シャオミは10月28日、Redmi Note 11シリーズを中国で発表しました。Redmi Note 11、Redmi Note 11 Pro、Redmi Note 11 Pro+の3機種で構成されるミドルレンジ帯のスマートフォンシリーズです。
いずれもMediaTek Dimensityシリーズのチップセット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しており、Pro / Pro+がサムスン製のAMOLEDディスプレイと1億画素カメラ、JBLデュアルスピーカーを搭載。Pro+のみが120W急速充電が可能です。
グローバル版Redmi Note 11シリーズの主な特徴やスペックは以下の記事をご覧ください。
▷Redmi Note 11 / 11Sグローバル発表!スペックまとめ。楽天で販売されるかも?
▷Redmi Note 11 Pro 5G / Pro (4G) グローバル発表!スペックまとめ。日本発売に期待
Redmi Note 11 Pro / 11 Pro+の特徴
Redmi Note 11 ProおよびRedmi Note 11 Pro+はほとんどスペックが共通。バッテリー容量と急速充電の出力以外あまり違いがありません。
SoCはMediaTek製5Gチップセット「Dimensity 920」を採用しており、実行メモリは6/8GB、ストレージは128/256GB。AnTuTuベンチマーク(Ver.9)のスコアは50万点を超えるといいます。
ディスプレイは、6.67インチのサムスン製AMOLEDフラットスクリーンで、解像度は1080×2400のフルHD+。最大120Hzのリフレッシュレート、最大360Hzのタッチサンプリングレートに対応しており、ピーク輝度は1200nitsに達するといいます。
アウトカメラは三眼構成で、1億800万画素のメインカメラ(広角)、800万画素の超広角カメラ、200万画素の深度センサーを搭載。ディスプレイ上部中央にあるパンチホールは、2.96mmと非常に小型で、1600万画素のインカメラが収められています。
バッテリーについては、Redmi Note 11 Proはバッテリー容量5160mAhで、最大67Wの有線急速充電に対応しており、43分で満充電が可能といいます。
また、Redmi Note 11 Pro+はバッテリー容量4500mAhで、最大120Wの有線急速充電に対応しており、15分で満充電が可能。また常に38℃以内に温度を制御する充電も可能で、こちらは19分で満充電が可能といいます。
なお、どちらもVC液冷の強力な冷却機構を搭載しています。
音響については、JBLチューニングのデュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャックを搭載。Dolby AtmosとHi-Resオーディオに対応します。
その他、多機能NFCとX軸リニアモーターを搭載し、背面パネルにはAGガラスを使用。WiFi 6やBluetooth 5.2といった最新の通信規格に対応します。
カラーは、ブラック、パープル、グリーン、ピンクブルーの4種類ですが、Redmi Note 11 Pro+はブルーがありません。厚みは8.34mmで、重量はRedmi Note 11 Proが207g、Redmi Note 11 Pro+が204gです。
- ブラック
- パープル
- グリーン
- 中国
すでに予約を開始しており、11月5日に発売。中国では11月に独身の日セールが行われますが、同シリーズもセール対象で以下の価格で購入することが可能です。
Redmi Note 11 Proは、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルが1599元(約2.8万円)、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが1899元(約3.3万円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2099元(約3.7万円)です。
Redmi Note 11 Pro+は、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルが1899元(約3.3万円)、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが2099元(約3.7万円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2299元(約4.1万円)です。
以上のように、高性能なSoCやディスプレイなど優れたハードウェアを搭載しながら、2万円からの購入が可能なコストパフォーマンスが非常に優れた製品になっています。
Redmi Note 11の特徴
Redmi Note 11は上記のPro/Pro+モデルにスペックは劣るものの、より低価格で購入できる製品です。
SoCはMediaTek製5Gチップセット「Dimensity 810」を採用しており、実行メモリは4/6/8GB、ストレージは128/256GB。AnTuTuベンチマーク(Ver.9)のスコアは約39万点です。
ディスプレイは、6.6インチの液晶フラットスクリーンで、解像度は1080×2400のフルHD+。最大90Hzのリフレッシュレート、最大240Hzのタッチサンプリングレートに対応しています。
アウトカメラは二眼構成で、5000万画素のメインカメラ(広角)、800万画素の超広角カメラを搭載。インカメラは1600万画素です。
バッテリーについては、容量は5000mAhで、最大33Wの有線急速充電に対応。62分で満充電が可能といいます。
音響については、デュアルスピーカーと3.5mmイヤホンジャックを搭載。その他、X軸リニアモーターを搭載しますが、背面パネルはAGガラスではなく、NFCも搭載していません。
カラーは、ブラック、ピンクブルー、ミントの3種類で、厚みは8.75mm、重量は195gです。
- ブラック
- ピンク・ブルー
- ミント
11月の独身の日セールに先駆けて発売されており、先行販売価格は、メモリ4GB/ストレージ128GBモデルが1199元(約2.1万円)、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルが1299元(約2.3万円)、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルが1499元(約2.7万円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが1699元(約3万円)となっています。
AnTuTuスコアが39万点と日常使いには十分で、価格もたったの2万円弱なので、こちらも人気の出そうな端末です。
Redmi Note 11シリーズのスペック比較表
Redmi Note 11シリーズのそれぞれのスペックは以下の通り。不明な点については後日記載します。
Redmi Note 11 | Redmi Note 11 Pro | Redmi Note 11 Pro+ | |
OS | Android 11 (MIUI 12.5) | ||
SoC(CPU) | Dimensity 810 | Dimensity 920 | |
メモリ | 4 / 6 / 8 GB LPDDR4X |
6 / 8 GB LPDDR4X |
|
ストレージ | 128 / 256 GB UFS 2.2 |
||
ディスプレイ | 6.6インチ, FHD+, 液晶 リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート240Hz |
6.67インチ, FHD+ 有機EL(Samsung AMOLED) リフレッシュレート120Hz タッチサンプリングレート360Hz ピーク輝度1200nits, DCI-P3 |
|
アウトカメラ | メイン (広角):5000万画素 +超広角:800万画素 |
メイン (広角):1億800万画素 +超広角:800万画素の超広角カメラ +マクロ:200万画素 |
|
インカメラ | 1600万画素 | ||
バッテリー | 5000mAh, 33W急速充電 | 5160mAh, 67W急速充電 VC液冷 |
4500mAh, 120W急速充電 VC液冷 |
オーディオ | デュアルスピーカー 3.5mmイヤホンジャック |
JBLデュアルスピーカー 3.5mmイヤホンジャック Dolby Atmos, Hi-Resオーディオ |
|
生体認証 | 側面指紋/顔 | ||
防塵防水 | IP53 |
||
対応バンド | 5G: n1 / n28A / n41 / n78 4G: B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 |
5G: n1 / n3 / n5 / n8 / n28A /n38 / n41 / n77 / n78 4G: B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B19 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 |
|
サイズ | 163.56 x 75.78 x 8.75mm | 165.38 x 76.2 x8.34mm | 163.65 x 76.2 x8.34mm |
重量 | 195g | 207g | 204g |
カラー | ブラック、ピンクブルー、ミント | ブラック、パープル、グリーン、ピンクブルー | ブラック、パープル、グリーン |
その他 | X軸リニアモーター | X軸リニアモーター, NFC, Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2 |
|
価格 (初回セール) |
4GB/128GB:1199元(約2.1万円) 6GB/128GB:1299元(約2.3万円) 8GB/128GB:1499元(約2.7万円) 8GB/256GB:1699元(約3万円) |
6GB/128GB:1599元(約2.8万円) 8GB/128GB:1899元(約3.3万円) 8GB/256GB:2099元(約3.7万円) |
6GB/128GB:1899元(約3.3万円) 8GB/128GB:2099元(約3.7万円) 8GB/256GB:2299元(約4.1万円) |
なお、現状発表されたのは中国のみでグローバルや日本での発表はありません。
ソース:Xiaomi新製品発表会、Xiaomi