シャオミのサブブランドRedmiは、2022年5月24日に「Redmi Note 11T Pro」および「Redmi Note 11T Pro+」を中国で発表しました。
この記事では、主な特徴やスペックをまとめています。
Redmi Note 11T Pro / Pro+の主な特徴
Redmi Note 11T Proと、Redmi Note 11T Pro+はパフォーマンスに重点を置いたミドルレンジスマートフォンで、主な違いはバッテリー・充電性能です。
SoCは、Snapdragon 888に匹敵する処理性能と優れた電力消費効率を両立した「MediaTek Dimensity 8100」を採用。また、冷却に2280平方ミリメートルの大型ベーパーチャンバーを搭載し、ミドルレンジの限界を破ります。
OSは「MIUI 13」をプリインストールしており、Redmi Note 11T Proはメモリ6 / 8GBでストレージは128 / 256GB、Redmi Note 11T Pro+はメモリ8GBのみでストレージは128 / 256 / 512 GB。どちらもLPDDR5メモリ規格に対応します。
ディスプレイはフラッグシップ級を謳う6.6型LCD(液晶)フラットディスプレイ。解像度はFHD+ (2,460 x 1080ピクセル)で、最大144Hzの7段階変速のリフレッシュレート、微細で自然な高画質を実現するRGB配列や、適切な色温度調節機能に対応しています。
また、ハイダイナミックレンジ映像を提供する「Dolby Vision」、ちらつきを抑えるDC調光や、ブルーライトのカットによるアイケアにも対応。Redmi Note 11T Pro+は、世界的なディスプレイ評価機関DisplayMateから「A+」評価を得ており、液晶の栄光を取り戻すとしています(Proは評価なし)。
なお、アスペクト比は20.5:9と従来よりも縦長に調節することで、グリップ感が向上しているようです。
バッテリーはRedmi Note 11T Pro+が4400mAhのシングルセルで、120Wの有線急速充電に対応。さらに独自開発の充電用チップ「Surge P1」も搭載し、優れた充電効率および電力消費効率を実現。19分で満充電が可能といいます。
一方、Redmi Note 11T Proはより大型の5080mAhバッテリーを搭載。iPhone 13 Pro Maxを上回るバッテリー持ちを実現したといいます。ただし急速充電は67Wです。
どちらもメインカメラは6400万画素の「Samsung Isocell GW1」を採用。これは1/1.72インチのセンサーサイズ、0.8μmの画素サイズを持つセンサーであり、さらに隣接する4個の画素を組み合わせて1.6um/1600万画素とするテトラピクセル技術で感光性能を引き上げています。
その他、800万画素の超広角、200万画素のマクロのサブカメラ、1600万画素のインカメラを搭載します。
音響面では、Dolby AtmosとHi-Resオーディオ対応のデュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャックを搭載。また、NFC3.0、IRブラスター(赤外線リモコン)、X軸広帯域モーターを搭載し、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3にも対応します。
その他、IP53の防塵防滴、強化された四隅の保護設計、頑丈なGorilla Glass製による保護があり、燃えにくい素材を使用。さらに充電ポートを耐食性の高いプラチナコーティングで保護し、-10℃の低音環境でも安定した充電が可能など、優れた信頼性を持つとのことです。
寸法は高さ163.64mm、横幅74.29mmが共通。その他、Redmi Note 11T Pro+は厚み8.9mmで重量198g、Redmi Note 11T Proは厚み8.87mmで重量200gです。
カラーバリエーションは原子银(シルバー)、时光蓝(ブルー)、子夜黑(ブラック)の3色に加えて、Redmi Note 11T Pro+のみ鉄腕アトムとのコラボレーションモデル「Astro Boy Edition(メモリ8GB、ストレージ256GB)」があります。
中国では既に予約が始まっており、5月31日より発売です。
Redmi Note 11T Proの初回価格は、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルが1699元(約3.2万円)、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが1899元(約3.6万円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2099元(約4万円)です。
Redmi Note 11T Pro+の初回価格は、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが1999元(約3.8万円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2199元(約4.2万円)、メモリ8GB/ストレージ512GBモデルが3,999元(約4.6万円)です。
3万円台のミドルレンジ機にも関わらず、AnTuTuベンチマークでは80万点を超えるDimensity 8100を搭載する驚きのスペックマシン。Redmiブランドらしい強烈なコスパで人気が出そうです。
Redmi Note 11T Pro / Pro+のスペック
Redmi Note 11T Pro / Pro+のスペックは以下の通りです。
Redmi Note 11T Pro | Redmi Note 11T Pro+ | |
OS | MIUI 13 | |
SoC | Dimensity 8100 | |
冷却 | VC 2280mm² | |
メモリ | 6/8GB, LPDDR5 | 8GB, LPDDR5 |
容量 | 128 / 256 GB | 128 / 256 / 512 GB |
画面 | 6.6型 LCD, FHD+ (2460 x 1080) リフレッシュレート 144Hz アスペクト比 20.5:9 通常輝度 650nits DCI-P3, DC調光, HDR10, Dolby Vision | 6.6型 LCD, FHD+ (2460 x 1080) リフレッシュレート 144Hz アスペクト比 20.5:9 通常輝度 650nits DisplayMate A+,DCI-P3, DC調光, HDR10, Dolby Vision |
カメラ (背面) | メイン:6400万画素 (GW1) 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 | |
カメラ (正面) | 1600万画素 | |
電池 | 5080mAh, 67W急速充電 | 4400mAh, 120W急速充電 Surge P1チップ |
音響 | デュアルスピーカー Dolby Atmos, Hi-Res | |
4G | FDD-LTE :B1 / B3 / B5 / B8 / B19 TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 | |
5G | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n41 / n77 / n78 | |
防塵防水 | IP53 | |
生体認証 | 側面指紋/顔 | |
その他 | Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3, NFC3.0, IRブラスター, X軸振動モーター | |
寸法 | 163.64 x 74.29 x 8.87mm, 200g | 163.64 x 74.29 x 8.9mm, 198g |
本体色 | 原子银, 时光蓝, 子夜黑 | 原子银, 时光蓝, 子夜黑, Astro Boy Edition |
価格 (日本円換算) | 6+128GB: 1699元(約3.4万円) 8+128GB: 1899元(約3.8万円) 8+256GB: 2099元(約4.2万円) | 8+128GB: 1999元(約4万円) 8+256GB: 2199元(約4.4万円) 8+512GB: 2399元(約4.8万円) |
ソース:Xiaomi