シャオミのスマートフォン「Redmi Note 10 Pro」に、「Android 13 / MIUI 14」アップデートの配信が始まっているようです。
本機は日本でも発売され、ミドルレンジモデルながら1億800万画素のカメラを搭載していることが話題になりました。
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Android 13ベースのMIUI 14にアップデート
MIUIは、シャオミ独自のAndroidベースのカスタムOSで、昨年12月に中国で最新版MIUI 14が発表。さらに2月にはグローバル向けにも発表され、徐々にアップデートが配信されています。
2021年に日本を含む世界で発売されたRedmi Note 10 Pro(インドではRedmi Note 10 Pro Max)は、Android 11をベースとしたMIUI 12をプリインストールしていました。
中国以外のRedmi Noteシリーズとしては、1億800万画素のカメラを初めて搭載。当時としては高めの処理性能を持つSoC「Snapdragon 732G」や、120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載するなど、4Gミドルレンジモデルとしては高いスペックで好評を得ました。
シャオミ最大級の非公式コミュニティ「Xiaomiui」によれば、今回Redmi Note 10 Proに配信されているアップデートのビルド番号は「V14.0.1.0.TKFMIXM」で、Android 13がベースとなったMIUI 14とのことです。

画像出展:Xiaomiui
このアップデートの画像はグローバル版のものですが、日本版もほとんど同様のファームウェアを使用します。そのため、日本版へのアップデート配信もかなり近いと思われます。
なお、日本ではFeliCa(おサイフケータイ)を組み込んだ独自仕様の「Mi 11 Lite 5G」が既にMIUI 14にアップデートされています。こうした日本独自仕様のモデルも含め、今後も続々とアップデートが進むでしょう。
MIUI 14では、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等があります。更に、これらには新しいデザイン要素とインターフェース、既存アプリと機能の改善等も含まれます。詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14の特徴
最適化で動作が快適に。ストレージを7GBも節約
MIUI 14では、システムリソースを最適化して、使用するストレージを削減。デバイス上で7GB以上のストレージスペースを節約できるようになったとのことです。また、めったに使用されないアプリは、MIUI 14 によって自動圧縮され、3か月の使用で最大3GBのストレージ節約が可能といいます。
システムメモリの使用量も全体的な最適化が行われ、より多くのメモリを解放しました。これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善することでしょう。
より見やすく直感的なホーム画面
MIUI 14では、ホーム画面を自分好みにアレンジできます。表形式のアイコン、大きなフォルダー、ウィジェット、および壁紙を使用して、自分のホーム画面をより見やすく直感的にパーソナライズできます。
なお、中国版にあったようなアプリサイズを変更する機能や、動くキャラクターはありません。
デバイス連携 & プライバシー保護を強化
MIUI 14では、複数のデバイスでのシームレスな接続および連携が可能になりました。タスクバーからクリックするだけで、スマートフォンとタブレットの間で使用しているアプリを同期できます。また、ドラッグ & ドロップで、デバイス間でファイルを簡単に転送できます。
その他、デバイス上のプライバシー保護が強化されました。情報をデバイス上で直接処理できるプライバシー保護メカニズムにより、データ転送中における情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。
MIUI 14アップデート予定
2023年第1四半期中にMIUI 14にアップデートされる機種は以下の通りです。
日本でも発売されており、かつMIUI 14にアップデートされていないものでは「Xiaomi 12T Pro」「Xiaomi 11T / 11T Pro」が記載されています。これらのモデルについても、近くアップデートが期待されます。
ソース:Xiaomiui