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Xiaomi 12T Pro 実機レビュー!使って感じた評価とQ&A。原神サクサク&カメラ○

当ブログではアフィリエイト広告を掲載しています。

シャオミのハイエンドモデル「Xiaomi 12T Pro(日本版)」を購入したので、前モデル「Xiaomi 11T Pro」と違いの解説も含めてレビューをお届けします。

なお、当ブログは特にカメラ性能の検証に力を入れています。カメラの作例はコチラをご覧ください。

やずX
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ジャンプできる目次

Xiaomi 12T Proはこんなスマホ

主な特徴

Xiaomi 12T Proの主な特徴は以下の通りです。

ポイント

19分でフル充電できる「神ジューデン」対応

最高峰のSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」搭載

3725mm²の大型VC冷却システム搭載

1.22型の2億画素+OIS メインカメラ

1.5K・120HzのAMOLEDディスプレイ

5,000mAh大型バッテリー

Harman Kardonデュアルスピーカー

19分でフル充電できる120Wの「神ジューデン」対応の他、高い処理性能とバッテリー消費効率を併せ持つと言われるSoC「Snapsragon 8+ Gen 1」と、1.22インチの非常に大きな2億画素「HP1」センサーを搭載したこと等が特徴です。

やずX
特に2億画素のメインカメラはOISもあり、快適で楽しい撮影体験ができます!

Xiaomi 11T Proから買い替える価値はある?

やずX
結論を最初に言うと、あります!

Xiaomi 11T Pro

Xiaomi 11T Proから買い替えることで、大きくアップグレードされる部分は以下の通りです。

・AnTuTu 約80万点 → 100万点超!「原神」もかなり快適に動く

・前世代よりも65%も大きくなったVC冷却で放熱性能優秀

・メインカメラ 1億画素・1/1.56型 → 2億画素・1/1.22型!夜景が強い

・側面指紋認証 → 画面内指紋認証で利便性向上

やずX
ゲーム性能・カメラ性能ともに大きく強化されています!

価格がネックではあるものの、よりフラッグシップ感が増した「確かな進化を感じ取れるスマホ」となっています。

▽Xiaomi 12T Proは「買い」なのか?11T Pro / 12T Pro両方使った筆者が比較してみる

https://pragma-life.jp/xiaomi-12t-pro-buy-20221213/

Xiaomi 12T Pro 日本版の価格・仕様等

Xiaomi 12T Proの日本版は、以下の独自仕様があります。

FeliCa(おサイフケータイ)対応

24ヵ月の無料バッテリー交換

ブルーとブラックの2色展開

メモリ8GB+ストレージ128GBモデルがオープンマーケット版として、家電量販店やAmazon楽天市場などのECサイト、そしてIIJmioなどのMVNOで販売中です。

また、メモリ8GB+ストレージ256GBモデルがソフトバンクで販売。両モデルの価格は以下の通りです。

価格

オープンマーケット版 (8+128GB) : 税込109,800円

ソフトバンク版 (8+256GB) : 税込143,280円

ただし、IIJmioではMNP割引やキャンペーンを適用してお得に購入することが可能。また、ソフトバンク版ならネット店舗のあるソフトバンク正規代理店【スマホ乗り換え.com】にて、2年後に返却する新トクするサポートを使って実質24円で利用することができます。

▽お得に購入できる詳細は以下の記事で!

Xiaomi 12T Proの本体・同梱品をレビュー

大柄なスマホだが意外と持ちやすい

Xiaomi 12T Proは、重量205g、横幅76mm、厚み8.8mmの比較的大型のスマホとなっています。

ただし、背面がラウンドしているので、それほど持ちにくさを感じません。

日本版のカラーバリエーションは2種あり、筆者が購入したのはブルー。他にブラックがありますが、どちらも背面パネルはマットガラスで、サイドフレームは樹脂製となっています。

なお、筆者はグローバル版のブラックも所有していました。グローバル版は背面に複数の認証マークがあります。

1/1.22インチの大きなセンサーを搭載していることもあり、カメラモジュールは非常に巨大です。

100円玉2枚分の大きな出っ張りとなっているので、ふいにぶつけてしまったりすることが怖い方はケースを着けましょう。

端末正面から見て右側面にはボリュームキーと、電源ボタンがあります。指紋センサーは画面内となったため、電源ボタンは指紋センサーを兼ねません。

端末正面から見て左側面にはボタンや穴等は全くありません。

天面にはスピーカー穴とマイク穴、IRブラスター(赤外線リモコン)があります。

天面の中央には「SOUND BY harman / kardon」のロゴが印字されています。

底面にはスピーカー穴、マイク穴、Type-C充電ポート、SIMカードスロットがあります。

正面ディスプレイの上部中央には小さなパンチホールがあります。フィルムは最初から貼付済みでした。

付属品はフルセット!120W急速充電器もあり

Xiaomi 12T Proのパッケージは大きくズッシリとしており、白地にピンクゴールドの文字で「12」と書かれています。内容物は以下の通りです。

内容物

Xiaomi 12T Pro 本体

TPUクリアケース

フィルム(貼付済)

120W充電器 & ケーブル

SIMピン

説明書等

ケース、フィルム、充電器がセットになっており、そのまま使い始めることができます。

やずX
特に120W専用充電器の付属がありがたい!!

付属ケースはカメラの出っ張りをしっかり保護してくれます。

Xiaomi 12T Proのカメラをレビュー

2億画素「HP1」センサー含むトリプルカメラを搭載

Xiaomi 12T Proはトリプルカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・メイン(広角):2億画素「ISOCELL HP1(1/1.22型, f/1.69)」+OIS

・超広角 (120°):800万画素

・テレマクロ:200万画素

メインカメラは8層レンズを備えた1/1.22インチの特大センサーで、OIS(光学式手振れ補正)も搭載。さらにf/1.69とf値が低い(=明るく撮れる)ため、夜景で強力な性能を発揮します。

また、動画については、8K、4K、1080p、720pでの撮影がそれぞれ可能です。

画質フレームレート
8K24FPS
4K30/60FPS
1080p30/60FPS
720p30FPS

3つのカメラを使って実際に撮影してみました。以下、作例になります。

ギャラリー

素晴らしい解像感の2億画素カメラ。色合いは違和感なし

Xiaomi 12T Proが搭載している2憶画素メインカメラ「ISOCELL HP1」は、しっかりと解像感のある写真を撮ることができます。

AI補正なし

AI補正なし

AI補正を入れない場合の色合いは、一般的なスマホカメラらしく派手過ぎず地味過ぎず丁度良い感じです。

また、AI補正による変化は以下の通りです。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

上掲のスライダー付き画像は、左がAI補正なし、右がAI補正ありとなっています。

実はプレビュー画面での変化はかなりどぎつい色になっているのですが、実際に保存された写真を見ると、ちょっと濃くなる程度です。この辺は後から修正されるものと思われますが、極端に変な色で保存はされないので安心してください。

メシの色は光量不足だとコントラストが強くなりがち

自然光あり

Xiaomi 12T Proは光量が十分な(=自然光がある)場所では、自然で良好な色合いの写真が撮影でき、違和感のないメシ撮りができます。しかし、光量が少ないと、コントラストが強めの写真になりがちです。

コントラストが強く、魚の頭が黒潰れしている

かなり濃いめになったアップルパイ

美味しそうではあるが、実際よりかなり濃い色のクッパ

このあたりの調整が好みの分かれるところでしょうか。メシ撮りでは場所選びが重要になりそうです。

暗めの場所だったがかなりナチュラルな写真に

一方、こちらの刺身の盛り合わせの写真はかなり暗めだったのですが、むしろ丁度良い自然な色になりました。角度によってかなり色が変わることがあるので、そうしたコツをつかむことも重要でしょう。

強力すぎるボケでプロのような写真が撮れる

2憶画素メインカメラ「ISOCELL HP1」は、1/1.22インチという非常に大きなセンサーで、大きなボケが発生します。

やずX
一般的なスマホは1/1.5~2インチ程度です!

2倍ズームにて撮影

2倍ズームにて撮影

被写体にギリギリまで寄り、かつ被写体と背景の距離が離れていれば、ボケは大きくなります。この条件ならば大きな玉ボケを発生させることも可能で、プロのような印象的な写真を撮影することができます。

2倍ズームにて撮影

上掲の写真3枚はいずれも2倍ズームで撮影していますが、ボケが大きいだけでなく解像感も良好なので、かなり便利です。

優れたHDRでよりハッキリとした写真に

Xiaomi 12T ProはHDR機能を備えており、黒潰れや白飛びを効果的に抑えることができます。

太陽を中心に捉えた写真です。HDRが弱いと、中央の白い部分がもっと大きくなるのですが、Xiaomi 12T Proは太陽の光を効果的に抑え込んでいます。

また、こちらの写真は直接太陽は捉えていませんが、強い日差しの下での撮影でした。空が白飛びしておらず、影で暗くなった鹿の顔もHDRにより適切な色に補正されています。

←プレビュー:撮影した写真→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

なお、プレビュー画面では白飛びしていても、実際にシャッターを切るとしっかり白飛びしていない写真に仕上がるようになっているので、ご安心ください。

やずX
HDR性能が良いので、誰でも使いやすいです!

大型メインカメラは夜景に強い。11T Proとも比較

Xiaomi 12T Proの2憶画素メインカメラ「ISOCELL HP1」は、1/1.22インチとかなり大きなセンサーのため夜景性能も強力です。

夜景モードを使うことで白飛びを抑えつつ全体的に明るく補正します。上掲の写真は電球の白飛びが強力に抑え込まれています。

夜景モードは1~5秒構えて待つ必要がありますが、OIS(光学式手振れ補正)が備わっているので手振れもしっかり抑えてくれます。

また、こうした少し暗めの場所であっても、夜景モードを使うことで色も鮮やかに表現できます。

やずX
簡単に綺麗な夜景が撮影できますよ!

また、以下の写真は通常モードと夜景モードで写真を比較したものです。

←通常モード:夜景モード→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

夜景モードは、ノイズを抑えて、より明るく撮影できています。

また、以下はメインカメラおよび超広角カメラの通常モード・夜景モードの比較です。

流石に超広角カメラはセンサーサイズの小ささゆえに限界がありますが、メインカメラは非常に良好です。

なお、手動で選ぶ夜景モードだけでなく、自動夜景モードも搭載しています。これは、メインカメラでのオート撮影時に夜景を美しく撮影するために、AIが露光時間を1~5秒の間で調節する機能です。

通常モード

自動夜景モード

夜景モード(手動)

ただし、基本的には手動の夜景モードの方が強力なため、こちらの使用を推奨します。

前モデルXiaomi 11T Proと夜景を比較

また、Xiaomi 12T Proと前モデルXiaomi 11T Proとも夜景性能を比較してみます。

Xiaomi 12T Pro:ISOCELL HP1(2億画素, 1/1.22インチ)

Xiaomi 11T Pro:ISOCELL HM2(1億800万画素, 1/1.52インチ)

夜景ではセンサーサイズが重要となりますが、Xiaomi 12T Proのメインカメラはより大きなセンサーとなっています。

11T Pro メイン

12T Pro メイン

Xiaomi 12T Proの方が、全体的に明るく暗い部分も細かく描写できており、非常にくっきりとしたディティールとなっています。

やずX
白飛びもしっかり押さえていますね!

11T Pro 超広角

12T Pro 超広角

また、同じく800万画素の超広角カメラでも比較してみましたが、画像処理性能の高さゆえか、Xiaomi 12T Proの方が明るく撮れています。

さらに超低照度の環境で、それぞれ通常モード・夜景モードで撮影してみましたが、差は歴然。11T Proはほとんど明るくなりませんが、12T Proはある程度家屋や田んぼが確認できるくらいまで明るくなっています。

やずX
夜景性能は確かな進化を感じさせます!

ズーム性能良好。パキッとした画質

Xiaomi 12T Proは望遠カメラはありませんが、最高10倍のデジタルズーム撮影が可能です。

1倍

2倍

1倍と2倍ズームでそれぞれ撮影してみました。シャープネスが強めでパキッとした画質ですが、安いスマホでよくなりがちなボヤッとした写真にはなりません。

シャオミによれば、センサーレベルで写真をトリミングすることにより、2倍ズーム撮影でも非常に鮮明な「センサーインズーム」技術が使われているとのことでしたが、謳い文句通り良好な画質です。

3倍

4倍

5倍

また、さらに拡大して3倍・4倍・5倍ズームで撮影してみました。シャープネスが強いので、細く細かい草木や苔のような被写体は違和感が出てきますが、奥の家屋やホースは優れたディティールを保っています。

10倍

最大だと10倍までズームが可能ですが、ここまで拡大すると流石に粗さがはっきりとしてくるので、記録用や確認用程度に使用するのが良いでしょう。

やずX
望遠カメラはないものの、ズーム性能はかなり頑張ってます!

ウルトラHDモードでより高精細な写真が撮れる

先にXiaomi 12T Proのデジタルズーム性能についてご紹介しましたが、「ウルトラHDモード」を使うことで、より高精細な写真を撮ることができます。

Xiaomi 12T Proは、通常時は16個の画素を1つにまとめて1250万画素で撮影しますが、このモードを使うことで5,000万画素または2億画素で撮影することができます。

それでは、こちらの風景を1,250万画素、5,000万画素、2億画素でそれぞれ撮影した写真の左下部分をトリミングして比較してみます。

通常(1250万画素)

5000万画素

2億画素

通常だとここまで極端に拡大してしまうとかなり粗くなってしまいますが、5,000万画素、2億画素で撮影した写真はよりくっきりとディティールを残しています。

また、2億画素で撮影した猫の画像をトリミングして細部を確認してみました。

元の写真から眼の周辺だけトリミングしても非常に細かいディティールを保てています。拡大しても綺麗な写真をどうしても撮りたい時などに使うと良いでしょう。

その他、遠方の被写体をとりあえず撮影しておき、後でトリミングするというような疑似望遠カメラ的な使い方ができます。

やずX
しかも2億画素でも、1,250万画素とほぼ変わらず一瞬で撮影できます!

5,000万画素で撮影した夜景は、ノイズと白飛びが酷い

ただし、これらのウルトラHD写真は、通常時の1,250万画素よりも画素一つ一つの光を取り込める量が少なく、夜景処理も行われないため、暗所での撮影には不向きです。またズームは2倍までで、AIによる色味の補正も行われません。

更に、こうした高画素の写真は容量が大きく、2億画素は1250万画素の10倍以上の容量になることもあります。Xiaomi 12T ProはmicroSDカード非対応なので、2億画素での撮り過ぎは注意しましょう。

なお、ウルトラHDで撮影した画像を、AIが被写体を判定して様々なサイズにトリミングしてくれる「Xiaomi ProCut」機能が備わっています。

やずX
適当に撮った写真が、壁紙やSNS等に丁度良いサイズになります!

画角120°の超広角カメラでダイナミックな写真が撮れる

Xiaomi 12T Proは、800万画素の超広角カメラも搭載しているので、メインカメラよりも広い画角で写真を撮ることができます。

メイン(広角)

超広角

画素数は800万画素とパッとしないものの、意外にも普通に撮れてしまっています。これは、おそらくSoCの画像処理性能が非常に高いためでしょう。

センサーサイズが非常に小さいので、夜には向きませんが、昼に撮影するには十分な画質かと思います。

マクロカメラで被写体にかなり寄った写真が撮れる

Xiaomi 12T Proは、200万画素のマクロカメラを搭載しています。

11T Proが500万画素の実用的なマクロカメラを備えていたので、200万画素になってしまったのは残念。しかし、画像処理性能が高いためか超広角と同じく意外にも普通に撮れます。

よく見ると若干ノイズがのってしまっていますが、スマホ画面で見るには大きな違和感はありません。

OIS搭載なので手振れにも強い

Xiaomi 12T ProはOIS(光学式手振れ補正)を搭載しているので、手振れの少ない動画が撮影できます。

※GIF画像のため、解像度・フレームレートは実際よりも低下しています。

歩きながらはもちろん、駆け足の場合でも手振れが最小限に抑えられています。

Xiaomi ProFocusで被写体を追い続ける

Xiaomi 12T Proは、動く被写体を認識してピントを合わせ続ける「Xiaomi ProFocus」機能に対応しています。

※GIF画像のため、解像度・フレームレートは実際よりも低下しています。

動きの読めない子どもや動物でもしっかりピントを合わせ続けてくれるので、動画撮影に便利です。

Xiaomi 12T Proカメラ総評:2億画素のメインカメラが強力

筆者のXiaomi 12T Proのカメラの評価を以下にまとめました。

ポイント

メインカメラは色合い・HDRともに良好

メインカメラはボケが非常に大きい

メインカメラの良好なズーム性能

すさまじい解像感の2億画素モード

OIS搭載でブレの少ない夜景・動画が撮影可能

超広角・マクロは意外と撮れるがあくまでサブ

総評としては、とにかく2億画素メインカメラの性能が良好です。

色合いは目で見るよりも若干濃い程度。HDRやズーム性能が良好で、大型センサーのためボケが非常に大きく、印象的な写真が撮影できます。

また、OISも備えているため夜景性能も非常に良好。これに対して、800万画素の超広角や200万画素のマクロはこれには及びませんが、SoCの画像処理性能が優秀なためか日中は意外と普通に撮れます。

とは言え、やはりメインカメラの性能が素晴らしいので、基本的にはこればかり使うようになるでしょう。充実した撮影体験を提供してくれるスマホです。

やずX
ぜひ2億画素カメラを体験してください!

▽Google Pixel 7 Proともカメラを比較!

https://pragma-life.jp/xiaomi-12t-pro-pixel-7-pro-camera-ec/

Xiaomi 12T Proの処理性能・動作・発熱をレビュー

AnTuTuスコアは軽々100万点超え

Xiaomi 12T Proは、高い処理性能と優れた電力消費効率を併せ持つと言われるSoC「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載。また、メモリ/ストレージ規格は、それぞれLPDDR5、UFS3.1 と最高クラスです。

三回連続で行ったAnTuTuベンチマーク(Ver.9)では、全てで105万点前後のスコアを記録。3回目でも温度上昇は最高43.3℃に留まり、安定して優れた結果を出しました。

なお、Xiaomi 12T Proは通常時SoCの性能を制限しているため、最高性能を発揮するためには、コントロールセンターまたはバッテリー設定から「パフォーマンスモード」に変更する必要があります。

やずX
11T ProがAnTuTu約80万点だったので、めちゃくちゃパワーアップしました!

「原神」性能は高い。高いFPSを維持しながらプレイ可能

実際の性能を試すために、最も処理性能が必要と言われる3Dゲーム「原神」をゲーム側で最高設定、スマホ側でSoC性能を最大限発揮できる「パフォーマンスモード」にしてプレイしてみました。

比較的動作の軽いモンド、逆に重いスメールの2つのフィールドにて30分のマラソン(+敵と遭遇すれば戦闘)を行っています。

モンド

モンドにて。派手なエフェクト発生時も高いFPSを維持

モンドでの30分間のプレイでは、平均フレームレート56.185FPSという非常に安定した数値を記録しました。バッテリー温度も45°程度に留まっています。

元素爆発などの派手なエフェクトやアニメーションが発生してもFPS低下は最小限。非常に快適なプレイが可能でした

スメール

スメールにて元素スキル使用。40.6FPSまで低下している。

一方、スメールでの30分間のプレイでは、平均フレームレート50.810FPSと若干劣る結果に。とは言え50FPS台を保っているのは非常に優秀な部類で、バッテリー温度も45°程度に留まっています。

ただし、派手なエフェクト発生時はモンドよりもFPSの低下は大きめ。一時的に30~40FPSあたりまで低下することがたびたび見られましたが、イラッとする程の極端なカクつきはありませんでした。

全体的にはXiaomi 12T Proの原神のパフォーマンステストは非常に優れており、原神ほか高負荷のゲームをプレイしたい方に向いたスマートフォンと言えるでしょう。

やずX
もちろんゲーム以外の動作もサクサク。樹脂フレームなので極端に熱くならないもの〇!

ちなみにですが、同じく「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載したスマホ「Nothing Phone (2) 」よりも、Xiaomi 12T Proの方が原神のパフォーマンスは優れています。

▽Nothing Phone (2) で「原神」パフォーマンスをチェック!快適にプレイできる?

Xiaomi 12T Proのバッテリー・充電をレビュー

120W急速充電器が付属

「神ジューデン」の充電速度を検証。めちゃくちゃ速い!

Xiaomi 12T Proは「神ジューデン」こと120W急速充電に対応しています。シャオミによると19分で満充電(0%→100%)できるとのことです。

そこで、急速充電器を用いてバッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました。結果は以下の通りです。

充電時間バッテリー
5分40%
10分59%
15分82%
20分100%

今回の検証で満充電にかかった時間は20分でした。気温などにより多少の前後がありますが、非常に速い速度で充電が可能です。

また、充電速度を下げて発熱を抑える充電設定(実はこちらがデフォルト)もあります。こちらの結果は以下の通りです。

充電時間バッテリー
5分30%
10分50%
15分68%
20分86%
25分100%

こちらの場合は満充電にかかった時間は25分でした。

最高出力での充電はバッテリー温度が40°を超えますが、こちらの場合は40°未満に抑えて充電するのでバッテリーに優しくなっています。特に急ぎでない場合は、こちらで十分でしょう。

なお、この120W充電技術は安全を保障する42種類の技術が使われており、世界的な認証機関「テュフ・ラインランド」の安全認証も取得。800回の完全充電サイクルで元の容量の最大80%を保持するように設計されているとのことです。

やずX
充電が早く終わる分、発熱している時間も短いのでむしろ安全そうですね!

バッテリー持ちを検証。普通に良く持つ

Xiaomi 12T Proは、5,000mAh大容量バッテリーを搭載しています。

バッテリー100%・輝度を60%・音量最大・バランスモードの状態で、Amazonプライムビデオを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。筆者が所有している複数の端末との比較は以下の通りです。

機種スペック1時間後2時間後
Xiaomi 12T ProSnapdragon 8+gen1,
1.5K  / 120Hz
97%90%
Xiaomi 12S Ultra
Snapdragon 8+gen1,
2K  / 120Hz
96%86%
POCO F4 GTSnapdragon 8gen1,
FHD+ / 120Hz
94%82%
Xperia 10 ⅣSnapdragon 695,
FHD+ / 60Hz
95%90%

少なくとも動画再生におけるバッテリー消費はかなり控えめで、バッテリー持ちがとにかく良いと評判のミドルレンジスマホ「Xperia 10 Ⅳ」に匹敵します。

やずX
スペック・解像度・リフレッシュレート全て上なのに凄すぎる!

また、普通に一日使ってもバッテリー持ちは非常によく、3Dゲームなど余程ハードに使わない限り十分に1日は持つでしょう。

なお、日本版は24ヶ月の無料バッテリー交換補償があります。

やずX
バッテリーがへたって来ても安心ですね!

Xiaomi 12T Proのディスプレイをレビュー

687億色を表現する1.5K・120Hz AMOLEDディスプレイ

Xiaomi 12T Proのディスプレイは1.5K相当(2,712 x 1,220)の解像度と120Hzリフレッシュレートを持つ約6.7インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイです。

なんと687億もの色表現が可能な12bitカラーに対応していることもあり、発色は非常によく鮮やかなディスプレイとなっています。また、タッチ感度も良く指に合わせてキビキビ反応する印象です。

更に、暗所でのチラつきを抑える1920Hz高周波PWM調光にも対応。調光性能が低いと、こうした暗いシーンで画面に横線が入りますが、Xiaomi 12T Proは見事に綺麗なままです。

やずX
暗所でも目が疲れにくいです!

ただし、前モデル11T Proからコストカットされている部分もあり、保護ガラスがGorilla Glass Victusから、Gorilla Glass 5に下げられています。

直射日光下でも見やすいが、紫っぽくなることがある

ピーク輝度は900nitsとめちゃくちゃ高いわけではありません。

実際に強めの直射日光下で見てみると、少し暗くは感じるものの視認性はそこまで悪化しませんでした。

しかし、強い直射日光の下で影のある場所に行くと、画面が紫っぽく見えることがありました。だからと言って、使用感が悪化するわけではないのですが、撮影した写真の正確な色を確認したいという時には、こうした場所を避ける必要があります。

Amazonプライムビデオ高画質再生が可能

Xiaomi 12T Proの著作権保護レベル(Widevine)は最高値のL1なので、AmazonプライムビデオをHD画質(1080p)で楽しむことができました。

また、NetflixでもFull HDでの再生が可能です。

やずX
高画質のディスプレイで、思う存分に動画視聴を楽しめますよ!

Xiaomi 12T Proの音響をレビュー

Harman Kardon監修の高音質デュアルスピーカー搭載

Xiaomi 12T Proは、アメリカの音響メーカー「Harman Kardon」チューニングのデュアルスピーカーを搭載しています。

音量は大きく、広がりのあるサウンドが楽しめますが、若干低音域が弱い印象があります。超高音質スピーカーのXperia 5 IVや、クアッドスピーカーのPOCO F4 GTと比べると物足りないです。

この辺はDolby Atmosにも対応しているので、イコライザーを少しいじって好みのバランスに調整して補うと良いでしょう。

イヤホンジャックなし。ただし高音質コーデックは網羅

Xiaomi 12T Proは、イヤホンジャック非搭載です。一方、全ての高音質Bluetoothコーデックに対応しています。

基本的なコーデックである「SBC」「AAC」は勿論、最高96kHz/24bit伝送が可能なハイイレゾ相当コーデックに対応。実際に対応イヤホンで接続して見ましたが「LDAC」「aptX Adaptive」での再生が可能でした

やずX
高性能な完全ワイヤレスイヤホンがあれば、ハイレゾ相当の音楽再生が楽しめます!

シャオミ製イヤホンで独自機能が使える

シャオミの完全ワイヤレスイヤホンを接続すると、独自のイコライザー機能や音量調整機能が使えます。

▽ABテストによるサウンドのパーソナライズ

▽イコライザー、聴覚に応じた音量調整

またアプリを入れなくても、内蔵プログラムにより、Redmi Buds 4 Pro、Xiaomi buds 4 Pro等で簡単接続&カスタマイズが可能です。

▽イヤホンケースを開けただけでペアリングポップアップが表示

なお、この機能を使ってRedmi Buds 4 Proを接続するとゲーム用の低遅延モードが使えます(Bluetooth設定 → Redmi Buds 4 Pro右側の「>」ボタンから設定可能)。この機能はアプリにはありません(Xiaomi Buds 4 Proは低遅延モード非対応)。

Xiaomi 12T Proの生体認証をレビュー

Xiaomi 12T Proは顔認証画面内指紋認証の両方に対応しています。

やずX
11T Proの側面指紋認証から進化しています!

顔認証の認証速度・精度◎

顔認証を実際に試してみると、認証速度は非常に速く一瞬。精度も良く、あまり失敗しません。

画面内指紋認証の認証速度・精度〇

画面内指紋認証を試してみると、顔認証ほど一瞬ではないですが十分速いレベル。精度が良く、失敗も少ないです。

Xiaomi 12T ProのよくあるQ&A

Q1. 価格は?安く買うには?

A. Xiaomi 12T Pro 日本版の通常価格は以下の通りです。

価格

オープンマーケット版 (8+128GB) : 税込109,800円

ソフトバンク版 (8+256GB) : 税込143,280円

これよりも安く購入したい場合は、以下の記事をご覧ください。

▽【最新】Xiaomi 12T Proをお得に購入する方法まとめ

Q2.日本版はFeliCa(おサイフケータイ)に対応?

A. Xiaomi 12T Pro 日本版はFeliCa(おサイフケータイ)に対応です。

カメラ横にFeliCaマーク

Q3. 防塵・防水性能は?

A. Xiaomi 12T Proの防塵防水性能はIP53です。

防塵性能(IP5X):機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない

防水性能(IPX3):垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない

やずX
水没は厳禁!多少の雨や水しぶきなら大丈夫そうです。

Q4. SIMとmicroSDの仕様は?

A. Xiaomi 12T Proは、オープンマーケット版・ソフトバンク版ともにnanoSIM(物理SIM)×1と、eSIM×1に対応していますが、microSDは非対応です。

SIMスロットは表に1枚のみnanoSIMが入ります。裏面は何も入りません。

Q5. Xiaomi 12T Proの対応バンドは?

A. Xiaomi 12T Proオープンマーケット版の対応バンドはかなり広いです。

4G LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
4G LTE TDD:B38/39/40/41/42/48

5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n75

日本の各キャリアの主要バンドにほぼ対応していますが、ドコモのみが使うマイナー5Gバンドの「n79」には非対応なので注意が必要です。とは言え、一部エリアで5Gに繋がらなかったとしても日本は4G回線網がしっかりしているので、必ずしも「n79」は必須ではありません。

なお、ソフトバンク版はauが使う4Gバンドの「B26」に非対応ですが、「B18」には対応。これはどちらかが対応していれば問題ないバンドなので、特に気にしなくても大丈夫です。

Q6. 120W急速充電って安全なの?

A. シャオミによれば、Xiaomi 12T Proは42の安全機能と9つの温度センサーにより、プラグとバッテリーを保護。800回のフル充電サイクルで、バッテリーは 80%の容量を保持するとのことです。

また、3,725mm²のべーパーチェンバーを含む冷却装置の総放熱面積は30,000+mm²に達しており、極端に発熱しないよう設計されています。

筆者の検証では、19分で満充電が可能なブーストモードでは44℃前後、25分前後で満充電が可能な恒温モード(デフォルト設定)では40℃を超えませんでした。

やずX
仮にバッテリーが劣化しても、日本版は24ヶ月の無料バッテリー交換補償があるので安心です!

Q7. MIUI 14 / Android 13のアップデートまだ?

A. 2023年9月4日付でソフトバンク版にアップデートが配信されました。一方、2023年9月14日時点でオープンマーケット版には配信されていません。

詳細は、以下のソフトバンクのページおよび当ブログの記事もご覧ください。

▷Xiaomi 12T Proをご利用中のお客さまへ(ソフトバンク)

▷【超速報】Xiaomi 12T Pro ソフトバンク版に「MIUI 14 / Android 13」アップデート配信開始!(当ブログ)

Xiaomi 12T Proのスペック

Xiaomi 12T Proのスペックは以下をご確認ください。

 Xiaomi 12T Pro(日本版)
OSAndroid 12, MIUI 13
SoCSnapdragon 8+ Gen 1
メモリ8 GB, LPDDR5
容量128 / 256 GB, UFS 3.1
画面6.67インチ, 1.5K (2712 x 1220)
AMOLED (有機EL)
リフレッシュレート 120Hz
タッチサンプリングレート 480Hz
ピーク輝度 900nits
12bit, DCI-P3, HDR 10+
カメラ
(背面)
メイン:2億画素 (ISOCELL HP1)+OIS
超広角:800万画素
マクロ:200万画素
カメラ
(正面)
2,000万画素 (IMX 596)
電池5,000mAh, 120W急速充電
専用充電器同梱
音響デュアルスピーカー
Harman Kardonチューニング
Dolby Atmos
4GLTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13
/17/18/19/20/25/26/28
LTE TDD:B38/39/40/41/42
※ソフトバンク版はB26非対応
5Gn1/n3/n28/n41/n77/n78
防塵防水IP53
生体認証画面内指紋・顔
その他Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
IRブラスター, NFC
X軸振動モーター
寸法163 x 76 x 8.8mm, 205g
本体色ブルー, ブラック
価格
オープンマーケット版 (8+128GB) : 109,800円
ソフトバンク版 (8+256GB) : 143,280円

ソース:Xiaomiソフトバンク

Xiaomi 12T Proレビューまとめ:完成度が高いハイエンド機

Xiaomi 12T Proレビューをお届けしました。主な特徴は以下の通りです。

ポイント

高い処理性能・優れた放熱性能が両立

最高設定の「原神」が60FPSで余裕動作

2億画素カメラの性能が素晴らしい。夜景〇

鮮やかなディスプレイ。ただし特定条件で紫っぽくなる

バッテリー持ち〇・充電も20分程度で終わる!

スピーカーは迫力がある音だが、少し低音不足

LDACやaptX Adaptive等高音質コーデックを網羅

全体的に良くまとまったスマホで、優れたゲームパフォーマンスや高画質の2億画素カメラ、1.5K解像度の鮮やかなAMOLEDディスプレイ、驚異的に速い充電速度が大きな魅力です。

これまでのTシリーズは、強みと弱みがハッキリしており、良くも悪くも「コスパ・ハイエンド」的な立ち位置でした。これに対して12T Proは、よりフラッグシップに寄ったスマホだと思います。

サイドフレームが樹脂製だったり、ディスプレイガラスがGorilla Glass 5だったりとコストカットされている部分もあるのですが、高いスペックと安定した動作でハイエンドらしい使用体験ができます。

Xiaomi 12T Pro 日本版をお得に購入する方法!

Xiaomi 12T Pro 日本版の価格は以下の通りです。

価格

オープンマーケット版 (8+128GB) : 税込109,800円

ソフトバンク版 (8+256GB) : 税込143,280円

オープンマーケット版については、IIJmioでMNP割引やキャンペーンを適用してお得に購入することが可能です。

また、ソフトバンク版ならネット店舗のあるソフトバンク正規代理店【スマホ乗り換え.com】にて、2年後に返却する新トクするサポートを使って、実質24円で利用することができます。

▽お得に購入できる詳細は以下の記事で!

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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