シャオミが2021年に発売したタブレット「Xiaomi Pad 5」のグローバル版に「MIUI 14」アップデートが始まったようです。
同製品は日本でも販売されており、グローバル版と同様のファームウェアを使用しています。
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Android 13 / MIUI 14アップデートが配信開始
Xiaomi Pad 5は、2K(1,600 x 2,560)解像度の11型IPS液晶ディスプレイや、クアッドスピーカーを備えたタブレット端末です。
SoCは当時としては比較的性能が高めの「Snapdragon 860」で、Android 11ベースのMIUI 12.5をプリインストールしていました。また、その後Android 12 ベースのMIUI 13にアップデートされています。
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、このほどグローバル版のXiaomi Pad 5向けにMIUI 14アップデートが開始されたとのこと。ビルド番号は「V14.0.3.0.TKXMIXM」で、Android 13がベースとなっているようです。

画像出展:Xiaomiui
地域や個体によってアップデートのタイミングは若干異なる可能性がありますが、日本版はグローバル版と同様のファームウェアのため、日本版もすぐ、あるいは近いうちにMIUI 14へアップデートされるでしょう。
新たなOSにより、Xiaomi Pad 5は動作の高速性や安定性、そしてレスポンスの向上が期待できます。また、Xiaomi Pad 5はタブレットに最適化されたMIUIとなっており、スマートフォンとのアプリ同期やファイル共有等の機能、新しいホーム画面機能が追加されることが明らかになっています。
MIUI 14の詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
MIUI 14アップデート予定
2023年第1四半期中にMIUI 14にアップデートされる機種は以下の通りです。
日本でも発売されており、かつMIUI 14にアップデートされていないものでは「Xiaomi 12T Pro」「Xiaomi 11T / 11T Pro」が記載されています。これらのモデルについても、近くアップデートが期待されます。
ソース:Xiaomiui