シャオミのサブブランド「Redmi」は、2022年10月27日にミドルレンジスマホ「Redmi Note 12 Pro」および「Redmi Note 12 Pro+」を中国で発表しました。
この記事では、Redmi Note 12 ProおよびRedmi Note 12 Pro+の主な特徴とスペック・価格をまとめています。
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Redmi Note 12 Pro / 12 Pro+の主な違い
両機種の主な違いは、メインカメラと充電性能です。
メインカメラについては、ProがSONY製の5,000万画素「IMX 766」センサー、Pro+が7層レンズを備えたSamsung製の2億画素「ISOCELL HPX」センサーとなっており、どちらもOIS(光学式手振れ補正)を備えています。
なお、前者が1/1.56インチに対して、後者は1/1.4インチとより大型となっているため、夜景性能やボケの大きさで優位と思われます。
充電性能については、Proが67W急速充電、Pro+が充電管理チップ「Surge P1」を備えた120W急速充電にそれぞれ対応しています。また、Pro+をベースに210W超急速充電に対応した「Redmi Note 12 探索版」も発表されています。
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Redmi Note 12 Pro / 12 Pro+の主な特徴
メインカメラと充電性能を除けば、両機種はあまり大きな違いがありません。
SoCはMediaTek製「Dimensity 1080」を搭載。メモリはProのみ6GBモデルがありますが、その他は共通で8GBまたは12GB。ストレージはProが128GBまたは256GB、Pro+が256GBとなっています。OSはMIUI 13です。
ディスプレイは、フラッグシップ級のフレキシブルOLEDを採用した6.67型フラットスクリーン。ダイヤモンド配列を採用したことにより、より鮮明で繊細な画質になったといいます。
また、最大120Hzのリフレッシュレート、最大240Hzのタッチサンプリングレートに対応しており、900nitsの高いピーク輝度を持ちます。その他、10bit(10.7億色表示)、16,000段階の1,920Hz PWM高周波調光に対応しています。
背面のメインカメラについては前述の通りですが、その他に800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラを備えており、インカメラは1,600万画素です。
撮影の処理については、シャオミ独自のアルゴリズム「シャオミ・イメージングブレイン」を搭載。これにより画質が最適化され、撮影者の意図認識、撮影の高速化などの性能が向上しているとのこと。更に、優れた手振れ補正や夜景撮影でのノイズ除去、色再現性を提供するといいます。
また、5種類の特別なフィルムカメラ風フィルターで、雰囲気の異なる様々な写真を撮影することができます。
音響では、デュアルスピーカーと3.5mmイヤホンジャックを搭載。その他、NFC、IRブラスター(赤外線リモコン)、X軸振動モーターを備えます。
筐体には、AGガラスの背面パネルと、「DECO」と称する金属製カメラモジュール、樹脂製フラットフレームが採用されています。
厚みはProが7.9mmと薄型ですが、Pro+は8.98mmと少々厚め。背面パネルはProがフラットな形状ですが、Pro+の方は少しラウンドした形状となっています。重量はProが187g、Pro+が208.4gです。
Redmi Note 12 Pro / 12 Pro+のバリエーションと価格・セール情報
基本のカラーバリエーションは、ブルー(时光蓝)、ホワイト(镜瓷白)、ブラック(子夜黑)の3色。また、これらに加えてProにはパープル(浅梦星河)、Pro+にはYibo Edition(王一博限定版)がそれぞれ用意されています。
両機種各モデルの価格は以下の通り。10月31日より中国で発売されます。
Redmi Note 12 Pro
6+128GB: 1699元(約3.4万円)
8+128GB: 1799元(約3.6万円)
8+256GB: 1999元(約3.9万円)
→ 初回 1899元(約4万円)
12+256GB: 2199元(約4.5万円)
→ 初回 2099元(約4.3万円)
Redmi Note 12 Pro+
8+256GB: 2199元(約4.5万円)
→ 初回 2099元(約4.3万円)
12+256GB: 2399元(約4.9万円)
→ 初回 2299元(約4.7万円)
王一博版(8+256GB): 2599元(約5.3万円)
以上の通り、Redmi Note 12 Proは最安モデルで約3.4万円とあまりにもコスパに優れた製品となっています。Pro+は、メインカメラと充電を更にアップグレードしたモデルですが、こちらも4万円台と低価格に抑えられています。
現在のところ日本での発売は未定ですが、これまでもRedmi Note 10 Pro、11 Pro 5Gと発売されてきているため、12シリーズも上陸が期待されます。
Redmi Note 12 Pro / 12 Pro+のスペック
Redmi Note 12 Pro / 12 Pro+のスペックは以下の通りです。
Pro | Pro+ | |
OS | MIUI 13 | |
SoC | Dimensity 1080 | |
メモリ | 6 / 8 / 12 GB, LPDDR4X | 8 / 12 GB, LPDDR4X |
容量 | 128 / 256 GB, UFS 2.2 | 256 GB, UFS 2.2 |
画面 | 6.67インチ, FHD+ (2400 x 1080) フレキシブルOLED (有機EL) リフレッシュレート 120Hz タッチサンプリングレート 240Hz ピーク輝度 900nits 1920Hz PWM調光 10bit, Dolby Vision, HDR 10+ | |
カメラ (背面) | メイン:5000万画素 (IMX 766)+OIS 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 | メイン:2億画素 (ISOCELL HPX)+OIS 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 |
カメラ (正面) | 1600万画素 (IMX 596) | |
電池 | 5,000mAh, 67W急速充電 | 5,000mAh, 120W急速充電 |
音響 | デュアルステレオスピーカー, イヤホンジャック, Dolby Atmos, Hi-Res | |
4G | FDD-LTE:B1 / B3 / B5 / B8 / B19 TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 | |
5G | n1/n3/n5/n8/n28A/n38/n41/n77/n78 | |
生体認証 | 側面指紋・顔 | |
防塵防水 | IP53 | |
その他 | Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2 IRブラスター, NFC X軸振動モーター | |
寸法 | 162.9 x 76 x 7.9mm, 187g | 162.9 x 76.03 x 8.98mm, 208.4g |
本体色 | 时光蓝, 镜瓷白, 子夜黑, 浅梦星河 | 时光蓝, 镜瓷白, 子夜黑, 限定版 |
通常価格 | 6+128GB: 1699元(約3.4万円) 8+128GB: 1799元(約3.6万円) 8+256GB: 1999元(約3.9万円) 12+256GB: 2199元(約4.5万円) | 8+256GB: 2199元(約4.5万円) 12+256GB: 2399元(約4.9万円) 王一博版: 2599元(約5.3万円) |