シャオミは2023年8月14日に新型折りたたみスマートフォン「Xiaomi MIX Fold 3」を発表すると明らかにしています。
これに先駆けてシャオミは本機のプロモーションを開始しており、2つの望遠カメラで撮られた作例が公開。また、折りたたみ機構を利用した新機能も明らかになりました。
ウォーターマークからカメラスペックが判明
Xiaomi MIX Fold 3は、Leica(ライカ)監修のクアッドカメラを搭載していることが明らかになっています。
また、4つのカメラのうち2つは3.2倍(75mm)望遠、5倍(115mm)のペリスコープ望遠であることが分かっています。今回公開された作例はこの2つの望遠カメラのものです。
「Xiaomi 13 Ultra」からライカとの協力によるカラーイメージを踏襲。見事な陰影が印象的な作例となっていますが、夕刻というカメラにとっては厳しいシーンながら、明らかな黒潰れもなくダイナミックレンジの広さを感じさせます。
また写真につけられたウォーターマークからカメラスペックも明らかに。75mmの望遠カメラはf/2.0の明るいレンズ(低いほど明るい)を採用。115mmのペリスコープ望遠はf/2.92となっていますが、F値を下げることが難しいペリスコープ望遠としては十分低い数値となっており、どちらも明るく撮ることに注力していることが分かります。
現時点でメインカメラと超広角カメラの詳細は明らかになっていませんが、望遠と同様に明るいレンズを採用していることでしょう。
なお、作例は他にも公開されているので、シャオミの公式Weiboアカウントの投稿でご確認ください。
新機能「ホバリングカメラモード」
さらにXiaomi MIX Fold 3の新機能「ホバリングカメラモード」の情報が明らかになりました。
これは、折り曲げた画面の上半分でカメラに映る被写体の表示、下半分で操作を行える機能のようです。
こうした機能は、SamsungのGalaxy Z Fold シリーズにおける「フレックスモード」と同様のものです。

Galaxy Z Fold 4
ただし、Galaxy Z Foldのフレックスモードは、カメラだけでなく動画アプリでも使うことができ、スタンド無しで立て掛けてコンテンツを楽しむことができます。Xiaomi MIX Fold 3も様々なアプリでホバリングモードが使えるなら、これまでよりも優れた機能性を持つ大画面デバイスとなりそうです。
なお、Xiaomi MIX Fold 3を含む新製品発表会は、中国にて2023年8月14日20時(日本時間)からされています。
中国外にも向けてYouTubeでも配信されるとのことですが、これまでの情報によれば、Xiaomi MIX Fold 3らしき中国外向けの型番やファームウェアは確認されていないため、グローバル向けにも発表はするが発売はしないという可能性が高そうです。
ソース:Weibo