シャオミのスマートフォン「Redmi Note 9S」向けに「MIUI 14」アップデートが準備されているようです。
本機は2020年にグローバル向けに発表され、日本でも発売されました。
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Android 12ベースのMIUI 14アップデートが開発中
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、シャオミは「Redmi Note 9」シリーズへのMIUI 14アップデートを準備しているとのことです。これらの機種には、もちろんRedmi Note 9Sが含まれています。
Redmi Note 9Sの開発中ファームウェア(画像出展:Xiaomiui)
Xiaomiuiによれば、公式MIUIサーバーから受信した情報として、現在Redmi Note 9S向けのMIUI 14アップデートはテスト段階にあるとのこと。テスト中のビルド番号は「V14.0.2.0.SJZMIXM」で、Android 12がベースとなっているようです。
Redmi Note 9Sは、2020年に発売されたミドルレンジスマートフォンで、Android 10ベースのMIUI 11をプリインストールしていました。
日本では税込2万4,800円と安価ながら、当時としては比較的性能の高いSoC「Snapdragon 720G」や、最大4,800万画素のトリプルカメラを搭載するなど、非常に高いコストパフォーマンスで話題になりました。
こうした古い格安モデルにおいても、新OSへのアップデートが準備されていることは驚きです。一方、Xiaomiuiによれば今後も含めてAndroid 13へのアップデートは無いとのことです。
MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンス等が改善されます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
MIUI 14アップデート予定
2023年第1四半期中にMIUI 14にアップデートされる機種は以下の通りです。
日本でも発売されており、かつMIUI 14にアップデートされていないものでは「Xiaomi 12T Pro」「Xiaomi 11T / 11T Pro」が記載されています。これらのモデルについても、近くアップデートが期待されます。
ソース:Xiaomiui