中国のスマートフォンメーカー大手であるXiaomi、OPPO、Vivoの三社が、共同で新しいバックアップアプリを提供することを発表しました。
これにより、この三社間で乗り換えする場合、新しいスマートフォンにユーザーの全データを移行できるようになるとのことです。
以前からOPPO - OPPOのデータ移行は可能だったが......
現在、各社が提供しているバックアップアプリは、他社のスマートフォンに乗り換える際に写真やファイルを移動させることしかできません。
OPPOの「ColorOS」を搭載したスマートフォン間では、すでに完全なデータ移行が行えます。連絡先、通話履歴、写真、ビデオ、Wi-Fiパスワード、携帯電話のインターフェイスで行ったカスタマイズなど、すべての個人情報を手間なく移行することが可能です。しかしながら、これは他の多くのメーカーと同様に、自社製のスマートフォン間でのみ可能でした。
こうしたデータ移行の困難さは、異なるメーカー同士なので当たり前と言えば当たり前ですが、ユーザーから「Android」と一緒くたにされ、「iPhone間のデータ移行と比べて面倒」と敬遠される原因の一つでした。
新バックアップアプリで三社間のデータ移行が簡単に
今回、3社が共同で発表した内容によれば、Xiaomi、OPPO、Vivo間で新しいスマートフォンに乗り換えた場合、ユーザーの全データを移行することができるようになるとのこと。各社とも、中国のSNS「Weibo」にて以下の画像を共有し、新たなバックアップアプリを開発していることを明らかにしています。
三社間でデータ移行を行うためには、バックアップアプリが最新バージョンである必要があります。Xiaomiのバージョンは4.0.0以降、OPPOのバージョンは13.3.7以降、Vivoのバージョンは6.2.5.1以降に、それぞれバックアップアプリをアップデートすることで、全データの移行が可能になるとのことです。
なお、今回の発表によればサードパーティ製アプリのデータもバックアップされるとしていますが、具体的にどのアプリに対応しているかは不明です。また、このようなデータ移行が行えるようになるのは、現時点で中国版の間でのみ。今後、グローバルや日本でも完全なデータ移行が行えるようになることが待たれます。
ソース(経由):Xiaomiui