シャオミの次期プレミアム・フラッグシップ「Xiaomi 13 Ultra(仮称)」がIMEIデータベースで発見されました。
シャオミの非公式情報サイト「Xiaomiui」が伝えています。
コードネーム「イシュタル」
Xiaomiuiによれば、IMEIデータベースからXiaomi 13 Ultraと見られる2つの型番が見つかっています。
中国向け(画像出典︰Xiaomiui)
グローバル向け(画像出典︰Xiaomiui)
末尾のアルファベットは発売地域を意味しており、「2304FPN6DC」は中国向け(C=China)、「2304FPN6G」はグローバル向け(G=Global)と見られます。
コードネームは「Ishtar(イシュタル)」です。イシュタルは、メソポタミア神話において広く尊崇された女神で、愛と美や戦争等を司るとされます。「Xiaomi 12S Ultra」がコードネーム「Thor(トール、北欧神話の神)」であったことから、同じく神の名であるイシュタルが最上位のモデルを意味している可能性は高いでしょう。
Xiaomi 12S Ultra
また、XiaomiuiがMIUI内部テストを確認したところ、Xiaomi 13 Ultraの最初のMIUIビルドが見つかったとのこと。中国向け、グローバル向け共に昨年11月からテストが開始されており、同時期の発表が期待できます。更にOSは、Android 13ベースの「MIUI 14」とのことです。
正式発表は4月以降の可能性が高い
なお、型番の最初の4桁の数字はおおよその発表時期を意味しています。すなわち、「2304」=2023年4月以降です。これよりも遅れることは多々ありますが、早いことはまずないため、一部で噂されていたMWCバルセロナ2023(2月27日〜3月2日)での発表の可能性は低いでしょう。
▽シャオミのプレミアムフラッグシップ「Xiaomi 13 Ultra」が2~3月に世界発表か
ともあれグローバル向けの型番が存在することは朗報。シャオミが始めてLEICAと協力したXiaomi 12S Ultraは中国限定だったことで、多くのファンを落胆させました。
Xiaomi 13 Ultraは、世界中のファンを満足させる最高クラスのスマートフォンであることが期待されます。
Xiaomi 13 Ultraのスペック
Xiaomi 13 Ultraは、史上最高のカメラスペックを持つスマートフォンである可能性があります。
カメラシステムは「Xiaomi 13」および「Xiaomi 13 Pro」と同じくLEICAの監修であると見られ、メインカメラには1インチセンサーを採用。更に超広角、中間望遠、ペリスコープの3つのサブカメラに加えて、dToFセンサーの搭載が噂されています。
▽Xiaomi 13 Ultraはオートフォーカスを備えた4つのカメラとdToFセンサー搭載か
またセンサーについては、メインカメラはXiaomi 12S Ultraと同じく「IMX 989」が採用され、全てのサブカメラには新型の「IMX 858(仮称)」が採用されるという噂があります。この新型センサーのサイズは1/2.4または1/2.5インチ等の噂がありますが、現時点で詳細は不明です。
▽有名リーカー「Ice universe」氏の以下の投稿が、Xiaomi 13 Ultraのスペックと噂されている
50MP IMX858 0.6x + 50MP IMX989 1x + 50MP IMX858 3X + 50MP IMX858 5X 😺
— Ice universe (@UniverseIce) January 7, 2023
その他、中間望遠にはXiaomi 13 Proで初採用されたマクロ撮影機構も備わっていることが期待されます。これは2つのレンズを用いて最短10cmという非常に近い距離での撮影を可能にした望遠カメラで、一眼並の大きなボケ表現が好評を得ています。
Xiaomi 13 Proで筆者が撮影
その他、Xiaomi 13 Ultraには「Snapdragon 8 Gen 2」プロセッサーや、WQHD+(2K)解像度のディスプレイ、120W急速充電やワイヤレス充電に対応した大型バッテリーの搭載などが期待されます。
ソース︰Xiaomiui