シャオミのサブブランド「Redmi」の次期フラッグシップモデル「Redmi K70 Pro」は、SoCに「Snapdragon 8 Gen 3」や16GBの大容量メモリを備えているようです。
中国の有力リーカー「デジタルチャットステーション(数码问话站)」氏が伝えています。
Redmi K70 ProはMIUI 15もプリインストール
デジタルチャットステーション氏が中国のSNS「Weibo」で伝えた情報によれば、Redmi K70 Proは、通常周波数3.19GHzの「Snapdragon 8 Gen 3」と16GBの大容量メモリを搭載し、Android 14ベースのカスタムOS「MIUI 15」をプリインストールしているとのことです。
同氏はGeekbench 5スコアのスクリーンショットも投稿に貼付しており、9448もの非常に高いVulkanスコアが確認できます。

画像出展:Weibo
このスクリーンショットには製品の型番およびコードネームも記載されており、「型番:23117RK66C」「コードネーム:manet(マネ)」がRedmi K70 Proであることを示しています。
また、同氏が共有したもう一つの画像には、GPUが「Adreno 750」であることも示されています。

画像出展:Weibo
Adreno 750は、クアルコムが間もなく発表すると見られるSnapdragon 8 Gen 3のGPUとされます。
これは、「Snapdragon 8 Gen 2」のGPU「Adreno 740」よりもさらに優れたGPUとして期待が高く、特に高負荷の3Dゲームにおいてその実力を発揮するでしょう。
また、開発中と噂されているMIUI 15をプリインストールしているという情報は初。これが事実なら、Redmi K70シリーズと同時か、それよりも先に発表されると見られる「Xiaomi 14」シリーズと共にMIUI 15が発表される可能性が高いでしょう。
▽Xiaomi 14は90W充電に対応の模様。早ければ今年10月に発表か
Redmi K70シリーズは今年末、Xiaomi 14シリーズは今年10月末にも中国で発表されると噂されています。
Redmi K70(POCO F6)シリーズの情報
Redmi K70シリーズについては、これまで「vermeer(フェルメール)」および「manet(マネ)」の2つのコードネームのモデルがあると伝えられてきました。
▽Redmi K70シリーズのスペックがリーク!Snapdragon 8 Gen 2 / 8 Gen 3を採用。2Kディスプレイや3倍望遠カメラも
今回、デジタルチャットステーション氏が伝えた情報が事実であれば、マネがRedmi K70 Proということなので、フェルメールがRedmi K70と考えられます。
これまでのリークによれば、Redmi K70 ProがSnapdragon 8 Gen 3、そしてRedmi K70がSnapdragon 8 Gen 2をそれぞれ搭載。その他、TCL CSOT(TCL華星光電技術)製の2Kディスプレイ、3倍の望遠カメラ、それぞれ90W・120Wの無線充電に対応した5500mAh前後のバッテリーを搭載していると伝えられています。

Xiaomi 13 UltraはTCL CSOT 2Kディスプレイを搭載
なお、Redmi Kシリーズはグローバルでは「POCO F」シリーズとして発売されるのが通例となっています。
以前、シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」が伝えた情報によれば、Redmi K70シリーズとして「23117RK66C」「2311DRK48C」「23113RKC6C」がIMEIデータベースに登録。グローバル向けには「2311DRK48G」「23113RKC6G」が登録されているとのことでした。
▽Redmi K70(POCO F6)シリーズがIMEIで確認!中国3機種、グローバル2機種で展開か。日本発売も期待
末尾のアルファベットは発売地域を表し、C=中国、G=グローバルです。すなわち、Redmi K70 Proである「23117RK66C」のグローバル向けの型番「23117RK66"G"」が無いため、Redmi K70 ProはPOCO Fシリーズとしてグローバルでは発売されない可能性が高いでしょう。
そのため、「2311DRK48G」「23113RKC6G」の二つが「POCO F6(仮称)」および「POCO F6 Pro(仮称)」として発表されるものと予想されます。