シャオミは、中国のソーシャルメディアWeiboにて、最新バッテリー技術を公開しました。
この技術により、従来と同じ体積でもバッテリー容量を10%増加させることができ、一回の充電あたりのバッテリー持ちが100分間延長できるといいます。
同社によれば、スマートフォン向けとしては初となるハイグレードのシリコンリチウム補充技術により、シリコン含有量が3倍に増加し、パッケージング技術の改善と組み合わせて、このような改善が可能になるといいます。刷新されたパッケージング技術は、PCM(保護回路モジュール)の角度を従来のフラットなものから90度に変更し、省スペース化を実現しました。
さらに、シャオミはこの新しいバッテリーに燃料計チップを搭載しました。このチップは、夜間の充電を監視し、安全性とバッテリーセルの寿命を向上させる高度なアルゴリズムを持つといいます。
これにより、スマートフォンを充電器と長時間接続した場合の過充電状態が緩和されます。また、センサーを使った温度管理も行われており、熱に弱いリチウムイオンを安全に保護できるようになるそうです。
同社は、この新型バッテリーが来年後半に量産される予定としています。来年末にも登場するであろうXiaomi 13(仮称)シリーズでは、この新技術によりバッテリー性能が大きく向上することが期待できます。