シャオミが2022年に日本で発売したハイエンドモデル「Xiaomi 12T Pro」のオープンマーケット版に、「MIUI 14 / Android 13」アップデートの配信が間もなく始まるようです。
シャオミ・ジャパンの公式X(旧Twitter)アカウントで告知されています。
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グローバルに遅れること6ヶ月半。ついにMIUI 14が到来
日本でのXiaomi 12T Proは、ソフトバンク版とオープンマーケット版の二つがあり、9月頭にはソフトバンク版がアップデートされていました。
▽【超速報】Xiaomi 12T Pro ソフトバンク版に「MIUI 14 / Android 13」アップデート配信開始!
このタイミングではオープンマーケット版にアップデートが無かったのですが、今回、シャオミ・ジャパンは10月中旬から順次アップデートが始まると告知しています。
Xiaomi 12T Pro(オープンマーケット版)は、
10月中旬から順次ソフトウェアアップデートを予定しております。更新されるソフトウェアには、MIUI14などより快適にご利用いただくための改善内容が含まれております。
アップデート開始までしばしお待ちくださいますようお願い申し上げます。… pic.twitter.com/y7ONBbgkZl
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) October 2, 2023
MIUIはシャオミ独自のAndroidベースのカスタムOSで、MIUI 14は現時点での最新版。新機能やバグ修正、パフォーマンスの改善に加え、新しいデザイン要素とインターフェース、既存アプリと機能の改善等も含まれます。
Xiaomi 12T Proのグローバル版には今年2月にアップデートが配信されていました。これに遅れること約8ヶ月、ようやく日本のオープンマーケット版もMIUI 14へアップデートされることになります。
日本でのアップデートがこれほど遅れたのには、FeliCa搭載という日本独自仕様であることやソフトバンクとの兼ね合いといった背景が考えられます。
しかし、定期的なアップデートはユーザー体験を向上させるためには必須。12月には後継機の「Xiaomi 13T Pro」および「Xiaomi 13T」が日本で発売される予定で、これらには迅速なアップデートを期待したいと思います。
▽Xiaomi 13T / 13T Proどちらも日本投入!各販路にて12月上旬以降順次発売。
なお、Xiaomi 12T Proは、Android 12をベースとしたMIUI 13をプリインストールしており、MIUI 14 / Android 13へアップデートされていない場合は、現在もこのままです。
シャオミのスマートフォンとしては2億画素のカメラを初めて搭載。更に非常に処理性能が高いSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」や、1.5K解像度の有機ELディスプレイ、120W急速充電対応の5,000mAh大容量バッテリーを搭載するハイエンドモデルです。
MIUI 14の詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
※ハイエンド機種のみの機能と思われる。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
ソース:X