シャオミが2022年に発売したハイエンドスマートフォン「POCO F4 GT」に新たなアップデートが配信されているようです。
本機は日本でも発売されているモデルです。詳細は以下から。
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バグ修正とセキュリティアップデート
2022年に日本を含む世界で発売されたPOCO F4 GTは、Android 12をベースとしたMIUI 13(for POCO)をプリインストールしていました。
当時最高性能のSoC「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載したハイエンドモデルで、120W急速充電対応の4,700mAh大容量バッテリーや、120Hzのリフレッシュレートに対応した6.67インチの有機ELディスプレイを搭載。その他、ゲーム用のLRトリガーやクアッドスピーカー、高周波のX軸振動モーターを搭載していました。
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、POCO F4 GT向けの新たなアップデートが配信されています。
画像出展:Xiaomiui
新たなアップデートのビルド番号は「V14.0.3.0.TLJMIXM」で、内容はいくつかのバグ修正とセキュリティアップデートとのことです。
POCO F4 GTは、今年1月の段階でAndroid 13ベースの最新カスタムOS「MIUI 14」にアップデートされています。日本で発売されているのはグローバルモデルと同様であり、日本発売製品としては初めてMIUI 14を受信した機種となっていました。
その他、いくつかの日本発売機種がMIUI 14にアップデートされていますが、日本独自仕様のファームウェアを使用しているものは遅れ気味。2021年のモデル「Xiaomi 11T Pro」や「Mi 11 Lite 5G」には配信されていますが、2022年のモデル「Xiaomi 12T Pro」や「Redmi Note 11 Pro 5G」は未だにMIUI 13のままです。
▽Redmi Note 11 Pro 5G 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A
日本独自仕様のファームウェアを使用するモデルは、その多くがFeliCa(おサイフケータイ)対応のもので、グローバルよりもアップデートが遅れる傾向にあります。これらの機種にも早期のMIUI 14の配信が待たれています。
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なお、MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンス等が改善されます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
ソース:Xiaomiui