「Mi 11 Lite 5G」は、日本で発売されたシャオミ製スマートフォンの中でも特に人気の高い端末です。
その理由は軽さと薄さ、そして日本で求められることの多い「おサイフケータイ」への対応でしょう。ところが、Mi 11 Lite 5Gを修理に出すと、おサイフケータイが使えなくなって戻ってくるという事案が複数発生しているようです。
修理の際に中身がグローバル版ファームウェアに書き換えられてしまっている?
この報告は価格.com(リンク)にあり、また5chやTwitterでも同様の報告を複数見ることができます。

価格.comの該当の報告
これらの報告を見る限りでは、修理から返ってきた端末はファームウェアが日本版(RKIJPXM)ではなく、グローバル版(RKIMIXM)に書き換えられてしまっているようです。

報告に貼付されている画像から、MIUIバージョンがグローバル版(RKIMIXM)になっていることが分かる(画像出典:価格.com)
ファームウェアの書き換えは通称「ROM焼き」と呼ばれている行為で、一定の手順を踏めば個人で行うことも可能ですが、自己責任であり、ある程度の知識とPCも必要なのでおすすめできません。
日本版で販売されているシャオミ製端末は、ファームウェアが日本版独自のものになっているものと、グローバル版と同様のものがあります。前者は日本仕様に独自調整されているものであり、すなわちFeliCa(おサイフケータイ)に対応した端末専用です。これに該当するのが「Mi 11 Lite 5G」「Redmi Note 10 JE」「Xiaomi 11T Pro」です。

筆者所有のXiaomi 11T Pro日本版。MIUIバージョンが日本仕様(RKIJPXM)になっている。
これをグローバル版のものに書き換えられてしまったら、当然おサイフケータイは使用できなくなります。
このような問題が発生している理由について推測すると、修理の際に、FeliCa非搭載端末と同じようにグローバル版のファームウェアを、誤ってインストールしてしまっていることが考えられます。
起きてしまったことは仕方ないので、今後シャオミ・ジャパンには適切な対応をお願いしたいと思います。
問題があれば、まずサポートセンターに連絡を
対処方法についてですが、前述の通り、個人でのファームウェアの書き換えはおすすめできません。失敗すると二度と起動しなくなる可能性もあります。
そのため、シャオミ・ジャパンのサポートセンターに連絡するのが無難でしょう。連絡先は以下の通りです。
電話:0120-300-521(月曜日から日曜日まで 9:00~18:00)
メール:service.jp@xiaomi.com
なお、筆者は電話とメールでサポートに連絡したことがありますが、メールサポートの返信はあまり早くありません。
一方、電話サポートは繋がりにくいものの、その場で一応の返答は得られるので、急ぐ方は根気よく電話をかけることをおすすめします。
ソース:価格.com
「OCNモバイルONE」最安1円のスマホセール!人気の全部入りスマホAQUOS sense6やOPPO Reno5 Aもお得に