シャオミは今月中に「Redmi Note 13」シリーズを中国で発表すると明らかにしています。
正式発表に先駆けて情報が公開されており、今回「Redmi Note 13 Pro」シリーズ(ProおよびPro+と思われる)のカメラ性能が明らかになりました。
高速2億画素撮影、高倍率ロスレスズームが可能に
中国のSNS「Weibo」にて、Redmiブランドの公式アカウントが明らかにした情報によれば、Redmi Note 13 Proシリーズではメインカメラに、サムスン製「ISOCELL HP3 探索版」2億画素センサーを搭載します。
これは、従来のHP3センサーに独自の改良を加えた1/1.4型センサーです。本来のピクセルサイズは0.56μmと小さいながらも、16個のピクセルを一つにまとめるピクセルビニングにより、2.24μmもの大きなピクセルサイズで撮影できます。
加えてf/1.65の明るいレンズを備えているため、暗所でも高い性能を発揮することが期待できます。もちろん2億画素での撮影もサポートし、細部まで鮮明に描写することが可能とのことです。
また、特別な最適化により、2億画素モードにおける高速の撮影や、高い倍率での光学ロスレスズームも可能とのこと。具体的な撮影にかかる秒数やズーム倍率は現状不明ですが、これは発表会で明らかにされることでしょう。
強力なISPとソフトウェアでブレイクスルーを実現
以上のようなブレイクスルーは、ISP(イメージングプロセッサー)やソフトウェア面での進化により達成されたようです。
搭載するSoCはメディアテック製「Dimensity 7200-Ultra」で、「Dimenstity 9000」シリーズと同等の高性能ISPを備えているとのことです。
また、独自の画像処理アルゴリズム「Xiaomi Imaging Brain」を2億画素撮影に最適化し、サムスンの深層学習リモザイク技術も導入。これにより、2億画素撮影時における解像度、撮影速度、ズーム性能を大幅に向上したといいます。
これまでのRedmi Noteシリーズでも1億画素や2億画素の超高画素センサーが採用されてきましたが、数字ばかりが先行し中身が伴っていないという評価も多くありました。
今回、2億画素をフルに使った最適化が加えられたとのことで、これまでにない優れた撮影体験が期待できるでしょう。
ソース:Weibo