Xiaomiはグローバル市場において使用してきた「Mi」ブランドを廃止し、以後「Xiaomi」ブランドを用います。米テックメディアのXDA Developersが伝えました。
同社がXDA Developersに伝えた声明によると、2021年第3四半期から、Xiaomiの製品シリーズ「Mi」は「Xiaomi」に名前が変更されるとしています。
これまでグローバル市場において、「Mi」はXiaomiの代名詞ブランドとして展開され、その他の「Redmi」や「POCO」はあくまでサブブランドの位置づけでした。
一方、中国においては「Mi」は用いられず、以前から企業名そのままの「小米(Xiaomi)」が用いられてきました。「Mi」の廃止は、中国/グローバル市場両方で統一したブランド名を用いることで、一貫したブランディングを行うためと思われます。
また、Xiaomiは、今年8月に中国で発表されたスマートフォン「Xiaomi MIX 4」で「Xiaomi」ブランドを用いています。さらに「Xiaomi MIX 4」は、中国内の他の端末と違い「小米」の字が用いられていません。今後、中国内でも「小米」ではなく「Xiaomi」のアルファベット表記で統一していくのかもしれません。
「Xiaomi MIX 4」は、以前の端末と異なり「小米」と表記されていない。
ちなみに、同社の雷軍CEOは以前、「Mi」は「モバイルインターネット」と「ミッションインポッシブル」の2つを表すと語っていました。このようなブランド名の変更は市場の混乱を招く可能性がありますが、それをわざわざ行うということに、「Xiaomi」ブランドを世界に広げていく同社の強い意気込みが感じられます。
ソース:XDA Developers