シャオミが新たに発売を準備しているとされる「Redmi Note 10 Pro」のマイナーチェンジモデルは、ダウングレードされている可能性があります。
また、このモデルの製品名は「Redmi Note 11 Pro 2023」となるようです。
SoCは「Snapdragon 712」、マクロカメラは200万画素に
海外メディア「GeekBund」が、「Redmi Note 11 Pro 2023」がGoogle Playコンソールに掲載されたことを伝えています。
画像出展:GeekBund
掲載情報にあるレンダリング画像は「Redmi Note 10 Pro」と全く同一ですが、SoCが異なっています。これによれば、SoCは「Snapdragon 712」であり、「Redmi Note 10 Pro」が搭載していた「Snapdragon 732G」よりも古いチップセットです。
またGSMArenaによれば、「Redmi Note 10 Pro」が搭載していた500万画素のマクロカメラは200万画素のものへとダウングレードされているようです。
これが事実なら、実はコストが高いと言われる500万画素マクロカメラを200万画素カメラに換装することで、コストカットをはかる狙いがありそうです。
しかし、SoCについては以下のような情報もあります。
SoCは「Snapdragon 732G」のままという説もあり
MIUIソースコードを解析し、有力情報を度々提供するKacper Skrzypek(Twitter: @kacskrz)氏は、「Snapdragon 712」を搭載するという情報は誤りと指摘しています。
There's a small problem: Snapdragon 712 doesn't have any Android 12 tag (which should exist if it's true), it's an EOL SoC. It just can't be there... IMO it's an error in Google Play Console. https://t.co/ZGyjdLjZ2j
— Kacper Skrzypek 🇵🇱 (@kacskrz) September 22, 2022
理由としては「Snapdragon 712」は既に製品のサポートが終了していること、Google Playコンソールでは誤った情報が掲載される場合があることを挙げています。
また同氏は、SoCはおそらく「Snapdragon 732G」のままである可能性が高いと述べています。
2022年に登場した「Redmi Note 11」シリーズの機種は、いずれも「Redmi Note 10 Pro」と比べるとセンサーとISP性能で劣っており、カメラ性能が低下していました。
ミドルレンジ機としては優秀なカメラ性能を持つ「Redmi Note 10 Pro」のマイナーチェンジモデルということで、筆者はカメラ性能の向上に期待していたのですが、ダウングレードされている可能性の方が高そうです。