シャオミは、2021年発売のミドルレンジスマホの名機「Redmi Note 10 Pro」のリメイクモデルを準備している可能性があります。
シャオミの非公式情報サイト「Xiaomiui」が伝えています。
Redmi Note 11 Pro 2023(仮称)
Xiaomiuiによれば、シャオミの新たなモデル「Redmi Note 11 Pro 2023(仮称)」がIMEIデータベースから発見されたといいます。
画像出展:Xiaomiui
このモデルの型番は「K6A(2209116AG)」です。2021年に発売された「Redmi Note 10 Pro」の型番が「K6」だったため、これと関連するモデルである可能性が高いと思われます。
シャオミは、こうした既存の人気モデルをリメイク(またはマイナーチェンジ)して発売することがたまにあり、今年ではインドで「Redmi 10 Prime 2022」というモデルが発売されています。
「Redmi Note 10 Pro」は、Redmi Noteシリーズで初の1億800万画素カメラを搭載したモデルで、「Snapdragon 732G」プロセッサーを搭載し、ゲーム以外では十分なパフォーマンスを発揮します。
また、120Hz高リフレッシュレートを備えた6.67インチのAMOLEDディスプレイや、33W急速充電対応の5,020mAh大容量バッテリーを搭載していました。
これに対して、後継機の「Redmi Note 11 Pro 5G」や「Redmi Note 11 Pro+ 5G」は、5Gに対応したうえに多くのスペックがアップグレードされましたが、マクロカメラのセンサーやイメージングプロセッサーが異なり、カメラ性能は弱体化しています。
「Redmi Note 11 Pro 2023」がどのようなモデルになるかは定かではありませんが、Snapdragon 6シリーズやDimensityシリーズ、Helioシリーズではなく、優秀なイメージングプロセッサーを備えるSnapdragon 7シリーズが再び採用されるのであれば、ミドルレンジ機としては高いカメラ性能を取り戻すことになるでしょう。
Redmi Note 11 Pro 2023の発表の時期と地域
「Redmi Note 11 Pro 2023」の型番から、発表される時期と地域を推定することができます。
型番は「2209116AG」であり、最初の4桁はおおよその発表時期を表します。すなわち「22=2022年」、「09=9月」であり、2022年9月以降に発表される可能性があります。しかし、これよりも遅くなることは多々あるので、あくまで目安です。
また、末尾のアルファベットが発売地域を表します。「G」はグローバルを意味しているので、中国とインド以外のグローバル市場で発売される可能性があります。
なお、ここで言うグローバル市場は日本市場を含みますが、FeliCa搭載等の日本向けの独自改修が行われる場合は、末尾のアルファベットが「R=リーベン(中国語で日本)」となる独自の型番が用意されます。そのため、「2209116AG」が日本で発売される場合は、グローバル向けモデルと変わらない仕様になると思われます。
「Redmi Note 10 Pro」は日本でのシャオミの躍進に一役買った人気モデルだったので、リメイク版が日本でも発売されることに期待したいと思います。
ソース:Xiaomiui