シャオミが今後発売するであろうスマートフォン「Redmi 12C(仮称)」の一部スペックが明らかになりました。
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、このモデルは「Helio G88」を搭載した「Redmi 10」のリメイク的なモデルとなるようです。
Helio G88搭載のエントリーモデルか
Redmi 12と見られるモデルは、2023年4月18日にFCC(アメリカ連邦通信委員会)で承認されています。
著名なリーカーである「Kacper Skrzypek(Twitter:@kacskrz)」氏によれば、このモデルはMediaTek製のSoC「Helio G88」を搭載するとのこと。FCCの証明書から詳細なスペックは分かりませんが、同氏の伝えた情報が事実なら、このモデルが安価なエントリーモデルであることはほぼ間違いないでしょう。
また、同氏の投稿に添付されている画像から、本機がIMEIデータベースに「23053RN02Y」という型番で登録されているのが確認できます。
#Redmi12 will use MediaTek Helio G88 SoC. https://t.co/HWHCCEdLXJ pic.twitter.com/FjZdtRlOwq
— Kacper Skrzypek 🇵🇱 (@kacskrz) April 24, 2023
なお、Helio G88は2年前のモデルである「Redmi 10」も搭載していたSoCであり、Xiaomiuiは、Redmi 12はRedmi 10のリメイク的なモデルと予想しています。
Redmi 12は、Redmi 10のリメイク版?
シャオミは、既存の端末のデザインとブランディングを刷新し、新製品として発売することがよくあります。
最近では、実質的に「Redmi Note 10 Pro」と同様のモデル「Redmi Note 12 Pro 4G」がグローバル向けに発売されています。どちらもSoCに「Snapdragon 732G」を搭載しており、充電出力以外にほとんど違いがありません。
Redmi Note 12 Pro 4G
Redmi 12は、新しいモデルとして発売されることで、最新のAndroidをプリインストールしていることが期待されます。
これについてKacper Skrzypek氏は、Redmi 12はAndroid 13をベースとしたカスタムOS「MIUI 14」をプリインストールし、NFCも備えていると述べています。
Somebody asked me about the Android/MIUI version. Android 13, MIUI 14 - all the latest (codename: fire/heat, again NFC difference)
— Kacper Skrzypek 🇵🇱 (@kacskrz) April 24, 2023
なお、Redmi 12と同様のモデルとみられるRedmi 10は、Helio G88と、4 / 6GBメモリおよび 64 / 128GBストレージを搭載。AnTuTuベンチマーク(Ver.9)で約25万点程度の性能を持っていました。
ディスプレイは、最大90Hzの可変式リフレッシュレートに対応した液晶ディスプレイで、サイズは6.55インチ。解像度は2400 x 1800のフルHD+で、保護ガラスはGorilla Glass 3です。
アウトカメラは4眼構成で、5000万画素のメイン(広角、Samsung ISOCELL JN1)、800万画素の超広角、200万画素のマクロ、200万画素の深度センサーを搭載。インカメラはパンチホール式で800万画素です。
バッテリーは5000mAhの大容量で、最大18Wの急速充電と9Wのリバース充電に対応。最大22.5Wに対応する充電器が付属します。
端末の寸法は高さ161.95mm、幅75.53mm、厚み8.92mm、重量181gで、その他デュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック、側面指紋認証を搭載します。
カラーはホワイト、グレー、ブルーの3色展開で、価格はメモリ4GB/ストレージ64GBモデルが179ドル。その他、メモリ4GB/ストレージ128GBモデルが199ドル、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルが219ドルで発売されました。
日本で今年発売された「Redmi 12C」よりもスペックは優れており、エントリーモデルとしては決して悪くありません。
Redmi 12C
Redmi 12Cを日本で発売するなら正直こちらの方がまだ良かったのでは......と、つい考えてしまったのは筆者だけでしょうか。
ソース(経由):Xiaomiui