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Redmi Note 10 Pro実機レビュー:日本版発売!1億画素カメラ搭載の格安スマホ

桜の花と青いスマートフォン

本記事は広告・アフィリエイトプログラムで収益を得ています。あらかじめご了承ください。

やずX
こんにちは。矢sXです!
今回は日本発売が決まっているスマートフォンRedmi Note 10 Proをご紹介します!

今回レビューするRedmi Note 10 Proは、日本発売も決まったRedmi Noteシリーズの最新モデル。筆者は、いち早く手に入れることができたので早速レビューしていきます。

なお、筆者が購入したのはグローバル版の最上位モデル(8/128GB)のブルー。日本版は6/128GBのみで、市場想定価格34,800円。カラーはブロンズ、グレー、ブルーの3色になります。

Redmi Note 10 Pro(日本版)
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ジャンプできる目次

Redmi Note 10 Proのスペック

Redmi Note 10 Proのスペック表とかんたん解説

スマートフォン背面の認証情報
 Redmi Note 10 Pro
OSAndroid 11, MIUI 12
CPUQualcomm Snapdragon 732G
メモリ/ストレージ6/64GB, 6/128GB, 8/128GB
LPDDR4X
UFS 2.2
※日本版は6/128GBモデルのみ
リアカメラ広角メイン:108 MP
超広角:8 MP
テレマクロ:5MP
深度センサー:2MP
インカメラ広角:16 MP
ディスプレイ6.67インチ, AMOLED, Gorilla Glass 5
1080 x 2400 (FHD+)
HDR10
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:240Hz
輝度:450 nits (通常), 1200 nits (最大)
バッテリー5020mAh
33W急速充電
サイズ164 x 76.5 x 8.1 mm
重量193g
オーディオステレオスピーカー
3.5mmイヤホンジャック
生体認証側面指紋認証, 顔認証
4Gバンドグローバル版
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 20, 28, 32, 38, 40, 41
日本版
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 66
防塵防水IP53(防滴)
カラーブラック, ブロンズ, ブルー
価格日本版34,800円(6/128GB)

Redmi Note 10 Proは、ミッドハイレンジ帯の性能を持つスマートフォンです。

日常使いには十分すぎる性能を持ちながら、1億画素カメラ120Hz有機EL33W急速充電ステレオスピーカー等、付加価値盛り盛りの端末となっています。指紋・顔認証防滴性能もあります。

これで価格が3万4,800円(日本版)です。

Redmi Note 10 Pro、日本版とグローバル版の違い

ポイント

日本版は4キャリアをカバーする広い対応バンド
 ▷グローバル版はソフトバンクだけ

日本版は、日本対応の充電器同梱
 ▷グローバル版は海外プラグ

日本版は緊急地震速報対応
 ▷グローバル版はなし

日本版はセカンドスペース機能なし
 ▷グローバル版は搭載

日本版は6/128GBモデルのみ
 ▷グローバル版は6/64GB、8/128GBあり

日本版は技適あり
 ▷グローバル版にはなし

日本版とグローバル版は対応バンド以外にも違いがあるので、軽く表にまとめました。その他、APNの追加などが行われています。

基本的に日本版を買った方が良いですが、Xiaomi端末には当たり前のセカンドスペース機能が省かれており、また6/128GBモデルのみになります。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度について

この記事で紹介している「Redmi Note 10 Pro(グローバル版)」は日本国内で発売されていない技適未取得機器に該当します。筆者は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に基づき総務省に申請を行ったうえで使用・検証を行っています。

※日本版は技適取得機器なので届け出は必要ありません。

Redmi Note 10 Proの箱と中身をチェック

スマートフォンの箱

Redmi Note 10 Proの化粧箱です。

化粧箱には本体のイメージ画像と、「MI」のロゴが描かれています。

スマートフォンの箱を開封

箱を開けると「Designed by Redmi」の文字が。某A社を意識しているんでしょうか・・・。

スマートフォンと充電器・ケースなど

・スマートフォン本体

・充電器&ケーブル

・ディスプレイフィルム(貼付済み)

・TPUクリアケース

・SIMピン

・説明書等

中身はこんな感じ。充電器・フィルム・ケースが最初から付属しているのはありがたいですね。フィルムも最初から貼ってあるので、自分で貼る手間も省けます。

※グローバル版の充電機はEUプラグなので、そのままでは日本で使えません。日本版には日本で使用できる充電器が付属します。

Redmi Note 10 Proの本体・細部・重量をチェック

木の板の上に置かれたスマートフォン

Redmi Note 10 Pro本体の外観です。淡いブルーの背面パネルは高級感もあり、とても2~3万円台のスマートフォンとは思えません。

厚みは約8mmで薄型。側面はラウンド形状で、非常に持ちやすくなっています。

やずX
筆者の手は小さめですが、薄型で側面も丸みがあるので、しっかり握りやすいです。

スマートフォンのカメラユニットのアップ

カメラユニットのアップ。主張の強い1億画素メインカメラが印象的です。

スマートフォンの右側面

カメラユニットを横から。二段の出っ張りが大きく、ちょっと気になります。また、右側面には音量ボタンと電源ボタン(指紋センサー一体型)があります。

スマートフォンの左側面

反対側(左側面)にはSIMカードスロットがあります。

スマートフォンの天面
天面

天面にはイヤホンジャック、スピーカー穴、マイク穴があります。

スマートフォンの底面
底面

底面には、天面と同じくスピーカー穴、マイク穴、そして充電ポート(USB Type-C)があります。

秤に載ったスマートフォン

スマートフォン本体の重量は193g。付属のケースを装着すると215gでした。

やずX
なお、ケース自体もカメラ部分が出っ張って保護するタイプなので、ケースを着けても出っ張りは解消されません。

Redmi Note 10 ProのAntutuスコア & ゲーム性能

Redmi Note 10 ProのCPUはSnapdragon 732Gで、中級クラスの性能を持っています。ベンチマークアプリのAntutuスコア(Ver.9)は約35万点でした。

例えば、「原神」のような高負荷の3Dゲームを最高設定でプレイするには性能不足ですが、日常使いや処理の重くないゲームであれば十分に動作するスコアです。

実際使っていて遅延を感じることはほとんどありません。Androidアプリとしては意外に重めなTwitterも快適に動作します。

Redmi Note 10 Proは120Hz有機ELディスプレイ採用

・素材:AMOLED(有機EL), Gorilla Glass 5

・解像度:1080 x 2400 (FHD+), HDR10+対応

・リフレッシュレート:120Hz

・タッチサンプリングレート:240Hz

・輝度:450 nits (通常), 1200 nits (最大)

Redmi Note 10 Proは、画面上部にパンチホールのある有機ELディスプレイ(AMOLED)を採用しています。液晶と比べてはっきりしたコントラストで、残像も目立たず、黒色を表現するのに電力を消費しないことが特徴。

さらに、ピーク時の画面輝度は1200nitsあるので、直射日光下でもはっきり画面を視認することができました。

やずX
3万円台のスマホとは思えない高品質ディスプレイです。

左:120Hz, 有機EL 右:60Hz, 液晶

また、リフレッシュレートは120Hzに対応。単純に数値上の比較であれば、画面がiPhone12の2倍の滑らかさで動きます。タッチサンプリングレートも240Hzと高めで、指に吸い付くように動作します。

上記のスローモーション動画の左がRedmi Note 10 Pro(120Hz,の有機EL)で、右が60Hzの液晶の端末になります。いずれも最大輝度にしていますが、Redmi Note 10 Proの方が画面が明るく、滑らかに動いていることが分かります。

Redmi Note 10 Proのカメラ性能を検証

リアカメラ

クアッドカメラ

・メイン(広角):108 MP, f/1.9, 26mm, 1/1.52", 0.7µm, デュアルピクセル, 高速自動フォーカス
・超広角:8 MP, f/2.2, 118˚ , 1/4.0", 1.12µm
・テレマクロ:5 MP, f/2.4, オートフォーカス
・深度センサー:2 MP, f/2.4

・動画:4K@30FPS, 1080P@30/60FPS

インカメラ

広角:16 MP, f/2.5, 1/3.06", 1.0µm

動画:1080P@30FPS, 720P@120FPS

Redmi Note 10 Proの最大の特徴は1億800万画素を誇るメインカメラですが、より広い範囲を撮影できる超広角、2倍まで拡大できるテレマクロ、さらに深度センサーも備えるクアッド(四眼)構成になっています。

なお、動画には強力手ぶれ補正がありますが、1080P@30FPS固定です。

1億画素メインカメラは流石の高解像度

1億画素を誇るメインカメラは、非常に解像感の高い写真を撮影することが可能です。

※ブログの仕様で解像度は若干落ちています。

ただし、1億画素モードで撮影する場合、若干処理に時間がかかります。また、被写体が激しく動いているとシャッターが遅れてしまいます。風が強い時にアップで花を撮ったりするときは少し不便でした。

1億画素で撮影した上記の写真を、スマートフォン上で最大まで拡大しました。花びら一枚一枚の輪郭を正確に捉えていることが分かります。

通常モードで2倍ズームしてしまうと画質が劣化してしまうのですが、1億画素モードなら劣化しないので、主な用途はズーム撮影になります。ただし、1億画素モードでズームできるのは2倍までです。

Redmi Note 10 Proの108MP(1億800万画素)カメラを使いこなす方法

メインカメラが真価を発揮するのは通常(12MP)モード

日本風の石畳の通路と橋

1億画素メインカメラは、通常モードでは1200万画素で撮影されます。この際、9つの小さなピクセルを1つの大きなピクセル(2.1μm)に結合する「9-in-1ピクセルビニング」技術によって、より多くの光を取り込むことができます。

そのため、特に光量の十分でない場所では、1億画素モードを使うよりも通常モードで撮影した方がよりキレイな写真に仕上がります

やずX
たくさん用意されているカラーフィルターを撮影時(撮影後も可)にかけることで、より鮮やかな写真になりますよ。

AI補正でより鮮やかな写真が撮影可能

左:AI補正なし 右:AI補正あり

左がAI補正なし、右がAI補正ありです。ONにすると、より明るく鮮やかに色味を補正してくれます。なお、写真を撮影した後で行うことも可能です。

デジタルズーム・超広角で、離れた物も広い範囲も撮影可能

1~10倍までデジタルズームで撮影してみました。タップして拡大可能です。5倍まで拡大してしまうと流石に粗さが目立ちます。

道路と桜の木

超広角

より広い画角(118°)で撮影できる超広角カメラは、800万画素程度であるものの、それなりに見える写真になります。

スーパーマクロは、小さな世界を明確に写し出す

たんぽぽ

たんぽぽをテレマクロカメラで撮影した写真です。非常に細かい繊維までしっかり捉えており、十分実用的な性能になっています。

また、テレマクロカメラは2倍までズームも可能になっています。人間の肉眼では分からない、更にマクロな世界まで写し出します。

深度センサーがあるので、ポートレートもくっきり

スマートフォンカメラはストローなど細いものを捉えきれず、ぼやけてしまうことがあります。Redmi Note 10 Proは深度センサーを搭載しているので、このような細いストローの輪郭をくっきり捉えました。

夜景モードで暗い場所も明るく撮影可能

通常モード(左)と比較して夜景モード(右)の方が全体的に明るくなっていることが分かります。特に外縁部の変化が分かりやすいですね。

また、こちらも夜景モードで撮影した写真ですが、左側の明るい部分が細かいディティールを保っているのに対して、右側の暗い部分はかなり粗くなっています。

あくまで、ある程度の光源があって機能する夜景モードです。

Redmi Note 10 Pro(日本版)
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Redmi Note 10 Proのバッテリー持ち・充電時間を検証

充電時間を検証

開始時30分60分76分
0%53%91%100%

Redmi Note 10 Proは付属の充電機で33W急速充電が可能です。

0%の状態から僅か30分で53%、1時間で91%まで充電することができるので、寝る前に充電を忘れていた時や、急いでいてサクッと充電したい時に便利です。

バッテリー持ちを検証

 Redmi Note 10 ProRedmi 9TRedmi Note 9siPhone SE
搭載CPU
(クラス)
Snapdragon 732G
(ミッドハイ)
Snapdragon 662
(ミドル)
Snapdragon 720G
(ミッドハイ)
A13 Bionic
(ハイ)
検証1時間後93%94%96%91%
検証2時間後86%88%91%78%

Redmi Note 10 Proは5,020mAhの大容量バッテリーを搭載しています。電池持ちについて検証を実施しました。バッテリーを100%にし、Amazon Prime Videoを標準画質で二時間再生しています。

1時間再生したところでは意外と持たないなあ・・・という印象でしたが、それ以降が結構粘ります。Redmi Note 9sがバッテリー持ち「上」ならRedmi Note 10 Proは「中の上」ですね。

Redmi Note 10 Proの生体認証は顔・指紋ともに爆速

Redmi Note 10 Proの生体認証は顔認証側面指紋認証の両方に対応。どちらも爆速で精度も良く非常に優秀です。

Redmi Note 10 Proは楽天にも対応の4G SIMフリー

4G対応バンド

✅グローバル版
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 20, 28, 32, 38, 40, 41

✅日本版
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 66

各社主要4Gバンド

ドコモ:1, 3, 19

au:1, 18/26

ソフトバンク:1, 8

楽天:3, 18

Redmi Note 10 Pro日本版はSIMフリー端末なので、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天すべてのキャリアおよび、それらの回線を用いる格安SIMの4G周波数帯すべてに対応しています。

一方で5Gには対応していないため、5G対応SIMを使っても5Gにはつながらないので注意が必要です。

やずX
そもそも、5Gは日本ではまだまだ対応していない地域が多いです。現状、それほど拘る必要はあまりありません。

Redmi Note 10 ProはデュアルSIM + microSDカード対応

Redmi Note 10 Proは2枚のデュアルSIMに対応。それに加えてmicroSDカードにも対応しています。

最近はmicroSD非対応 or SIMカードとの排他利用の端末も多い中、フル対応してくれているのは嬉しいポイントですね。

Redmi Note 10 ProはIP53の防塵防水に対応

IP53の説明

公式サイトより

Redmi Note 10 Proは、IP53の防塵防滴性能があります。いわゆる生活防水で、水没には耐えられませんが、多少の水滴は大丈夫というレベルです。

なお、Felicaを搭載していないのでおサイフケータイには非対応です。

Redmi Note 10 Proはステレオスピーカー&イヤホンジャック搭載

Redmi Note 10 Proは、天面と底面にそれぞれスピーカーを搭載するデュアル仕様。はっきり聴こえる音質の良いものになっているので、ほとんどの人は不満はなさそうです。また、天面には3.5mmイヤホンジャックもあります。

この価格帯でステレオスピーカーを採用するスマートフォンは珍しく、尚更コスパの高さがすごいです。

Redmi Note 10 ProはWidevine L1に対応

Redmi Note 10 ProはWidevine L1に対応しているので、Amazon Prime VideoやNetflix等の動画配信サービスを最高画質で楽しむことができます。

Widevineは、Androidタブレットやスマートフォンの著作権保護機能で、最高L1~最低L3まであり、L3の場合は最高設定にしても標準画質になってしまいます。

※ただし、Amazon側の問題でアプリでは最高画質になりません。ブラウザでは可能です。

やずX
あまり知られていませんが、実は非常に重要なのがWidevineです。

Redmi Note 10 Proを買うメリット・デメリットは?

Redmi Note 10 Proを買うメリット5点

ポイント

とにかくコスパが抜群

✅格安なのに1億画素カメラ

✅格安なのに120Hzの有機EL

✅格安なのにステレオスピーカー

✅日常使いには十分なCPU・バッテリー

とにかくコスパが群を抜いています。

3万円台なのに、1億画素カメラ、120Hz有機EL、ステレオスピーカー、急速充電有りと付加価値盛り盛りで、CPU・バッテリー性能も日常使いには十分。おまけに生活防水もされています。

いくつかの性能でiPhone12に勝っているかほぼ互角で、価格は半額以下なんです。すごくないですか?

Redmi Note 10 Proを買うデメリット5点

ポイント

✅高負荷な3Dゲームには性能不足

✅夜景はそれなり

指紋認証は画面内ではなく側面

✅カメラの出っ張り感強め

✅おサイフケータイ非対応

まずは、5G対応ではないので注意してください。また重いゲームをするにはCPUが性能不足で、その他細かい不満点が・・・いや、そんなことは全て些細なことですね。

やずX
何て言ったって、これ3万円台ですから。

Redmi Note 10 Proレビューまとめ:常識をぶっ壊す超コスパモンスター

Redmi Note 10 Proレビューをお届けしました。

3万円台という価格を考えれば異的なコスパ・スマートフォンで、一通り揃っているのに妥協がなく完全に価格破壊です。

ハイエンド~準ハイエンド級のカメラ、ディスプレイ、スピーカーを備えていて、見た目も気になる。でもゲーム性能はそこまでいらない...

そんな需要に間違いなく答えてくれる端末で、相当人気が出そうです!間違いなく2021年上半期のベストバイですね。

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やずX

Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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