シャオミは、日本でも発売している複数のSIMフリースマートフォンで、デュアルSIM利用時に、特定の条件下で緊急通報(110 番、118 番、119 番)ができない不具合を確認したと明らかにしました。
同社によれば、問題が発生しているのは以下の機種です。
・Redmi Note 9S
・Redmi Note 10 Pro
・Mi Note 10 Lite
・Mi Note 10/Mi Note 10 Pro
・Mi 11 Lite 5G
・Xiaomi 11T
・Xiaomi 11T Pro
先日、同社のSIMフリースマートフォン「Redmi 9T」でこの問題が発生していることをお伝えしましたが、実際は日本発売済みのSIMフリースマートフォン全てで、同様の問題が発生しているようです。
同社によれば、緊急通報ができない事象が発生する条件は以下の通りです。
発生事象:デュアルSIM機能利用時に、以下のすべての条件を満たす場合、緊急通報(110 番、118 番、119 番)ができない場合がある。
・音声通話可能なSIM2枚でデュアルSIM機能を利用
・「通話のデフォルト」を「毎回確認」に設定
・緊急通報の直前の発信もしくは着信がSIM2で行われている
※「通話のデフォルト」の確認方法:
1. 設定アプリで[SIM カードとモバイルネットワーク]をタップ
2.「通話のデフォルト」を確認
「/」が選択されている場合は「毎回確認」に設定されている
また、回避方法は以下の通りです。
以下のいずれかの方法で緊急通報(110 番、118 番、119 番)が可能。
・電話番号の冒頭に 186 をつけて発信する
・「通話のデフォルト」を「毎回確認」から「SIM1」または「SIM2」に変更
一方、こうした問題はシングルSIM仕様のキャリアモデル(Redmi Note 9T、Redmi Note 10 JE等)では確認されていません。
なお、同社は修正のソフトウェアアップデートの準備ができれば改めて告知するとしていますが、シャオミ本社がある中国は春節(旧正月)で2月6日まで連休中。すぐにアップデートは来なさそうです。
かなり限定された状況で発生している問題なので、大多数の人には影響がなさそうなのが救いでしょうか。なるべく早くアップデートが配信されることを祈りましょう。
ソース:Xiaomi