニタリング)
睡眠:オン(高度なモニタリング)
血中酸素:オン(終日)
ストレス:オン(終日)
次に、最もバッテリーを消費すると思われるAODをオフにて使用したところ、1日で約15%消費しました。この設定だとちょうど6日以上は持つ計算です。
なお、血中酸素の自動計測を切って使用してみましたが、バッテリー消費にはほとんど影響がありませんでした。やはり、AODが最も大きくバッテリーを消費しているようです。
まだ他の設定を試せていませんが、12日間持たせるためには輝度を最低にするか、複数の自動計測をオフにして使用する必要があることは間違いないでしょう。

詳細な健康・スポーツデータを記録
Xiaomi Smart Band 7 Proは、110種類以上のスポーツモードや心拍数・睡眠・血中酸素(SpO2)、ストレス計測に対応。これらのデータを収集してアプリで詳細を確認することができます。
健康計測機能は、頻度やアラート値などの調節が可能です。
一つ一つのデータの詳細をそれぞれ確認することができます。また、友人一人とワークアウトの成果を競う「コンペティション」機能にも対応しています。

Xiaomi Smart Band 7 Proのスペック
Xiaomi Smart Band 7 Proのスペックは以下の通りです。
Xiaomi Smart Band 7 Pro | |
画面 | 1.64型, AMOLED 画素密度 326ppi 解像度 280 x 456 |
センサー | 加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、 心拍・血中酸素センサー、環境光センサー |
衛星測位 | GPS / BeiDou / GLONASS / Galileo / QZSS |
防水 | 5ATM |
電池 | 235mAh 充電時間:約60分 |
寸法 | 44.7×28.8×11mm |
本体重量 | 20.5g(ストラップ除く) |
色 | 本体:ホワイト、ブラック TPUストラップ:ホワイト、ブラック、 グリーン、オレンジ、ピンク、ブルー、 レザーストラップ:グリーン、グレー |
その他 | Bluetooth 5.2 |
対応システム | Android6.0 または iOS12以降 |
初回セール価格 | 64ドル(約9,200円) |
ソース:Xiaomi
Xiaomi Smart Band 7 Pro レビューまとめ:良いところ・残念なところ
以上、Xiaomi Smart Band 7 Pro グローバル版の先行レビューでした。
使ってみてよかったと感じた点は以下の通りです。
ポイント
・金属製ボディで見た目が良い
・大きく見やすい画面
・ウォッチフェイスがかなり多い
・衛星測位、Alexa対応
一方、残念に感じた点は以下の通りです。
注意ポイント
・各アプリの通知アイコンがすべて同じ
・バッテリー持ちはあまり良くない(特にAOD時)
・Alexaを呼び出すには画面操作が必要
以上の通り、製品自体の見た目の良さや、大きな画面の情報量の多さ、そして衛星測位やAlexa対応などProモデルに恥じないスマートバンドとなっています。
一方、バンドタイプの製品としてはバッテリー持ちがあまり良くないことや、LINEやTwitter等の専用アイコンが用意されていないこと等が気になりました。
とは言え、全体的には昨日の豊富さや画面の綺麗さ等の満足度が高く、十分オススメできる製品と感じました。Xiaomi Smart Band 7 Pro 日本版の価格は税込1万4,800円です。