シャオミが9月27日に中国で「Xiaomi CIVI」を正式発表したのでスペックをまとめます。
同機は、薄型軽量かつ自然に「盛れる」セルフィー機能を強化した女性向けのスマートフォンになっています。
Xiaomi CIVIの主な特徴
「Xiaomi CIVI」の外観上の特徴は、6.98mmの超薄型であることと、AGガラスを使用した背面パネルにあり、まるでビロード生地のような質感であるといいます。また、ミドルフレームは1.4mmの金属製で、横幅も71.5mmとかなり抑えられているため、手の小さな女性でも持ちやすく設計されています。
カメラについては、背面に6400万画素のメインカメラ、120°の広い画角を持つ800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの3つを搭載。
正面には、場所を選ばずセルフィ―が撮れる専用のLEDライトとHDレンズを使用した3200万画素カメラを搭載。自然で違和感のない美顔補正機能を備えていることが発表会では特にアピールされていました。同機能は、ピクセルレベルで肌を捉え、細部から美しく補正。自然で違和感のないポートレートを生成します。
ディスプレイは6.55インチの有機ELで、エッジスクリーン。リフレッシュレート120Hz、10.7億色表示、Dolby Vision、HDR10+にそれぞれ対応しており、いわゆる下あごの幅はシャオミのスマートフォン史上最も小さい2.55mmとなっています。
バッテリーは4,500mAhの容量があり、55Wの急速充電に対応。充電器は直接付属しませんが、55WのGan急速充電器を無料で付けることができます。また、電力消費効率が改善されているだけでなく、バッテリー寿命についても従来より25%延長されているといいます。
SoCには「Qualcomm Snapdragon 778G」を搭載。これは「Xiaomi 11 Lite 5G NE」が搭載しているものと同様のチップセットで、ミドルレンジ性能のものとしては非常に高い処理性能を持ち、ここ最近各社が主力製品に採用しています。
音響面では、Dolby Atmosに対応したデュアルスピーカーを搭載。背面カラーはブルー、ピンク、ブラックの3色で、ピンクはうっすらと羽のような模様があります。
- ブルー
- ピンク
- ブラック
端末の寸法は、厚み6.98mm、横幅71.5mm、重量166gで、女性をターゲットにしているだけあってかなり持ちやすそうなサイズ感・重量になっています。
価格は、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが2,599元(日本円で約4万5,000円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2899元(日本円で約5万円)、メモリ12GB/ストレージ256GBモデルが2899元(日本円で約5万5,000円)。既に予約は始まっており、発売日時は9月30日午前10時(日本時間午前11時)となっています。
なお、日本で発売されるかどうかは分かりません。
Xiaomi CIVIスペック表&総評
Xiaomi CIVI | |
OS | Android 11, MIUI 12.5 |
SoC(CPU) | Snapdragon 778G |
メモリ/ストレージ | メモリ:8 / 12GB ストレージ:128 / 256GB LPDDR4X UFS 2.2 |
ディスプレイ | 6.55インチ、有機EL エッジディスプレイ 解像度2400×1080 (FHD+) リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:240Hz ピーク輝度:950nits Dolby Vision, 10bit, HDR10+ |
リアカメラ | トリプルカメラ構成 メイン:6400万画素 超広角:800万画素(120°) マクロ:200万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
バッテリー | 4,500mAh 55W急速充電 |
オーディオ | デュアルスピーカー Hi-Res, Dolby Atmos |
生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
対応バンド | 後日記載 |
サイズ | 約158.34 × 71.5 × 6.98mm |
重量 | 166g |
カラー | ブルー、ピンク、ブラック |
価格 | 8GB/128GB:2,599元(約4万5,000円) 8GB/256GB:2899元(約5万円) 12GB/256GB:2899元(約5万5,000円) |
「Xiaomi CIVI」は、美顔補正のあるセルフィー機能や持ちやすいサイズ感・重量など女性をターゲットにした製品となっています。
スペック的には「Xiaomi 11 Lite 5G NE」に似ているところも多いのですが、エッジディスプレイを採用したことで大画面でありつつ横幅が抑えられています。
一方「Xiaomi CIVI」は、1億画素カメラや望遠カメラを搭載し、カメラ性能を高く評価された「CC9(Mi Note 10)シリーズ」の後継機としての期待もありました。
CC9 (Mi Note 10)
これについては、「Xiaomi CIVI」は典型的なミドルレンジスマートフォンのカメラ構成で、望遠カメラもなくハードウェア的には全く及びません。筆者としては、「CC9(Mi Note 10)シリーズ」を超えるカメラ性能の上位モデルの登場に期待したいです。
ソース:IT之家