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「Redmi 12C」についてシャオミ・ジャパン代表取締役がコメント!様々な苦悩が垣間見える

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2023年3月16日、シャオミ・ジャパンが発売したエントリースマートフォン「Redmi 12C」は、SNSで色々と物議を醸しています。

これについて、シャオミの東アジア担当ゼネラルマネージャーで、シャオミ・ジャパン代表取締役も務めるスティーブン・ワン氏がコメントしているので、ご紹介します。

Redmi 12Cにユーザーから厳しいコメント相次ぐ

Redmi 12Cについては、正式発表直後からSNS上で多数のコメントが多数寄せられています。

主な内容を取り上げると、「今更Micro-USB端子はあり得ない」「Redmi Note 11やRedmi 9Tの方がマシ」「発展途上国向けのスマホ」等。Twitterは良くも悪くも知識のあるユーザーが集まるため、一般の声とは区別する必要がありますが批判的なコメントが多数を占めています。

特にMicro-USBについてのコメントが多く見受けられますが、それと同じくらい多かったのが対応周波数(バンド)。当初、シャオミ・ジャパン公式ストア「mi.com」に記載されたバンドは以下の通りでした。

当初の記載

この記載が事実であれば、ドコモやauのプラチナバンド、楽天モバイルのパートナー回線に非対応。特定のキャリアに販路が縛られないキャリアフリー(SIMフリー)端末にもかかわらず、実質的にソフトバンク以外の回線で使うには難があるというチグハグなスペックでした。

しかし、この記載は実際には誤りだったようで、いつの間にか修正。ソフトバンク以外にも、ドコモ・au・楽天モバイルの主要バンドにしっかり対応していることが明らかとなりました。

修正された記載

思っていたよりも安くなかったことや、Micro-USBという点は置いておいたとしても、この対応バンドの誤記問題が悪評を広げてしまったことは間違いないでしょう。

▽激ヤバスマホ「Redmi 12C」が日本発表!これならRedmi Note 11を買うべき

スティーブン・ワン氏がコメント

なお、こうした内容を筆者もツイートしていたのですが、何とシャオミ・ジャパン代表取締役のスティーブン・ワン氏からコメントをいただきました

以上のツイートで同氏は、当初の対応バンドが誤記であったことを認めています。また、Micro-USB端子について、「エントリー向けのデバイスは妥協が必要だが、ユーザーエクスペリエンスに大きな影響はない。しかし、フィードバックは参考にする」とのこと。本機に対するユーザーの反応は、今後のシャオミ・ジャパンの商品展開にも影響を与えそうです。

さらに同氏は、筆者の以下の疑問にも返答してくれています。

これによれば、やはり現在の円安状況が価格に影響を与えたことは間違いなさそう。長引く円安が商品展開や価格において、同氏やシャオミ・ジャパンを悩ませていることが垣間見えます。

Redmi 12Cがもう少し安ければ......

Redmi 12Cの価格は3+64GBモデルが税込19,800円、4+128GBモデルが税込23,800円となっていますが、後者の価格は昨年発売の「Redmi Note 11(税込24,800円)」より1,000円安いだけです。

一方、Redmi Note 11は大半のスペックでRedmi 12Cを凌駕しており、特にディスプレイ性能は明るさや滑らかさで圧倒的な差があります。

Redmi 12CRedmi Note 11
チップHelio G85Snapdragon 685
容量4+128GB
1TBのmicroSD
4+64GB
512GBのmicroSD
画面6,71型, 60Hz, 液晶,
解像度:HD+,
輝度:500nits
6.43型, 90Hz, 有機EL,
解像度:FHD+,
輝度:1000nits
メインカメラ5,000万画素5,000万画素
サブカメラ深度センサー800万画素超広角,
200万画素マクロ,

200万画素深度センサー
電池5,000mAh,
10W,
Micro-USB
5,000mAh,
33W,
USB Type-C
生体認証背面指紋, 顔側面指紋, 顔
公式価格23,800円24,800円

3+64GBモデルについては、税込19,800円と2万円を切る価格で一見コストパフォーマンスが良さそうですが、その少ないメモリ容量を考えれば動作に不安があります。

少なくともリテラシーの高いユーザーがどちらを選ぶかと言えば、大半はRedmi Note 11となるでしょう。

▽日本版Redmi Note 11 実機レビュー

▽Redmi Note 11をお得に購入する方法まとめ

もし仮に1年前のレートだったなら、もっと安い価格で発売できたはずだと思います。YouTuberの「ちえほん(モバイルドットコム)」さんに以下のリプをいただきましたが、これは筆者も同感。5,000円安かったならRedmi Note 11との差別化も十分できたと思います。

かつてのレートに戻れば、再び鬼コスパのシャオミが戻って来そうですが、今はシャオミにとってもユーザーにとっても厳しい状況です。

それでもシャオミは、価格的には十分がんばっている方だと思います。今年発売された「Redmi Smart Band 2」は高機能にもかかわらず5,000円以下、またANCやLDAC対応の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Pro」も早割で1万円を切る価格となっていました。

今後のレート次第では、Redmi 12Cの値下げや、各種セールでの割引も期待できるでしょう。

ソース:Twitter (1) (2) (3) (4)

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)。スマホ黎明期の2010年頃からスマホ情報を収集し、今では年間20台前後のスマホでカメラ中心に検証。最新スマホ情報・スマホお得情報をお届けします! ↓X(Twitter)でも情報を発信しているので、是非フォローしてください。

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