シャオミの5Gスマートフォン「Xiaomi 12 Lite 5G」の発売が近づいてきているようです。シャオミの非公式ニュースサイト「Xiaomiui」が伝えました。
Xiaomi 12 Lite 5Gは、世界一薄い5Gスマホという触れ込みで日本でも発売された「Mi 11 Lite 5G」の後継機として期待されています。
Xiaomi 12 Lite 5Gの内部テストがヨーロッパとアジアで開始
Xiaomiuiによれば、Xiaomi 12 Lite 5Gの内部テストがヨーロッパとアジアの市場で開始しており、正式発表が近づいているとのことです。
ソフトウェアバージョンは「V13.0.7.SLIMIXM(アジア)」や「V13.0.0.24.SLIEUXM(EU)」で、以前にXiaomiuiは、IMEIデータベースで見つかったモデルナンバー「2203129G」の端末が、Xiaomi 12 Lite 5Gとして発売されると伝えていました。
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この端末の短縮モデルナンバーは「L9」で、コードネームは「taoyao」とされています。また、Xiaomiuiは独自に入手した情報を元に非公式のコンセプトレンダリングも作成しています。

画像出典:Xiaomiui
これによれば、「Xiaomi 12」シリーズの基本的なデザインをそのまま踏襲していますが、サイズはXiaomi 12よりも若干大きくなるようです。
その他Xiaomiuiは、Xiaomi 12 Lite 5Gのスペックについて次のように伝えています。
ディスプレイは6.55インチのAMOLEDエッジディスプレイであり、解像度は1,080×2,400ピクセルのフルHD+。120Hzのリフレッシュレートと常時表示(AOD)に対応します。また「Goodix」製の画面内指紋センサーを採用しているとのこと。
SoCは「Qualcomm Snapdragon 778G+」で、6,400万画素の「Samsung Isocell GW3」をメインセンサーとしたトリプルカメラを備え、他に超広角カメラおよびマクロカメラを備えているといいます。
このスペックは、昨年に中国限定で発売された「Xiaomi Civi」に非常に似ています。
Xiaomi Civiは美顔補正機能やインカメラに専用ライトを備えるなど、セルフィー機能を強化した女性向けモデルでした。しかし、Xiaomi 12 Liteのインカメラ性能は現在のところ不明となっています。
「Xiaomi 12シリーズ」は日本で発売しない?真相は不明
Xiaomi 12 Lite 5Gについて注目されるのが、「Mi 11 Lite 5G」の後継機として日本発売されるのかという点です。
Mi 11 Lite 5Gは厚み6.81ミリという驚異的な薄さでありながら、高性能なSoC「Qualcomm Snapdragon 780G」や最大6,400万画素のトリプルカメラ、33W急速充電対応の4,500mAhバッテリーを搭載。
さらに「おサイフケータイ」も搭載したうえで日本でも発売され、現在も人気のSIMフリースマートフォンとなっています。
しかし、シャオミ・ジャパンの公式Twitterアカウントは、3月15日のXiaomi 12シリーズ3機種(Xiaomi 12、Xiaomi 12 Pro、Xiaomi 12X)のグローバル発表会終了後に気になるツイートをしていました。
皆様、いつもご愛顧いただきありがとうございます。
今回のグローバル発表会に沢山のご注目いただき、ありがとうございます!
残念ながら、Xiaomi 12シリーズは国内で販売予定はございません。
今後の製品企画に引き続きご期待ください!よろしくお願い致します🙇— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) March 15, 2022
これによれば、Xiaomi 12シリーズは国内で販売予定がないとのことです。しかし、ここでいう「Xiaomi 12シリーズ」が3月15日に発表された3機種を指しているのか、今後登場するかもしれないXiaomi 12シリーズを含めた全てを指しているのかが不明です。
常識的に考えれば、企業が公表していない製品の発売の有無について情報を明かすことはまずありません。これまでのところ、シャオミはXiaomi 12 Lite 5Gの存在については一度も言及していないのです。
したがって、このツイートだけを根拠に日本発売はないと言い切ることはできないでしょう。一方、発売されるという明確な根拠もないため、現状ではXiaomi 12 Lite 5Gの日本発売については謎に包まれています。