今年4月に中国で発表された「Xiaomi Pad 6」がインドでも6月13日に発表されました。
本機はグローバルや日本での発売も期待されていますが、先行登場したインド版の価格をお知らせします。
Xiaomi Pad 6のインド価格は......
Xiaomi Pad 6はSoCに「Snapdragon 870」を搭載するハイスペックのタブレット端末です。
薄型軽量の一体型の金属製ボディを採用し、インドでも専用のキーボードやタッチペンも販売されるようです。
画面には、最大144Hzのリフレッシュレートや2.8K相当の解像度(2,880×1,800)に対応した11インチの液晶ディスプレイを採用。また、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーも搭載しており、迫力ある映像とサウンドを楽しめます。
その他、2日以上のバッテリー持続を謳う8,840mAhバッテリーを搭載。中国版では33Wの有線急速充電に対応していましたが、これについては未記載です。
前モデル「Xiaomi Pad 5」も中国以外では未記載でしたが、実際には中国同様に33Wの有線急速充電に対応していました。本機も同様の仕様なのかもしれません。
気になる価格ですが、インドでは通常価格と初回セール価格があります。詳細は以下の通り。
初回価格 | 通常価格 | |
6GB+128GB | 26,999ルピー (約4.7万円) | 39,999ルピー (約6.9万円) |
8GB+256GB | 28,999ルピー (約5万円) | 41,999ルピー (約7.2万円) |
これに対して、中国では6GB+128GBモデルが通常1,999元(約3.9万円)、初回1,899元(約3.8万円)でした。シャオミの本国、中国での価格より高めになってしまうのは致し方ないことですが、インドでは通常価格と初回セール価格が大きく異なるのが気になります。
これまでの情報からグローバルでも発売されるのは確実視されていますが、そうなれば日本での発売も期待が持てます。また、グローバルや日本で発売された場合、中国よりもインドの価格に近い設定となることが予想されます。
なお、「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載する上位モデル「Xiaomi Pad 6 Pro」については中国向けの型番しか確認されておらず、その他の地域では発売されないものと思われます。
Xiaomi Pad 6シリーズの主な特徴については、以下をご覧ください。
Xiaomi Pad 6シリーズの主な特徴
主な違い
無印モデルとProモデルの主な違いは、SoCとバッテリー容量、充電出力、カメラです。
SoCについては、Proが「Snapdragon 8+ Gen 1」、無印が「Snapdragon 870」を搭載。AnTuTuベンチマークでは、前者が110万点を超えるスコアで、後者は70万点程度となっています。
Proモデルに関しては、高負荷で知られるゲーム「原神」の最も重いと言われる地域「スメール」での30分間のランニングテストで、平均フレームレートは「58.7FPS」と非常に優れた結果を記録したとのことです。
また、8600mAhの大容量バッテリーを備えており、67Wの急速充電に対応。62分で100%の充電が可能とのことです。ディープスリープモードにも対応しており、スリープ状態で47.9日もの長時間バッテリーが持続するとしています。
なお、無印モデルについては、若干大きな8840mAhバッテリーを備えていますが、急速充電は33W。99分で100%の充電が可能で、スリープ状態で49.9日間バッテリーが持続するとのことです。
カメラについては、Proモデルが背面5000万画素、正面2000万画素。無印モデルが背面1300万画素、正面800万画素となっています。
主な特徴・価格
その他のスペックはほとんど共通です。
ディスプレイは11インチの大型液晶で、解像度は2.8K(2880x1800)。144Hzの高リフレッシュレートにも対応しており、ピーク輝度は550nitsです。
また、DCI-P3広色域や100億色の色表現、Dolby Visionに対応。TÜV Rheinlandによるハードウェアレベルの低ブルーライト認証、ダブルアイプロテクション認証を受けており、適切に目を保護できると謳っています。
その他、メインカメラは1300万画素で、Dolby Atomos対応クアッドスピーカーを搭載し、Bluetooth 5.3やUSB3.2 Gen 1に対応。OSは、Android 13ベースのMIUI 14です。
筐体は、一体型の薄型メタルボディを採用し重量は490g。寸法は、縦253.95mm、横165.18mm、厚み6.51mmで、カラーバリエーションは黑色(ブラック)、金色(ゴールド)、远山蓝(ブルー)の3色です。
初回価格は以下の通りです。
無印 | Pro |
6+128GB: 1899元(約3.7万円) 8+128GB: 1999元(約3.9万円) 8+256GB: 2299元(約4.5万円) | 8+128GB: 2399元(約4.7万円) 8+256GB: 2699元(約5.3万円) 12+256GB: 2999元(約5.8万円) 12+512GB: 3299元(約6.4万円) |
また、専用スマートキーボードが599元(約1.2万円)、スマートペンが449元(約8,700円)で販売されます。
キーボードについては、効率的な入力を可能にする64個のキーや、自動調整可能なバックライトを搭載し、110°~165°の広い角度を無段階に調整可能とのこと。さらにジェスチャー操作も可能なタッチパッドや、スマートフォンのコンテンツをタブレットに素早く転送することができるNFCも搭載。また、ナノレベルの微細なホワイトレザー繊維は、汚れとシミに強い耐性があると謳われています。
ペンについては、たったの5gと軽量で扱いやすく、4096段階の筆圧感知で実際に紙に書いているような書き心地を実現。遅延も前世代と比較して40%も削減されているとのこと。さらに、たった1分間の充電で7時間、満充電で150時間の連続筆記ができるといいます。
前世代よりも強化されたスマートペンとスマートタッチキーボードが用意されたXiaomi Pad 6シリーズ。動画や読書といったコンテンツを楽しむだけでなく、頼もしい作業用デバイスになりそうです。
ソース:Xiaomi India