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Redmi Note 11S レビュー!使い勝手の良さと1億画素カメラの高い解像感が魅力

Redmi Note 11Sはシャオミの新型エントリー4Gスマホで、SoCにはHelio G96を搭載。2万円台の価格ながら、最大1億800万画素クアッドカメラや、90Hz駆動の有機ELディスプレイも搭載しています。

今回は、代理店を通じてXiaomi Mi Store様より実機サンプルをご提供いただくことができたのでレビューしていきます。

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Redmi Note 11Sの主な特徴

Redmi Note 11の主な特徴は以下の通り。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。

Good

2万円台のミドルレンジスマホ

Helio G96搭載である程度ゲームもできる

90Hz駆動の有機ELディスプレイ搭載

最大1億800万画素クアッドカメラ搭載

33W急速充電&5000mAhバッテリー搭載

デュアルスピーカー&イヤホンジャックあり

薄型&重くないので持ちやすい

Bad

5G非対応

基本的には、2万円台で実現可能な限りのスペックを盛り盛りにしたスマホ。Redmi Note 11の上位版ということもあり、弱点は更に少なくなっています。

参考▷Redmi Note 11 実機レビュー!Snapdragon 680搭載でバッテリー超長持ち

Redmi Note 11Sは使いやすいサイズのスマートフォン

本体をチェック

筆者が提供していただいたRedmi Note 11Sはブルーカラー。背面パネルは、ざらざらとした質感でラメ加工のようなデザインとなっていますが、プラ感強めであまり高級感はありません。

カメラはメインカメラ部分が大きく出っ張る二段構えです。

サイドフレームはフラットデザインですが、背面パネルは僅かに湾曲しており握りやすさも考慮しています。なお、重量は画面フィルム込みの実測で181gでした。

天面には、3.5mmイヤホンジャック、スピーカー穴、マイク穴、IRブラスター(リモコン)があります。

底面にもスピーカー穴があり、その他にType-C充電ポート、マイク穴があります。

端末正面から見て右側面にはボリュームキーと電源ボタンがあります。電源ボタンは指紋センサーを兼ねています。

端末正面から見て左側面にはSIMカードスロットがあります。

付属品をチェック

Redmi Note 11Sのパッケージは厚みのある長方形の箱。ブルーの本体イメージが描かれています。

パッケージ内容

✅本体

✅TPUクリアケース

✅フィルム(貼付済)

✅充電器&ケーブル

✅SIMピン

✅説明書等

※グローバル版の内容です。

パッケージ内容は以上の通り。ケース、フィルム、充電器がセットになっており、そのまま使い始めることができます。

Redmi Note 11Sは発色のきれいな有機ELディスプレイ搭載

Redmi Note 11Sは、6.43インチの有機ELディスプレイを搭載しています。コントラストがはっきりとしており、直射日光下でも見やすいディスプレイになっています。また、90Hzのリフレッシュレートに対応しているので、動作も滑らかです。

ディスプレイ丈夫の真ん中にはパンチホールがあり、インカメラが収められています。パンチホールはかなり小さく目立ちません。

Redmi Note 11Sはサクサク動作で日常使いに問題なし

Redmi Note 11Sはミドルレンジ帯の処理性能を持った「MediaTek Helio G96」という4Gチップセットを搭載しています。

Helioシリーズはローエンド帯のスマートフォンに搭載されているイメージが強いですが、G96はゲーム性能をある程度強化したものになっています。

実際に処理性能を「AnTuTuベンチマーク(Ver.9)」を使って計測したところ、約31万点でした。

これくらいあれば日常動作は問題なくサクサク動き、高い処理性能を必要とする「原神」のような3Dゲーム以外であれば、ストレスなく楽しむこともできます。3Dゲームでも設定を落とせば概ね問題ないでしょう。

Redmi Note 11Sは1億800万画素カメラ含む4眼カメラ搭載

Redmi Note 11Sはクアッドカメラを搭載しています。構成は以下の通りです。

・メイン(広角):1億800万画素

・超広角:800万画素

・マクロ:200万画素

・深度センサー:200万画素

深度センサーについては、写真や動画を撮影できるものではないので、実質トリプル構成です。3つのカメラを使って色々撮影してみました。作例は以下の通りです。

光量の影響を受けやすく白飛びしがち

マグロの漬け丼をAI補正付きで撮影しました。濃いめの色合いになっていますが、ハイライトが強く白飛びしやすい印象です。

←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

上のスライダー付き画像は左がAI補正なし、右がAI補正ありとなっています。補正は良くも悪くも強力でビビットな印象になります。

1億800万画素のメインカメラの解像感は非常に高く、草木のディティールを詳細に表現しています。

ズーム性能は良くないが、超広角はそれなりに使える

Redmi Note 11Sは望遠カメラを持っていないので、ズームはデジタル処理で行います。

1倍

2倍

上の写真は同じ場所から1倍と2倍ズームで撮影した写真ですが、2倍ズーム程度ならそれほど粗さは目立ちません。

4倍

4倍まで拡大すると流石に粗さが分かるようになってきます。なお、最大ズームは10倍です。

こちらは超広角カメラで撮影しました。メインカメラよりも広い画角で撮影することができます。メインカメラよりも若干白飛びしやすいのですが、スマートフォン上で見る分には解像感は問題ないかと思います。

夜景モードはあるが、ノイズが目立つ

Redmi Note 11Sは夜景モードを備えています。

←非夜景モード:夜景モード→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)

上のスライダー付き画像は左が非夜景モード、右が夜景モードありとなっています。そのままだと白飛びが酷いですが、夜景モードはライトの白飛びやノイズをしっかり抑えることができており、暗い部分を明るく補正します。

マクロは解像度低め。かなり白飛びしやすい

Redmi Note 11Sは200万画素のマクロカメラを搭載しています。流石にこの画素数では粗い画質で、ノイズが多く載っています。

光の加減によってはかなり激しく白飛びします。マクロカメラはちょっと残念な性能ですね。

総評:メインカメラの解像感は良し。AI補正はかなりビビット

筆者のRedmi Note 11Sのカメラの評価を以下にまとめました。

ポイント

AI補正がないと色は薄め

AI補正は彩度&ハイライト強め

ズームは2倍までなら粗さは目立たない

超広角カメラは意外と使える性能

マクロカメラは画質粗く、白飛びしやすい

実用的な夜景モードあり

総評としては、メインカメラの性能はこの価格帯では非常に良い部類です。一方、その他は次第点と言えるでしょう。

カメラのそのままの色合いは薄めですが、良くも悪くも補正強めのカメラAI補正がこれを補います。また、メインカメラの解像度は高めで詳細な描写が可能です。

その他の性能は最低限の性能ですが、白飛びやノイズをしっかり抑えることのできる夜景モードは好感触でした。

Redmi Note 11Sは大容量バッテリー+33W急速充電搭載

バッテリー持ちを検証。長めの持続時間

Redmi Note 11Sのバッテリー容量は5,000mAhで、比較的大きめのバッテリーとなっています。

バッテリー100%・音量100%・輝度60%の状態で、Amazon Prime Videoを標準画質で2時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較表は以下の通りです。

1時間後 2時間後
Redmi Note 11S 95% 87%
OPPO A54 5G 95% 87%
Mi 11 Lite 5G 92% 83%
iPhone SE 91% 78%

結果としてはバッテリー持ちは良い方で、ライトユーザーなら十分すぎるくらいでしょう。ハードな使用でも1日持ちそうです。

充電速度を検証。満充電まで1時間ちょっと

Redmi Note 11Sは33Wの急速充電を搭載しています。新技術により、5000mAhの大容量バッテリーでも1時間以内の満充電を実現しているとのことです。

そこで、急速充電器を用いてバッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました。詳細は以下の通りです。

充電時間 バッテリー
30分 59%
1時間 100%

満充電にかかる時間は丁度1時間でした(充電時の温度などで若干前後すると思われます)。たったの30分で半分以上充電できるので非常に実用的な充電性能です。

Redmi Note 11Sはイヤホンジャック&デュアルスピーカー搭載

Redmi Note 11Sは3.5mmイヤホンジャックとデュアルスピーカーを搭載しています。イヤホンジャックは天面にあるタイプです。

Redmi Note 11Sのスペック表

Redmi Note 11Sのスペック表は以下を参照してください。

  Redmi Note 11S
OS Android 11, MIUI13
メモリ 6 / 8 GB, LPDDR4X
容量 64 / 128 GB, UFS 2.2
最大1TBmicroSD対応
SoC Helio G96
画面 6.43インチ, 有機EL(AMOLED)
リフレッシュレート90Hz
タッチサンプリングレート180Hz
ピーク輝度1000nits, DCI-P3
カメラ
(背面)
1憶800万画素メイン(ISOCELL HM2)
800万画素超広角
200万画素マクロ
200万画素深度センサー
カメラ
(正面)
1600万画素
電池 5000mAh
33W急速充電
音響 デュアルスピーカー
3.5mmイヤホンジャック
通信 4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/20/28
4G: LTE TDD:38/40/41 (B41 2535-2655MHz)
本体色 トワイライトブルー、
グラファイトグレー、
スターブルー
寸法 159.87 x 73.87 x 8.09mm, 179g

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度について

この記事で紹介している「Redmi Note 11S グローバル版」は日本国内で発売されていない技適未取得機器に該当します。筆者は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に基づき総務省に申請を行ったうえで使用・検証を行っています。

Redmi Note 11Sレビューまとめ:2万円台で手堅くまとまったミドルレンジスマホ

Redmi Note 11Sのレビューをお届けしました。使ってみて感じた主な特徴をまとめると以下のようになります。

ポイント

✅ある程度ゲームもできるSoC性能

有機ELディスプレイの満足感が高い

メインカメラの解像感が高い

良くも悪くもカメラのAI補正強め

横幅&厚さ控えめで持ちやすい

バッテリー持ち・充電速度良し

搭載しているSoCがHelioシリーズということもあり一見のイメージはあまり良くないのですが、実際にはRedmi Note 11無印が搭載するSnapdragon 680よりも処理性能は高く動作は軽快です。

また、搭載しているメインカメラセンサーはRedmi Note 11よりも遥かに大きいサイズで、撮影体験は良好。AIが被写体を認識するスピードも速くなっています。

その他、発色良く90Hz駆動の有機ELディスプレイや、33W急速充電、デュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック搭載と、小さなボディに出来る限りのスペックを手堅くまとめ上げたスマートフォンになっています。

ライトユーザーの方や、安価なサブ機が欲しい方、ごろ寝しながら動画やTwitterを楽しむ用途等にはおすすめです。

また、ベースモデルのRedmi Note 11もレビューしています。こちらも是非ご覧ください。

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