リーカーの「Kacper Skrzypek(Twitter:@kacskrz)」氏のツイートから、今月発表が明らかになったシャオミのプレミアム・フラッグシップ「Xiaomi 13 Ultra」が日本で発売するのではないかという噂が広まっています。
しかし、これは同氏のツイートを誤読したことによる噂に過ぎません。以下に解説します。
Kacper Skrzypek氏の真意は......
Kacper Skrzypek氏は、シャオミのカスタムOS「MIUI」のソースコード等から得た情報を多数提供することで知られています。
今回の噂の元になったツイートは以下のものです。
#Xiaomi13Ultra availability:
CN, Global, EEA, RU, Taiwan 🟢
India, Indonesia, Turkey, Japan 🔴— Kacper Skrzypek 🇵🇱 (@kacskrz) April 6, 2023
Xiaomi 13 Ultraの発売地域についてのツイートで、「Japan」と記載されています。しかし、ここで忘れていけないのは緑と赤の○マーク。これは、緑が発売地域、赤が発売されない地域を表しています。
より正確に言えば、これはその地域に最適化されたOTAアップデートが準備されているか否かを表しています。すなわち、赤の○マークとなっている日本向けにはOTAアップデートが準備されていません。このことは、同氏に直接確認しています。
No Japan OTA variant, so likely no (but i'm not certain about that, Redmi 12C is available officially in JP and doesn't have JP ROM, so...)
— Kacper Skrzypek 🇵🇱 (@kacskrz) April 6, 2023
シャオミは通常のグローバル版と同様のファームウェアのまま日本で発売するパターンもあるので、日本発売の可能性がゼロとは断言できません。
しかし、Xiaomi 13 UltraはLeica(ライカ)と提携するスマートフォンであり、すでにLeicaと提携したスマートフォン「LEITZ PHONE」シリーズが発売されている日本では、権利関係の問題で発売は難しいと言われています。
LEITZ PHONE
そのため、Xiaomi 13 Ultraの日本での発売の可能性は極めて低いと言わざるを得ないでしょう。
Xiaomi 13 Ultraのスペック
これまでシャオミが公式に明らかにした情報によれば、Xiaomi 13 Ultraはライカ・ズミクロンレンズを備えたカメラを搭載し、中国だけでなくグローバルでも今月中に発表される予定です。
また、WQHD+(2K)解像度の6.7インチAMOLEDディスプレイを搭載し、LTPO技術や120Hzのリフレッシュレートに対応している可能性が高いと思われます。
Xiaomi 13 Proの2Kディスプレイ
その他、カメラのスペックについては、5,000万画素クアッドカメラ(メイン+超広角+中間望遠+ペリスコープ望遠)、3,200万画素のインカメラ等を搭載している可能性が伝えられています。
SoCはSnapdragon 8 Gen 2と思われ、最大で16GBメモリと512GBストレージ(あるいは1TB)を備え、Android 13ベースのMIUI 14をプリインストールしていると思われます。また、これまでの認証情報から、最大90Wの急速充電に対応する4,900mAhバッテリーを搭載していることは、ほぼ間違いないでしょう。