シャオミが2022年にグローバルで発売した「Redmi Note 11」シリーズに、間もなく「MIUI 14」アップデートの配信が始まるようです。
シャオミ最大級の非公式情報サイト「Xiaomiui」が伝えています。
ジャンプできる目次
MIUI 14版ファームウェアが既に完成状態
Redmi Note 11シリーズは2021年に中国、2022年にグローバルで発売されました。今回MIUI 14へのアップデートが間近に迫っていることが明らかになったのは、「Redmi Note 11」「Redmi Note 11S」「Redmi Note 11 Pro 5G」の3機種。すべてグローバルでも発売されているモデルです。また、Redmi Note 11とRedmi Note 11 Pro 5Gについては日本でも発売されています。
Redmi Note 11は、Android 11をベースとしたMIUI 13をプリインストールして発売されました。
Snapdragon 680を搭載する4Gモデルで、2万円台という低価格にもかかわらず輝度の高いAMOLEDディスプレイを備えていることが魅力です。
Redmi Note 11 Pro 5Gも同様に、Android 11をベースとしたMIUI 13をプリインストールして発売されました。
Snapdragon 695を搭載する5Gモデルで、1億800万画素のメインカメラや有機ELディスプレイを備え、67W急速充電にも対応。日本版はFeliCa（おサイフケータイ）にも対応しています。
Xiaomiuiによれば、これらのモデルへのMIUI 14アップデートの準備はすでに整っているとのこと。そのため、数日後にも配信が始まる可能性があります。
Redmi Note 11（コードネーム：spes）
Redmi Note 11 Pro 5G / Redmi Note 11E Pro（コードネーム：veux）
画像出典︰Xiaomiui
ファームウェアのビルド番号は、Redmi Note 11が「V14.0.1.0.TGCMIXM」、Redmi Note 11 Pro 5Gが「V14.0.1.0.TKCCNXM」で、どちらもAndroid 13をベースとしているとのことです。ただし、Redmi Note 11 Pro 5Gについては中国版「Redmi Note 11E Pro」用のファームウェアです。実質的にはグローバル版と同じモデルのため、グローバルでの配信もそう遠くない時期に行われるでしょう。
MIUIはシャオミ独自のAndroidベースのカスタムファームウェアで、最新版MIUI 14は日本含む世界中で続々とアップデートが行われつつあります。
なお、Redmi Note 11については日本版もグローバル版と同じファームウェアを使用しますが、Redmi Note 11 Pro 5GはFeliCaに対応した独自仕様のため、グローバル版よりも遅れて配信される可能性が高いでしょう。現時点では、同様にFeliCaに対応した「Xiaomi 12T Pro」の日本版もMIUI 14にアップデートされていません。
MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等があります。更に、これらには新しいデザイン要素とインターフェース、既存アプリと機能の改善等も含まれます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ ＆ ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
ソース：Xiaomiui
