シャオミの新型スマートフォン「Xiaomi 13T Pro(仮称)」の日本向けと見られるモデルが、ドイツの第三者認証機関「TÜV SÜD(テュフズード)」の認証情報から確認されたようです。
インドのウェブデベロッパーで海外メディア「Gizmochina」等に記事を寄稿している「Simranpal Singh(Twitter: @simransingh931)氏が伝えています。
日本向けの型番・ROMあり
これまでの情報によれば、「Xiaomi 13T」の日本向けキャリアフリー(SIMフリー)版と見られる型番「2308EPN60R」がIMEIデータベース等から確認されています。
▽【朗報】Xiaomi 13Tが日本発売へ。Snapdragon 7+ Gen 2を搭載するモデルに?
今回、テュフズードの認証を通過していることが伝えられた型番はこれとは異なり、「23088PND5R」および「A301XM」です。
Xiaomi 23088PND5R and A301XM appear on TUV Certification. #xiaomi #tuv #redmi #poco pic.twitter.com/DlLVMzc5Rl
— Simranpal Singh (ਸਿਮਰਨਪਾਲ ਸਿੰਘ) (@simransingh931) July 3, 2023
前者の型番に含まれる「8PND5」は、Xiaomi 13Tの上位機種である「Xiaomi 13T Pro(仮称)」を指すとされています(グローバル向けが「23078PND5G」)。また、末尾の「R」は日本向けの製品につけられるアルファベットです(R:Riben=リーベン、中国語で「日本」)。
そして、後者の型番「A301XM」は、シャオミのソフトバンク版端末の型番規則と合致します(A001XM=Redmi Note 9T、A101XM=Redmi Note 10T、A201XM=Xiaomi 12T Pro)。

「神ジューデン」の触れ込みでソフトバンクから発売された「Xiaomi 12T Pro(A201XM)」
これらの情報を総合すると、Xiaomi 13TおよびXiaomi 13T Proの日本発売が準備されている可能性が非常に高く、後者についてはキャリアフリー版だけでなくソフトバンク版も準備されているようです。
また、日本独自の型番を持つ端末の多くがFeliCa(おサイフケータイ)を備えていることから、これらのモデルも同様の機能を備えている可能性が高いと考えられます(搭載しない例も一部あり「M2101K6R:Redmi Note 10 Pro」)。
Xiaomi 11Tシリーズは無印/Pro両モデルのキャリアフリー版が日本で発売されましたが、Xiaomi 12TシリーズはProモデルのみがキャリアフリー版/ソフトバンク版で発売されました。今回の情報が事実であれば、Xiaomi 13Tシリーズはより広い販路で日本展開されることになりそうです。
Xiaomi 13Tシリーズのスペック、発表時期
これまでの情報によれば、Xiaomi 13T ProはSoCにMediaTek製「Dimensity 9200+」を搭載していると噂されています。
これに対し、Xiaomi 13TはQualcomm製のSoCを採用しているとされ、「Snapdragon 7+ Gen 2」あるいは「Snapdragon 8+ Gen 1」と予想されます。
同シリーズは9月前後にグローバルで発表されると見られますが、日本版がFeliCaを搭載するのであれば、これよりも遅くなる可能性が高いと思われます。
シャオミは現時点で日本向けとしては今年1機種のみ、しかもエントリー機種の「Redmi 12C」しか発売しておらず、多くのファンが退屈に感じていることでしょう。Xiaomi 13シリーズが日本でも発売されるのなら朗報です。
▽Xiaomi 12T Pro 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A
ソース:Twitter