2022年にシャオミが発売したエントリースマートフォン「Redmi 12C」に、Android 13をベースとした「MIUI 14」アップデートが間もなく配信されるようです。
本機は2023年に日本でも発売されており、こちらも同アップデートが配信される可能性があります。
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MIUIから新たなアップデート情報が発見
Redmi 12Cは、Android 12をベースとしたMIUI 13をプリインストールして発売されました。
日本での市場想定価格は19,800円(税込)からと低価格が魅力のスマートフォンで、「Helio G88」チップや5,000mAhの大容量バッテリー、5,000万画素カメラ等を備えています。
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、Redmi 12CのMIUI 14となった新たなファームウェアは既に完成状態にあるとのこと。MIUIはシャオミ独自のAndroidベースのカスタムファームウェアで、最新版MIUI 14は日本でも一部端末で配信が始まっています。
- EU向けグローバル版
- グローバル版
画像出典︰Xiaomiui
同メディアが確認したというRedmi 12Cの内部ビルドは「V14.0.1.0.TCVEUXM」および 「V14.0.1.0.TCVMIXM」の2種類。後者が通常のグローバル版ファームウェアで、日本版にも使用されているものです。
「V14」とあるようにMIUI 14へのアップデートを含むものであり、またcodebaseが「13」であることはAndroid 13がベースとなっていることを示しています。
また、同メディアによれば、アップデートは6月末までに行われる可能性があるとのこと。実際のアップデートは地域差や個体差がある可能性がありますが、日本版への配信が近いことも間違いないでしょう。FeliCa(おサイフケータイ)に対応する事実上の日本独自仕様モデル(Xiaomi 12T Pro、Redmi Note 11 Pro 5G等)のように、配信がグローバル版よりも遅れる可能性は低いと思われます。
MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等があります。更に、これらには新しいデザイン要素とインターフェース、既存アプリと機能の改善等も含まれます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
ソース:Xiaomiui