2022年1月26日(水)午前10時より、Redmi Note 10 JE(XIG02)にアップデート配信が開始されました。OSバージョンはAndroid 12をベースとしたMIUI 13です。
基本的に、キャリアモデルはSIMフリーモデルに比べてアップデートの配信が遅くなるので、MIUI 13日本初配信機となったことに驚きが隠せません。
Redmi Note 10 JEのアップデート内容
今回の主なアップデート内容は以下の通りです。
・「接続と共有」の項目に「Mi シェア」機能が追加されます。対応する近くのデバイスとファイルの共有ができるようになります。
・「通知とコントロールセンター」の「通知バッジ」の設定がすべてオンになります。
・「着信設定」から「フリップしてサイレント」が削除されます。
・フロントカメラ設定の「シャッターボタンを長押し」から「バースト撮影」が削除されます。
また、アップデート後のOSバージョン、ビルド番号、Android セキュリティパッチレベルは以下の通りです。
OSバージョン:Android 12
ソフトウエアのビルド番号:V13.0.2.0
Android セキュリティパッチレベル:2021年12月1日
アップデート方法は、ホーム画面で「設定」→[デバイス情報]→[MIUIバージョン]から行えます。更新時間やアップデートファイルサイズ等は以下の通りです。
アップデート方法 | 更新時間 | アップデートファイルサイズ |
Wi-Fi 利用 | 約30分 | 約3.0GB |
5G/4G(LTE/WiMAX 2+) | 約30分 |
より詳細なアップデート内容や方法については、auのホームページをご覧ください。
▷Redmi Note 10 JE XIG02 OSアップデート情報 2022年1月25日
なお、中国版のMIUI 13は動作の最適化だけでなく、独自仕様の多数のアプリウィジェットが追加されています。しかし、現状では中国外向けのMIUI 13にアプリウィジェットの追加はないようです。
グローバル版のMIUI 13については、今後のアップデートで機能の追加等があることに期待しましょう。中国版のMIUI 13の主な内容については以下をご覧ください。
MIUI 13(中国版)の特徴
MIUIは今年8月に「MIUI 12.5 Enhanced」の配信を開始し、システムの最適化を重点を置いてきましたが、MIUI 13でもより一層最適化が進められています。具体的には、システムアプリケーションが20%~26%、サードパーティアプリが15%~56%、スムーズに動作するとのことです。
これについて他社製品とも比較を行い、以下の画像で分かるようにシャオミが全体で1位になっています。また、36か月間継続して使用しても、読み取りと書き込みのパフォーマンスの低下は5%未満だといいます。
動作の最適化だけでなく、ビジュアル面も大きく刷新されました。
MIUI 13では、フラットでパワフルな新しいシステムフォント「Mi Sans」が追加されています。
また、国際的な科学教育と科学文化のブランド「美丽科学(Beauty of Science)」と提携し、美しい壁紙が制作されました。これは、偏光顕微鏡を用いて、8Kタイムラプス写真で結晶形成の形状と変化を記録したもので、すべてのデバイスで使用可能になるとのことです。
iPhoneのような豊富で実用的なアプリウィジェットも追加されました。多くのパーソナライズされたウィジェットにより、統一感のあるホーム画面を作成可能です。
プライバシー機能の改善も行われています。MIUI 13では、顔認証を強化し、プライバシー漏洩、電子詐欺からユーザーを守ります。
MIUI開発のためシャオミは組織の改編を行い、3,000人を超えるエンジニアで構成されるグループソフトウェア部門を作り上げました。強力な研究開発リソースにより、将来的にはより良いソフトウェア体験を提供できるといいます。
これまでMIUIは多くの機能を提供してきましたが、アプリの最適化や使い勝手の面でイマイチと評されることが多くありました。今後、シャオミはスマートフォンだけでなく、スマートウォッチやスマート家電等のデバイスも含めてソフトウェア開発にも力を入れるということなので、今後のMIUIの行方が楽しみです。