Qualcommの新たなチップセット「Snapdragon SM7475」を搭載しているとみられるシャオミの新型モデルがGeekbenchデータベースに登録されました。
この新しいチップセットは「Snapdragon 7 Gen 2(あるいはSnapdragon 7+ Gen 1)」、搭載するモデルは「Redmi Note 12T(Turbo)」とみられます(どちらも仮称)。
Snapdragon 8+ Gen 1に匹敵する性能
以下の画像はGeekbenchに登録されている2つのモデルのスコアです。シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」は、左側のスコアがRedmi Note 12Tに搭載されるSM7475のものであるといいます。
また、右側はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載した「POCO F5 Pro(仮称)」のものとのこと。比較のためにこちらも掲載しています。
- 7+ Gen 2
- 8+ Gen 1
画像出展:Xiaomiui
SM7475は、1.80GHzで動作するくアッドコア、2.50GHzで動作するトリプルコア、および2.92GHzで動作するシングルコアで構成されています。
また、これは「Snapdragon 7」シリーズであるため、それほど強力なSoCではないと思われるかもしれませんが、上掲の比較の通りであれば、Snapdragon 8+ Gen 1に匹敵する性能を持っているようです。AnTuTuベンチマークでは、Snapdragon 8+ Gen 1は約100万点~110万点の性能を持つため、SM7475も同等のスコアが期待できます。
これまで、POCO Fシリーズの無印モデルは日本円換算で4万円前後で販売されてきています。近い将来に登場するであろうPOCO F5が同等の価格でこの性能を発揮できるのであれば、格安のハイスペックモデルを求めるユーザーには朗報でしょう。
RedmiブランドGMが「匂わせ」
なお、中国の最有力リーカー「デジタルチャットステーション(数码问话站)」によれば、「Redmi Note 12T」と 「realme GT Neo5 SE」の2機種が中国で発売するために必要な三つの認証(3C認証等)を通過しているとのことです。
左側がRedmi Note 12T(画像出展:Weibo)
また、この2機種はSM7475を搭載しているモデルであるとのことです。
そして、Redmiブランドのゼネラルマネージャーである「卢伟冰(Lu Weibing)」 氏もSM7475の話題について言及しています。
※Google翻訳による直訳のため、表現が不自然な可能性があります。
これは、Redmiブランドで同SoCを搭載したスマートフォンが発売されることを「匂わせ」ている可能性があります。
Qualcommは3月17日にSnapdragonシリーズの新製品発表会を予定しており、ここでSM7475の全貌および正式な製品名が明らかになるでしょう。ほどなくして、Redmi Note 12TおよびPOCO F5の発表も行われるとみられます。新たなハイコスパモデルの登場に期待しましょう。