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【カメラ撮り比べ】Redmi Note 11 Pro 5G、OPPO Reno7 A、moto g52j 5Gを徹底比較!

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2022年になって、シャオミ、OPPO、モトローラから「Snapdragon 695 5G」チップを搭載したミドルレンジスマホが発売されています。

3万円代後半~4万円台前半と価格の近い三者ですが、チップによる画像処理性能は同等。一方でメインカメラはそれぞれ異なるセンサーを搭載しており、写真画質には違いが出るはず......!ということで、3機種とも持っている筆者が実際に撮り比べしてみました。

やずX
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※超広角・マクロについては大差ないため比較は割愛します。

 

カメラスペックを比較

主な違いはメインカメラで、「Redmi Note 11 Pro 5G」が1/1.52型の1億800万画素「ISOCELL HM2」、「OPPO Reno7 A」が1/2型とされる4,800万画素「IMX 581」、「moto g52j 5G」が1/2.76型の5,000万画素「ISOCELL JN1」をそれぞれ搭載しています。

基本的にボケ量や夜景性能では、センサーサイズが大きい方が有利であり、その点では1/1.52型の「Redmi Note 11 Pro 5G」が優秀と言えるでしょう。以下は、各機種の作例とスペックのまとめです。

Redmi Note 11 Pro 5Gは1億800万画素「HM2」搭載

Redmi Note 11 Pro 5Gの主要なカメラスペックは以下の通りです。

・メイン(広角):1億800万画素 (Samsung ISOCELL HM2)

・超広角:800万画素

・マクロ:200万画素

また、動画撮影性能は以下の通りです。

画質フレームレート
1080p30FPS
720p30FPS

OPPO Reno7 Aは4,800万画素「IMX 581」搭載

OPPO Reno7 Aの主要なカメラスペックは以下の通りです。

・メイン(広角):4800万画素 (SONY IMX 581)

・超広角:800万画素

・マクロ:200万画素

また、動画撮影性能は以下の通りです。

画質フレームレート
1080p30FPS
720p30FPS

moto g52j 5Gは5,000万画素「JN1」搭載

moto g52j 5Gの主要なカメラスペックは以下の通りです。

・メイン(広角):5,000万画素(Samsung ISOCELL JN1)

・超広角/深度センサー:800万画素

・マクロ:200万画素

また、動画撮影性能は以下の通りです。

画質フレームレート
1080p60/30FPS

色合いを比較

やずX
色合いは、OPPO Reno7 Aとmoto g52jが自然寄り、Redmi Note 11 Pro 5Gが濃いめです!

3機種は、いずれもAIによる色味の補正を備えているので、各機種でAIオフ/オンで撮影しました。

以下は、Redmi Note 11 Pro 5Gの写真です。AI補正をオンにした状態だとかなり派手な色合いに変化していることが分かります。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

以下は、OPPO Reno7 Aの写真です。こちらもAI補正をオンにした状態だと濃い色合いになりますが、Redmi Note 11 Pro 5Gほど極端ではありません。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

以下は、moto g52jの写真です。元の状態で、前2者よりも薄めまたは暗めに写りますが、AI補正をオンにすると若干濃い色合いになります。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

色合いについては好みがあると思いますが、ある程度明るい写りで色味も派手過ぎないOPPO Reno7 Aが万人受けしそうです。

ポイント

Redmi Note 11 Pro 5G:AI補正をオンにするとかなり濃い色に

OPPO Reno7 A:AI補正オンでも、不自然さがあまりなく使いやすい

moto g52j 5G:AI補正オフだと薄め。AI補正オンだと自然

HDRを比較

やずX
HDR性能は、Redmi Note 11 Pro 5Gが圧倒的に良いです!

カメラにとって、強い太陽光を写真に収めるシーンは非常に苦手です。しかし、HDR性能が良ければ、ある程度綺麗に撮れるはずです。

いずれもHDRをオンにした状態で、強い太陽光を中心にとらえて撮影しました。

Redmi Note 11 Proは、白飛びと黒潰れを比較的抑えられているのに比べ、OPPO Reno7 Aは若干暗い写りになっています。

また、moto g52j 5Gは最もひどい写りで、お昼に撮影したとは思えない写真になっています。HDR性能については、Redmi Note 11 Pro 5Gが最も優れていると考えてよいでしょう。

ポイント

Redmi Note 11 Pro 5G:比較的良好なHDR

OPPO Reno7 A:黒潰れをギリギリ回避できる程度のHDR

moto g52j 5G:非常に弱いHDR。黒潰れが目立つ

ズーム性能・高画素写真を比較

やずX
ズーム性能は、どの機種も欠点があります!

いずれも望遠カメラは備えていないので、デジタルズームとなります。また、通常の約1,200万画素の撮影だけでなく、5,000万画素~1億800万画素の高画素撮影も可能です。

以下は、2~5倍デジタルズーム、高画素写真での比較です。まずは2倍ズームから見ていきましょう。

Redmi Note 11 Pro 5G、OPPO Reno7 Aについてはそれほど粗さを感じない写り。一方、moto g52j 5Gは既にはっきりと粗さが分かる写真です。

続いて3倍ズームです。

Redmi Note 11 Pro 5G、OPPO Reno7 Aについても粗さが分かるようになってきます。写りの特徴として、前者は若干ボヤッとしており、後者はパキッとした写りになっています。moto g52j 5Gはかなりひどいです。

続いて4倍ズームです。

OPPO Reno7 Aのシャープネスの強い写りは、木の描写が優れているように感じますが、草の不自然さが目立ち始めます。一方、Redmi Note 11 Pro 5Gはシャープネスが弱い分、ある程度自然な印象があります。もはやmoto g52j 5Gについて語ることはありません。

続いて5倍ズームです。

ここまで拡大すると、Redmi Note 11 Pro 5Gのボヤッとした写りは非常に気になります。OPPO Reno7 Aのパキッとした草の写りも不自然です。moto g52j 5Gは略。

なお、最大ズーム倍率はRedmi Note 11 Pro 5Gが10倍、OPPO Reno7 Aが6倍、moto g52j 5Gが8倍となっています。

やずX
まあ最大ズームはどれも汚い画質なので、あまり使う機会はありませんが......。

それでは、高画素撮影で比較します。Redmi Note 11 Pro 5Gは1億800万画素、OPPO Reno7 Aはデジタル処理による疑似的な1億800万画素、moto g52j 5Gは5,000万画素での撮影が可能です。

いずれも非常に解像感の高い写真が撮影できますが、OPPOのみ疑似的な1億800万画素で、かなりシャープネスの強い写真となっています。

容量は通常の撮影よりも2~4倍と大きくなってしまいますが、どうしてもズームで綺麗に撮りたい場合、こちらで撮った後にトリミングすると良いでしょう。

それでは、実際に写真の中心部をトリミングした写真で見比べてみます。

拡大すると、やはり疑似的に高画素化しているOPPO Reno7 Aは粗さが目立ちます。最も綺麗なのは、やはり正真正銘の1億800万画素で撮影できるRedmi Note 11 Pro 5Gでした。

いずれもデジタルズームについては性能が良いとは言えないものの、やはり1億800万画素撮影で補えるRedmi Note 11 Pro 5Gに軍配が上がるでしょうか。

なお、OPPO Reno7 Aはデジタルズーム時の処理遅れが目立ち、シャッターボタンを押してすぐ動かしてしまうと、写真が大きくぶれてしまうことに注意が必要です。

ポイント

Redmi Note 11 Pro 5G:少しボヤッとした画質。1億800万画素写真が高精細

OPPO Reno7 A:パキッとした画質。疑似1億800万画素写真は拡大すると粗い

moto g52j 5G:デジタルズームの劣化が著しい。5000万画素写真はまあまあ

夜景性能を比較

やずX
夜景性能は、Redmi Note 11 Pro 5Gが優秀です!

3機種は、いずれも夜景を美しく撮影する夜景モードに対応しています。実際に様々なシーンを夜景モードで撮影してみました。

まずは、ある程度光のある暗所での撮影です。

最も大きいセンサーを備えるRedmi Note 11 Pro 5Gは、明暗のはっきりした写りでノイズが少なく良好です。

一方、OPPO Reno7 A、moto g52j 5Gは頑張って明るく補正していますが、Redmi Note 11 Pro 5Gと比べるとノイズや白飛びが目立ちます。

続いては電光看板を撮影して、白飛びをどれだけ抑えられるか見てみましょう。

Redmi Note 11 Pro 5Gは白飛び耐性は良好。OPPO Reno7 Aは、Redmi Note 11 Pro 5Gよりも若干弱いながらも悪くありません。一方でmoto g52j 5Gは、時計が白飛びしてしまいました。

最後はほとんど光のない超低照度での撮影です。

意外にも一番明るく撮れたのがmoto g 52j 5Gです。ただし、無理やり明るくした感は否めずノイズまみれ。この中では、やはりセンサーの大きいRedmi Note 11 Pro 5Gが有利でしょう。OPPO Reno7 Aは真っ暗でほぼ何も写りませんでした。

全体的に見れば、夜景が得意なのはRedmi Note 11 Pro 5Gと言えるでしょう。

ポイント

Redmi Note 11 Pro 5G:最も夜景性能が良い

OPPO Reno7 A:白飛びが激しく、超低照度では真っ暗

moto g52j 5G:白飛びが激しく、ノイズが目立つ

動画性能を比較

やずX
moto g52j 5Gのみ、唯一60FPSでの撮影が可能です!ただし......

3機種は、いずれも最大1080p(フルHD)画質での動画撮影が可能です。また、1080p撮影時に電子式手振れ補正(EIS)が効きます。

フレームレートについては、実はmoto g52j 5Gのみが60FPSでの撮影に対応。その他の2機種は30FPSのみです。

ただし、moto g52j 5Gは60FPSでの撮影時は一切手振れ補正が効かなくなるので、一応優位点ではあるものの微妙なところです。

結論:Redmi Note 11 Pro 5Gが優秀

実際に撮影してみても、やはり大きなセンサーを備えているRedmi Note 11 Pro 5Gが全体的に優秀だと思いました。

Redmi Note 11 Pro 5G

一方、OPPO Reno7 Aも特に高度なことは考えず、パシャパシャ撮る分には普通に使えるカメラです。最も小さなセンサーのmoto g52j 5Gは、全体的に両者に劣る印象でした。

各機種の主な特徴や、レビュー、お得に購入できる方法は以下をご覧ください。

3機種それぞれの特徴と価格。お得に購入する方法も!

Redmi Note 11 Pro 5Gの特徴と価格

Redmi Note 11 Pro 5Gは、多くの人にとって必要十分なスペックを満たした高コスパモデルで、FeliCaやeSIMにも対応しています。

ポイント

5G対応のSnapdragon 695

120Hz駆動の有機ELディスプレイ

最大1億800万画素のトリプルカメラ

67W急速充電対応の大容量バッテリー

デュアルスピーカー、イヤホンジャック

おサイフ / IP53防塵防滴 / eSIM

画面内指紋・顔認証 / microSD

▷Redmi Note 11 Pro 5Gの詳細レビューはコチラ

Redmi Note 11 Pro 5Gの市場想定価格は4万4,800円となっていますが、実はMVNO(格安SIM)や楽天モバイルのSIMカードと同時契約することで、実は半額前後での購入が可能です。

以下の記事では、お得に購入できる方法をまとめているので是非ご覧ください。

OPPO Reno7 Aの特徴と価格

OPPO Reno7 Aは、防水・おサイフ「全部入り」のスマホで、見た目の良さや軽さ、長期使用を想定した新システム等が特徴です。

ポイント

角ばったデザインと星空のようなバックパネル

5G対応のSnapdragon 695

最大4,800万画素のトリプルカメラ

90Hz駆動の有機ELディスプレイ

4,500mAhバッテリー、システム劣化防止機能

おサイフ / IP68防塵防水 / eSIM

画面内指紋・顔認証 / microSD / イヤホンジャック

▷OPPO Reno7 Aの詳細レビューはコチラ

OPPO Reno7 Aの市場想定価格は4万4,800円となっていますが、実はMVNO(格安SIM)や楽天モバイルのSIMカードと同時契約することで、実は1万円台~2万円台での購入が可能です。

以下の記事では、お得に購入できる方法をまとめているので是非ご覧ください。

moto g52j 5G特徴と価格

moto g52j 5Gは、防水・おサイフ「全部入り」のスマホで、通常価格で3万円台と以上の2機種よりも安いこと等が特徴です。

ポイント

✅5G対応のSnapdragon 695

最大5,000万画素トリプルカメラ

✅120Hz駆動6.8型液晶ディスプレイ

✅30W急速充電対応5,000mAhバッテリー

おサイフ / IP68防塵防水 / eSIM

画面内指紋・顔認証 / microSD / イヤホンジャック

▷moto g52j 5Gの詳細レビューはコチラ

moto g52j 5GはAmazonや楽天などで販売されており、価格は税込3万9,800円となっています。しかし、格安SIMとの同時契約なら更にお得に購入することができます。詳細は以下の記事をご覧ください。

余談

なお、2022年に発売された3~4万円台のモデルは、軒並み昨年の同価格帯モデルよりカメラ性能は低下しました。

これは、2022年モデルの多くが「Snapdragon 695」チップを採用している一方で、昨年のモデルは「Snapdragon 7」系のチップを採用していたためです。

スマホのカメラ性能は、イメージセンサーだけでなくチップの画像処理性能に大きく依存しており、「Snapdragon 6」系は基本的に「Snapdragon 7」系に劣ります。

「Snapdragon 695」は、全体的な処理性能では「Snapdragon 765G」とほぼ同等なのですが、カメラ性能の低下が罠となってしまっています。

カメラ性能に拘る方は、昨年のモデル「OPPO Reno5 A(Snapdragon 765G)」や、「Mi 11 Lite 5G(Snapdragon 780G)」がおすすめです。どちらも4Kまたは1080p/30FPSでの動画撮影が可能で、後者はデジタルズームの画質も優れています。

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Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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