世界一薄い(発売当時)を謳う5Gスマホ「Mi 11 Lite 5G」のグローバル版に、「MIUI 14」アップデートの配信が間もなく始まるようです。
本機は日本でも発売されており、こちらも近く同アップデートが配信される可能性があります。
MIUIから新たなアップデート情報が発見
シャオミの非公式情報サイト「Xiaomiui」によれば、シャオミは「Mi 11」シリーズの複数の機種へのMIUI 14アップデートを準備しているとのことです。これらの機種にはもちろんMi 11 Lite 5Gが含まれています。
- Mi 11 Lite 5G グローバル版
- Mi 11 Lite 5G ヨーロッパ向けグローバル版
画像出展:Xiaomiui
同メディアが発見したというMi 11 Lite 5Gの内部ビルドには「V14」とあり、MIUI 14へのアップデートが示唆されています。ファームウェアのバージョンは、グローバル版が「V14.0.2.0.TKIMIXM」、ヨーロッパ向けグローバル版が「V14.0.4.0.TKIEUXM」となっています。
本機は日本でも販売されていますが、FeliCa(おサイフケータイ)等へ対応するため独自ファームウェアとなっています。そのため、グローバル向けよりも配信が遅れる可能性がありますが、シャオミは日本向けにも積極的にアップデートを提供しており、素早い配信が期待されます。
なおMIUIは、シャオミ独自のAndroidベースのカスタムファームウェアです。昨年12月に中国で「Xiaomi 13」シリーズと共に最新版「MIUI 14」が発表されており、新機能やバグ修正、およびパフォーマンスの改善等、様々な改善があります。
MIUI 14についての詳細は以下をご覧ください。
MIUI 14について
MIUI 14では以下の改善や変更が含まれます。ただし、これらは中国版の情報のため、グローバル版では多少異なる可能性があります。
最適化で動作が快適に。消費電力も軽減
MIUI 14では、OSの基本機能の役割を担うソフトウェアであるカーネルに加えられた改良により、システムパフォーマンスが向上。システムの動作性は88%もスムーズにになり、消費電力を16%削減。また、以前のMIUI 13と比較して、システム サイズは23%も縮小されています。
また、アプリの不要な自動起動プロセスを1つずつチェックし、メモリ使用量を厳密に制御。ブートメモリを可能な限り解放して、適切に使用できるように改善されたとのことです。
これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善すると思われます。
アプリの新機能と改善
ホーム画面に設置するアプリのサイズが1~4種類で選べるようになりました。また、ホーム画面内に動くキャラクターを設置できるようになります。
一見すると、これまでのMIUIに、AppleのiOS、VivoのOrisinOSを加えたかのような見た目です。
また、プリインストールされているシステムアプリは、8つ以外はすべて後から削除できるようになりました。
最低限の8つのアプリ(電話やカメラ等)
これにより、たくさんの使わないアプリでごちゃごちゃしたホーム画面を、もっとスッキリとさせることができるでしょう。
その他の機能の追加&改善
セキュリティとプライバシー機能が強化され、無線イヤホンの接続速度が50%、ストリーミングの転送速度が77%それぞれ向上。また、スマート家電との連携強化やファミリーアカウント機能の追加等が行われています。
なお、筆者は既にMIUI 14がプリインストール)されている「Redmi K60 Pro」「Xiaomi 13 Pro」を所有していますが、実際に動作は非常に快適であり、使わないアプリもほとんど削除することができます。
グローバルおよび日本向けモデルでも、より優れた使用体験を提供してくれることに期待しましょう。
ソース:Xiaomiui