シャオミのサブブランドRedmiは、2022年12月27日に「Redmi K60 Pro」および「Redmi K60」を中国で発表しました。
この記事では、Redmi K60 ProおよびRedmi K60の主な特徴やスペック、価格などの情報をまとめています。同時に発表された「Redmi K60E」はコチラの記事をご覧ください。また、同じく同時発表の「Redmi Note 12 Pro Speed Edition」はコチラの記事をご覧ください。
ジャンプできる目次
Redmi K60 Proの主な特徴
Redmi K60 Proはシリーズの最上位モデルとなるハイエンド5Gスマートフォンです。
SoC、パフォーマンス
SoCは、現在最高の処理性能を持つと言われる「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。AnTuTuベンチマークのスコアは135万点超えで、Apple A16チップの性能を超える性能とアピールされています。また、Redmi史上最大の5000mm²の大型ベーパーチャンバー冷却システムや、自社開発の「フューリアス・エンジン(狂暴引擎)」を搭載。様々な高付加のゲームで画質やフレームレート、明るさを落とさずに、安定したゲームプレイを可能にしているとのことです。
OSは「MIUI 14」をプリインストールしており、メモリは8 / 12 / 16GBで、ストレージは128 / 256 / 512GB。LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0(128GBモデルのみUFS 3.1)ストレージにも対応し、前世代と比べて33%も読み書き性能が向上しているとのことです。
ディスプレイ
画面は、6.67インチの有機ELフラットディスプレイで、解像度は驚異の2K (3,200 x 1,440ピクセル)です。
その他、120Hzのリフレッシュレート、480Hzのタッチサンプリングレート、12bitカラー(687億色)、1,400nitsのピーク輝度と非常に高いスペックを持ち、暗所でのチラつきを大きく減らすことができる1920HzのPWM高周波調光にも対応しています。
カメラ
アウトカメラは、メインカメラに合計5,400万画素(有効5,000万画素)で1/1.49インチのSONY製「IMX 800」を採用。その他、800万画素の超広角、200万画素のマクロのトリプル構成で、メインカメラには光学式手振れ補正(OIS)があります。インカメラは1,600万画素で、ディスプレイ上部中央のパンチホールに配置されています。
更に、Xiaomi 13シリーズにも搭載されているカメラAI「シャオミ・イメージングブレイン 2.0」も備えています。これにより、光と色、そして様々なシーンを的確に認識し、高速のスナップと画像処理が可能に。そしてメインカメラは、P3広色域をカバーし色鮮やかな世界を表現。これは、4,700種類のシーンと何百万もの写真を元に最適化されており、的確な色を再現できるとのことです。
また、動く被写体に対する強力なオートフォーカス、超高速の連写性能を持ち、Redmi Note 12シリーズで初採用された独自のカメラフレームも使用可能です。
バッテリー&充電、音響など
バッテリーは5,000mAhで120Wの有線急速充電に対応。優れた充電効率を実現する独自チップ「Surge P1」も搭載しており、19分で満充電が可能といいます。さらに、Redmiブランドとしては初の30Wワイヤレス急速充電にも対応しました。
音響については、デュアルスピーカーを搭載しており、Dolby Atmos、Hi-Resオーディオに対応。その他、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3の高速通信や、画面内指紋認証も対応しています。
寸法は、高さ162.78mm、幅75.44mm、厚さ8.59mm、重量205gです。
Redmi K60の主な特徴。Proとの違い
Redmi K60は、主にSoC、メモリとストレージの規格、カメラ、バッテリーおよび充電性能がProと異なります。
SoCは「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用し、LPDDR5メモリ、UFS 3.1ストレージに対応。パフォーマンス面でProに劣りますが、それでもAnTuTuベンチマークスコアは112万点以上と非常に高く、ベーパーチャンバーはProと変わらない5000mm²の大型サイズ。最も重いと言われるゲーム「原神」を3時間プレイするテストで、55.29FPSと高い平均フレームレートを記録したとのことです。
アウトカメラについては、メインカメラがProと異なり6,400万画素に。センサーサイズはProよりも小さく1/2インチですが、光学式手振れ補正(OIS)は搭載します。その他のカメラスペックは変わらず、シャオミ・イメージングブレインも備えています。
また、バッテリー容量は5,500mAhとProよりも大きい一方で、有線急速充電は67W。30Wワイヤレス急速充電は変わらず対応しています。
その他のスペックはほとんど同じで、2K解像度の6.67インチ有機ELディスプレイ、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーを備え、画面内指紋認証も対応しています。
寸法は、高さ162.78mm、幅75.44mm、厚さ8.59mm、重量205gです。なお、後述のレザー版は少し異なり、厚さ8.79mm、重量199gです。
Redmi K60 Pro / K60のバリエーションと価格・セール情報
基本のカラーバリエーションは、グリーン(幽芒)、ホワイト(晴雪)、ブラック(墨羽)の3色。また、これらに加えてProにはブラックレザー+カーボン調のチャンピオン・エディション(冠军版)、無印にはブルーレザー(素皮晴蓝)がそれぞれ用意されています。
両機種各モデルの価格は以下の通り。12月31日より中国で発売されます。
Redmi K60 Pro
8+128GB: 3299元(約6.3万円)
8+256GB: 3599元(約6.9万円)
12+256GB: 3899元(約7.5万円)
12+512GB: 4299元(約8.2万円)
16+512GB: 4599元(約8.8万円)
Redmi K60
8+128GB: 2499元(約4.8万円)
8+256GB: 2699元(約5.2万円)
12+256GB: 2999元(約5.7万円)
12+512GB: 3299元(約6.3万円)
16+512GB: 3599元(約6.9万円)
Redmi Kシリーズは優れたパフォーマンスを提供してきましたが、Redmi K60 Proはこれまでで最高のパフォーマンスを持つだけでなく、カメラ性能や充電性能でも妥協のない製品となっています。また無印は、SoC、メモリとストレージの規格、カメラ、バッテリーおよび充電性能以外は、Proとほとんど変わりません。これらの機能に拘らなければ、無印も十分満足のいくスペックでしょう。
なお、Proにはグローバル向けの型番がないと伝えられていますが、無印はグローバル向けの型番があるとされており、「POCO F5」としての発売が期待されます。
Redmi K60、Redmi K60 Proのスペック
Redmi K60、Redmi K60 Proのスペックは以下をご確認ください。
Redmi K60 Pro | Redmi K60 | |
OS | MIUI 14, Android 13 | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8+ gen 1 |
冷却 | 5,000mm² VC液冷 | |
メモリ | 8 / 12 / 16GB, LPDDR5X | 8 / 12 / 16GB, LPDDR5 |
容量 | 128 / 256 / 512GB, UFS 4.0 (128GBはUFS 3.1) |
128 / 256 / 512GB, UFS 3.1 |
画面 | 6.67インチ, 2K (3,200 x 1,440) フレキシブルOLED リフレッシュレート 120Hz タッチサンプリングレート 480Hz ピーク輝度 1,400nits 12bit, 1920 Hz PWM調光 |
|
カメラ (背面) |
メイン:5,000万画素 (IMX800)+OIS 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 |
メイン:6,400万画素+OIS 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 |
カメラ (正面) |
1,600万画素 |
|
電池 | 5,000mAh, 120W急速充電 30W無線充電 |
5,500mAh, 67W急速充電 30W無線充電 |
音響 | デュアルスピーカー Dolby Atmos, Hi-Res |
|
4G | FDD-LTE :B1/B3/B4/B5/B8/B18/B19/B26 TDD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42 |
|
5G | n1/n3/n5/n8/n28a/n38/n41/n77/n78 | |
防塵防水 | 未記載 | |
その他 | Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3, NFC, IRブラスター、X軸振動モーター | |
寸法 | 162.78 x 75.44 x 8.59mm, 205g (無印レザー版: 162.78 x 75.44 x 8.79mm, 199g) |
|
本体色 | 幽芒、晴雪、墨羽、冠军版 | 幽芒、晴雪、墨羽、素皮晴蓝 |
価格 (日本円換算) |
8+128GB: 3299元(約6.3万円) 8+256GB: 3599元(約6.9万円) 12+256GB: 3899元(約7.5万円) 12+512GB: 4299元(約8.2万円) 16+512GB: 4599元(約8.8万円) |
8+128GB: 2499元(約4.8万円) 8+256GB: 2699元(約5.2万円) 12+256GB: 2999元(約5.7万円) 12+512GB: 3299元(約6.3万円) 16+512GB: 3599元(約6.9万円) |
▽同時発表機種の情報はコチラ