シャオミの2023年フラッグシップモデル「Xiaomi 14 Pro」を購入したので、「原神」の動作チェックをお届けします。
Snapdragon 8 Gen 3初搭載機種として注目されている本機ですが、最高峰の原神パフォーマンスを発揮できるスマホとなっています。原神プレイヤーで本機の購入を検討している方は是非ご覧ください。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度について
この記事で紹介している「Xiaomi 14 Pro」は日本国内で発売されていない技適未取得機器に該当します。筆者は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に基づき総務省に申請を行ったうえで使用・検証を行っています。
ジャンプできる目次
超高いベンチマーク。冷却もあれば200万点を超える
Xiaomi 14 Proは、SoCにクアルコム製の超高性能チップ「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しており、高水準のパフォーマンス性能が期待できます。
まずは、よく知られるベンチマークアプリ「AnTuTu(Ver.10)」を使って、Xiaomi 14 Proの処理性能を測ってみました。
- 1回目
- 2回目
- 3回目
1、2回目では非常に高い190万点以上の非常に高いスコアを記録。3回目でも180万点台のスコアを保っています。
また、ゲーム用のスマホクーラーを使いながら計測すると200万点を超えることができました。

スマホクーラー使用時

以上の通りベンチマークスコアは申し分ないので、ゲームの動作も高水準のものが期待できます。
原神「最高」画質で動作チェック
というわけで、実際にXiaomi 14 Proで原神の動作をチェックしてみます。最高画質+最大60FPS設定で、比較的動作の軽いフィールド「モンド」と、重めな「スメール(砂漠)」で検証しました。検証ツールは「TakoStats」です。
先に結論をまとめておくと、短時間のプレイでは非常に高いパフォーマンスを発揮。さらに長時間のプレイでも高いパフォーマンスを維持しました。
モンド:非常に快適
プレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

平均約59FPSで動作

FPS:一瞬落ちることはあっても、基本的にはほぼ60FPSを維持

表面温度:15分で約12℃の上昇
15分のプレイでは極めて高いパフォーマンスを発揮しました。
フレームレートはほとんどのシーンで60FPSに張り付いており、一瞬落ちることはあってもすぐ元に戻ります。表面温度の上昇も12℃の上昇にとどまり、非常に快適なプレイが可能でした。

移動中:ほぼ60FPS固定で非常に快適

戦闘中:こちらでもほぼ60FPSで動作していた
移動中はもちろん、元素爆発やスキルを連発して負荷が強くなっても基本的には60FPSを維持。一瞬落ちることはあっても、すぐ元に戻るためかなり快適に戦闘を楽しむことができました。

スメール:同じく非常に快適
次に動作が重くなりがちなスメール(砂漠)。モンドと同じくプレイ時間はおよそ15分で、フィールドをマラソンしつつ出会った敵とも戦っています。

平均約59FPSで動作

FPS:若干波はあるが、依然として高い水準

表面温度:15分で約8℃の上昇
モンドと比べるとわずかにフレームレートの波がわずかに多いものの、依然として高いパフォーマンスを発揮しました。
一瞬45FPSを切るシーンがありましたが、ゲームプレイにはほぼ支障なく、非常に快適なプレイが可能でした。

移動中:快適。60FPSにほぼ固定されている

戦闘中:おおむね50FPS台後半を維持
移動中に関しては、ほとんどモンドと変わらず。フィールドの読み込みで一瞬落ちることはあってもすぐ元に戻ります。
戦闘中は、元素爆発やスキルで一瞬FPSが低下することはあっても、ほとんどのシーンで50FPS台後半を維持していました。
という訳で、15分のプレイではモンドもスメールも高水準のパフォーマンスを発揮できることが分かりました。
スメール:1時間のプレイでも驚きの結果に
しかし、当然ながらゲームを続けていれば温度は上昇していくもの。発熱を抑えるために強い制限がかかる可能性があります。
というわけで、スメール(砂漠)にて、最高画質+最大60FPS設定で1時間のプレイを試してみたのですが、結果は驚くべきものでした。

平均約58FPS台で動作

FPS:後半は波があるが、それでも最大60FPSを維持

表面温度:48℃を超えない程度の発熱
フレームレートは平均で58FPS以上と高いパフォーマンスを維持。後半は若干波があるものの、FPSの制限がかかることもなく快適なゲームプレイができました。長時間のプレイでこの結果は非常に素晴らしいと言えるでしょう。
表面温度については最高で48℃を超えない程度でしたが、バッテリー温度は計測できなかったので何とも言えません。ただし、これまでのシャオミのフラッグシップモデルと同様にバッテリー管理チップを搭載しているため、おそらく45℃にならないような制御が行われていると思われます。
※リチウムイオンバッテリーは45℃を超えると劣化しやすいとされている。
表面温度を見るに45℃近くまでは上昇が早いものの、それ以降はゆるやかに上下。このあたりで一定の制御をかけていると思われます。
いずれにせよ長時間のプレイでも、高いパフォーマンスを発揮できることは間違いありません。ただし、熱くなるのは避けれれないので、気になる場合はケースやスマホクーラーを使った方が良いでしょう。
まとめ:強すぎる「原神」パフォーマンス
以上、Xiaomi 14 Proでの原神の動作チェックでした。
結論は、Snapdragon 8 Gen 3搭載のフラッグシップの期待を裏切らないもの。最高級の原神パフォーマンスを発揮できました。
短時間はもちろんのこと、長時間のゲームプレイでも高水準かつ安定した性能を発揮できており、極めて快適です。
ただし、長時間のプレイでは高い表面温度が続くため、持っていて熱く感じます。ケースを使うかスマホクーラーで冷却した方が良いでしょう。
Xiaomi 14 Proの総合的なレビューは以下の記事をご覧ください。
▽Xiaomi 14 Pro 実機レビュー!創造性を形にできる撮影体験が魅力。ゲームや音響性能も超高い
なお、AnTuTuベンチマークで約150万点のXiaomi 13T Proでも、原神のパフォーマンスは極めて高い結果が出ています。こちらは日本版が2023年12月8日に発売予定なので、原神プレイヤーの方にはこちらもオススメです。
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