シャオミの新型スマートフォン「Redmi 12C(POCO C55)」が技適を通過しており、日本で発売する可能性があります。
本機は中国で既に発売されており、グローバルおよび日本では同様に「Redmi 12C」、インドでは「POCO C55」として発売されるとみられます。
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2022年12月16日付で技適を取得
今回技適を取得したの型番は「2212ARNC4L」で、工事設計認証番号は「204-B00762」。ドイツの総務省認定外国適合性評価機関「Phoenix Testlab GmbH」を通じ、取得しています。
画像出展:総務省
2212ARNC4Lは、中国で発売済の「Redmi 12C(22120RN86C)」のラテンアメリカ向けの型番と見られます(末尾のC=中国、L=ラテンアメリカを意味する)。
ラテンアメリカ版がなぜ日本で技適を取得しているのか疑問に思うかもしれませんが、実は前例があり、昨年発売の「Redmi Note 11」がラテンアメリカ向けの型番「2201117TL」となっています。
しかしながら、Redmi 12Cは最低限のスペックのエントリースマートフォンであり、充電端子はなんと「USB Type-C」ではなく「micro-USB」となっています。また、技適を取得しながら結局日本発売しなかった例(Redmi Note 10S)もあるため、実際にRedmi 12Cが日本で発売されるのかについて、筆者としてはまだ半信半疑です。
Redmi 12Cの主な特徴は以下をご覧ください。
Redmi 12Cの主な特徴
Redmi 12Cは、SoCにMediaTek製「Helio G85」を搭載するローエンド・スマートフォンです。
ローエンドとは言ってもHelio G85は、AnTuTuベンチマークでは約25万点のスコアです。昨年OPPOが日本で発売した悪名高き「OPPO A77」が搭載する「Helio G35」の2.5倍以上の性能を持っており、軽いゲームならプレイできるでしょう。
ディスプレイは、水滴型ノッチの6.7インチIPS液晶で解像度は1650 x 720(HD+相当)。画面輝度は500nitsと低めです。
バッテリーは5,000mAhと大容量ですが、前述の通り充電端子は「USB Type-C」ではなく「micro-USB」。最大10W充電です。
背面に5,000万画素のカメラともう一つレンズが備わっていますが、スペックに記載がなく何なのかよく分かりません。また、インカメラは500万画素です。
その他、3.5mmイヤホンジャックを搭載し、Bluetooth 5.1に対応しています。
スペック的にはこれでも十分と考える層もいるでしょうが、やはり今更micro-USBの端末が日本で発売されるとはにわかに信じがたく、疑問が残ります。