チャイナテレコム（中国電信）が公表したデータによれば、シャオミの5Gスマートフォンは他社製品と比較して最高の5G性能を発揮していることが分かりました。
このデータは、チャイナテレコムが主催し、広州で行われた「2021年度 国際デジタルテクノロジー展」と「天翼インテリジェントエコロジカル・エキスポ」で発表されたものです。
画像出典：Weibo
具体的には以下の通りです。
5,000人民元（約8万9,000円）以上の高価格帯では、「Mi 11 Pro」が1位を獲得し、「Xiaomi MIX 4」も3位に。
3,500～5,000人民元（約6万2,000円～約8万9,000円）の中高価格帯では、「Redmi K40 Pro」が1位を獲得。
2000～3500人民元（約3万6,000円～約6万2,000円）の中低価格帯では、「Redmi K40」が1位を獲得。
2,000人民元（約3万6,000円）以下の低価格帯でも、「Redmi Note 9」が1位を獲得しています。
画像出典：Weibo
チャイナテレコムは、10ブランドの52台の5Gスマートフォンを87の指標により279時間のテストを行っており、これには一般的に品質が高いと認識されているファーウェイやApple等も含みます。
このデータは中国国内のものであることに注意する必要がありますが、中国は5G通信および5Gスマートフォンが世界で最も普及した国であり、同国においてシャオミのスマートフォンが他社製よりも優れた5G性能を発揮していることは驚くべき結果でしょう。
なお、同様に公表された5G以外のデータではファーウェイやAppleのスマートフォンがランクインしていましたが、5GのテストではいずれもTOP5には入りませんでした。
最新のデータによれば、中国は世界の70％以上を占める115万を超える5G基地局を構築しており、世界最大かつ最先端の5Gネットワークが整備されています。現在、全国の都市部や97％以上の郡庁所在地、40％の郷や鎮（日本における町や村）が5Gネットワークを網羅しており、5G端末のユーザーは4億5000万人に達し、世界の80％以上を占めています。
また、中国信息通信研究院のデータによると、中国で販売されている携帯電話の70％以上がすでに5G対応のものであり、中国が完全に5G時代に入っていることを示しています。
