シャオミが2億画素のカメラを搭載したスマートフォンを開発中のようです。中国の有名リーカー「デジタルチャットステーション(数码闲聊站)」氏が伝えました。
現状ではこの端末の製品名やモデルナンバーは不明ですが、低価格モデルではないようです。
2億画素カメラ搭載機の詳しい情報は不明
昨日、デジタルチャットステーション氏は、中国のSNS「Weibo」で以下の投稿を行いました。投稿にあるウサギの絵文字は、同氏がシャオミの情報であることを示唆する時に使用するものです。
※Google翻訳で中国語を日本語に訳しているため、不自然な表現が含まれている可能性があります。
これによれば、シャオミは2億画素のメインカメラを搭載したスマートフォンを開発中であり、プロトタイプはエッジスクリーンを採用しているとのことです。
一般的に低価格モデルでエッジスクリーンを採用することはほとんどないため、ハイエンドまたは準ハイエンド級の端末である可能性があります。
現状、この端末について他の情報はありませんが、今後デジタルチャットステーション氏等により、徐々に情報が提供されることでしょう。
開発中の端末はSamusung ISOCELL HP1搭載?
現在、2億画素のイメージセンサーとしてはサムスンの「ISOCELL HP1」があり、上記の端末はこのセンサーを採用している可能性があります。
ISOCELL HP1は、2億画素という高い解像度を持っている一方で、1ピクセル(画素)のサイズは0.64μmと非常に小さくなっています。一般にピクセルサイズが小さいと取り込める光の量が少なくなるため、低照度環境ではノイズが発生しやすくなります。
しかし、HP1は「ChameleonCell(カメレオンセル)」と呼ばれる新たなピクセルビニング技術でこの問題に対応しています。
これは、環境に応じて2×2や4×4のレイアウトで、複数のピクセルをひとつにまとめる技術です。例えば低照度の環境では、16個のピクセルがまとめられ、2.56μmの1250万画素イメージセンサーとすることが可能。これにより、多くの光を集めることができます。
これまでシャオミが採用してきた1億800万画素センサーは、「ISOCELL HM2」「ISOCELL HMX」の2種類です。ピクセルビニング時のピクセルサイズは、前者が2.1μm、後者が1.6μmだったので、より大きいピクセルにすることができるHP1は、これらよりも低照度撮影に強いことが期待できます。
HM2を搭載するXiaomi 11T Proでの夜景作例
また、動画撮影に関しては、8K動画の30fps撮影に対応しています。
これまでもシャオミが2億画素のHP1を採用するという噂がありましたが、具体的な情報はほとんど出てきていませんでした。今回、有名リーカーから情報が提供されたことで、新たなイメージセンサーを搭載するスマートフォンへの期待が一層高まることでしょう。