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Redmi K40 Gaming Editionレビュー!日本語対応版が3.9万円のお手頃ゲームフォン

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Redmi K40 Gaming Editionは2021年に発表されたシャオミのゲーミング・スマートフォンで、処理性能が優秀なDimensity 1200プロセッサー、VC液冷による強力な冷却機構、120Hz駆動の有機ELディスプレイ、JBLデュアルスピーカー等を搭載し、最大67Wの急速充電にも対応したモデルです。

同機は本来は中国版端末で日本語は非対応だったのですが、カスタムROMで日本語に対応したモデルがAliExpress内のXiaomi Mi Storeで販売されるようになりました。同ストアはXiaomi製品を専門に扱う実績あるストアです。

今回は、そのXiaomi Mi Store様より実機をご提供いただいたので、レビューしていきます。

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Redmi K40 Gaming Editionの特徴

Redmi K40 Gaming Editionの主な特徴は以下の通りです。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。

Good

4万円を切る格安ゲーミングフォン

Dimensity 1200搭載でゲーム性能高め

ゲームに最適なLRボタン搭載

リフレッシュ120Hz、タッチ480Hzの有機ELディスプレイ搭載

67W急速充電対応。L字型充電ケーブル付属

JBLデュアルスピーカー搭載

Bad

処理性能は上の下。Snapdragon 888には及ばない

ワイヤレス充電なし

防塵防水規格は非公表

「原神」のような超重いゲームを最高設定で楽しむには処理性能が不足しているのがネックですが、ほとんどのゲーム楽しむには十分。本機の取捨はプレイするゲームがどれほどの処理性能を要求するかによるでしょう。

Redmi K40 Gaming Edition本体と付属品をチェック

本体をチェック

Redmi K40 Gaming Editionは厚みが8.3mmと薄型の端末で、筆者がいただいたのは「暗影」という黒ベースのカラーリング。うっすらツヤのあるバックパネルは樹脂製のようですが、メタリックな雰囲気で安っぽさがありません。

ゲーミングスマホとしてはそれほど派手なデザインではありませんが、細部まで凝ったデザインが見ていて楽しいです。

最大の特徴は、ポップアップ式のLRトリガーを備えていることです。スイッチを横にスライドさせるとトリガーが出てきます。

また、メカメカしいカメラモジュールとイナズマ型のLEDフラッシュがかっこいいです。

端末正面から見て右側面にはLRトリガーと、トリガーを上下させるスイッチ、指紋センサーを兼ねた電源ボタンがあります。

端末正面から見て左側面にはボリュームキー、マイク穴があります。

天面にはスピーカー穴、マイク穴、IRブラスターがあります。

底面にはスピーカー穴、充電ポート、マイク穴、SIMカードスロットがあります。

パッケージと付属品をチェック

Redmi K40 Gaming Editionは光沢のある黒っぽいパッケージで、メカメカしいデザインがいかついです。上蓋の中央には巨大な虹色の文字で「K40」と書かれています。

パッケージ内容

✅本体

✅TPUクリアケース

✅フィルム(貼付済)

✅充電器&ケーブル

✅SIMピン

✅説明書

パッケージ内容は以上の通り。ケース、フィルム、充電器がセットになっており、そのまま使い始めることができます。

付属の充電ケーブルはL字型となっており、使用中でも手の邪魔になりにくくなっているのが嬉しいです。

Xiaomi Mi Storeで買えば日本語対応

Redmi K40 Gaming Editionは本来中国版の端末です。多数の言語に対応したPOCO F3 GTという端末があるのですが、こちらはインドのみの流通で入手困難。

しかし、AliExpress内のXiaomi Mi Storeが販売しているRedmi K40 Gaming EditionはPOCO F3 GTをベースにしたカスタムROMを導入した製品らしく、しっかり日本語対応になっています。

Redmi K40 Gaming EditionはDimensity 1200搭載

Redmi K40 Gaming Editionは、SoCに「MediaTek Dimensity 1200」を搭載しています。また、メモリ/ストレージ規格はLPDDR4X、UFS3.1に対応。高速の読み書きがでスムーズな動作を可能にしています。

AnTuTuベンチマーク(Ver.9)でRedmi K40 Gaming Editionの性能を計測したところ約62万点でした。中国版そのままのROMであれば70万点ほど出るようですが、数字が重視されがちな中国ではAnTuTuに特別な最適化を行っていると言われています。そのため、実性能は変わらないと思われます。

また、本機の最大の特徴がゲーム用の物理LRボタン。画面上の任意の操作にLRをそれぞれ設定できるので、普通のスマホよりも快適で有利なゲームプレイが楽しめます。

実際にいくつかゲームをプレイしてみました。

「PUBG MOBILE」は、画質は最高のUHDには出来ずFHDまで、アンチエイリアスは4xに出来ず2xまでであるものの、それ以外の設定は最高にすることが出来ました。

放熱性能が優秀なためかそれほぼ熱いと感じることもなく、快適なゲームプレイが楽しめます。

また、最も重いゲームとして知られる「原神」はAnTuTu 80万点でも足りないと言われています。

流石に最高設定にしてしまうともたつきを感じてしまうものの、高設定であれば快適に動作しました。発熱もそれほど強く感じません。

Redmi K40 Gaming Editionは高駆動有機ELディスプレイ搭載

Redmi K40 Gaming Editionは、ディスプレイに6.67インチの有機ELを採用。鮮やかな発色のように感じられます。

リフレッシュレート120Hzで滑らかに動き、またタッチサンプリングレート480Hzなので優れたタッチレスポンスを実現。正にゲーミングスマホを名乗るにふさわしいディスプレイと言ってよいでしょう。

また、ディスプレイは曲面のないストレートスクリーンです。上部中央にはパンチホールがあり、インカメラが収められています。パンチホールサイズはかなり小さく、あまり目立ちません。

Redmi K40 Gaming Editionは高音質デュアルスピーカー搭載

Redmi K40 Gaming EditionはJBL監修のデュアルスピーカーを搭載。天面と底面にそれぞれスピーカー穴があります。

また、Hi-ResとDolby Atmosに対応。流石にゲーミングスマホというだけあって音量はしっかりあり、迫力のサウンドでゲームを楽しむことができます。

Redmi K40 Gaming Editionは67W急速充電対応

L字型のケーブルが付属。ゲーム中に充電しても手の邪魔にならない。

67W急速充電の充電速度を検証

Redmi K40 Gaming Editionは67Wの急速充電を搭載しています。

そこで、急速充電器を用いてバッテリー残量が0%の状態からの充電時間を実際に計測してみました。詳細は以下の通りです。

充電時間バッテリー
15分56%
30分90%
44分100%

満充電にかかる時間は約44分でした。たったの15分で半分以上充電され、十分に「急速」と感じることのできる充電速度です。

やずX
ゲームの休憩中にサクッと充電出来ちゃいます!

バッテリー持ちを検証

Redmi K40 Gaming Editionのバッテリー容量は5065mAhと、比較的容量の大きいバッテリーです。

バッテリー100%・音量最大・輝度約60%の状態から、Amazon Prime Videoを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。価格の近い端末との比較表は以下の通りです。

1時間後2時間後
Redmi K4096%89%
AQUOS sense695%90%
OPPO Reno5 A92%82%
iPhone SE91%78%

結果はRedmi K40 Gaming Editionのバッテリー持ちは抜群に良いです。

バッテリーが非常によく持つことで知られるAQUOS sense6とほぼ同レベルで、ゲーミングスマホとしてこれだけ持つのは大きなメリットでしょう。

Redmi K40 Gaming Editionは48MPトリプルカメラ搭載

Redmi K40 Gaming Editionは、トリプルカメラを搭載しています。構成は、6400万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラとなっています。

3つのカメラを使って実際に撮影してみました。以下、作例になります。

意外にも見栄えの良い写真が撮れるメインカメラ

Redmi K40 Gaming Editionはゲーミングスマホということでカメラ性能には全く期待していませんでした。しかし、メインカメラは発色が鮮やかで、意外にもちゃんと見栄えの良い写真が撮れます。

料理は鮮やかな色合いで美味しそうな色合いで撮れています。不自然さもあまりありません。

太陽光を受けた葉っぱも生命力を感じる鮮やかな緑になっています。

特に赤色の発色がキレイで非常に良いと思います。ボケも大きく印象的な写真になります。

2倍ズームは実用的。超広角は若干暗い

Redmi K40 Gaming Editionは望遠カメラはありませんが、デジタルズーム撮影が可能。また超広角カメラを搭載しているので、より広い画角での撮影も可能です。

1倍

2倍

1倍と2倍ズームでそれぞれ撮影してみました。2倍ズームだと少々シャープネスの強さが気になるものの、実用的なズーム性能かと思います。

5倍

こちらは5倍ズームでの撮影です。ここまで拡大してしまうと流石に粗さが目立ってしまいました。

超広角カメラで同じ場所から撮影しました。超広角カメラの方が広い画角で撮影できますが、若干暗い印象で解像感もそれほど高くありません。

マクロカメラは画質粗め

Redmi K40 Gaming Editionは、2倍までズーム可能なマクロカメラを搭載しています。

200万画素ということもありそれほど解像感は高くありませんが、記録用には十分でしょう。

夜景モードは実用的な性能。白飛びやフレア、ノイズをしっかり抑制

Redmi K40 Gaming Editionは夜景モードを備えています。

上記のスライダー付き画像は、左がオート撮影、右が夜景モードとなっています。夜景モードの方が白飛びやノイズ、フレアを抑えた写真になっており実用的な夜景性能です。

Redmi K40 Gaming Editionは幅広いバンドに対応

対応バンド

5G:n1 / n3 / n28A / n41 / n77 / n78

4G FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 /B7 / B8 / B18 / B19 / B26
4G TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42

Redmi K40 Gaming Editionは幅広いバンドに対応しています。

Redmi K40 Gaming Editionスペック表

Redmi K40 Gaming Editionのスペック表は以下を参照してください。

機種名Redmi K40 Gaming Edition
OSMIUI12.5, Android 11
SoCDimensity 1200
メモリ6GB / 8GB / 12GB, LPDDR4x
容量128GB / 256GB, UFS3.1
画面6.67型 (FHD+, 2400 x 1080) 有機EL
520PPI, 10bit, DCI-P3,
リフレッシュレート: 120Hz
タッチサンプリングレート: 480Hz
10bit, DCI-P3, HDR10 +
Gorilla Glass 5
カメラ
(背面)
メイン:6400万画素
超広角:800万画素
2倍望遠:200万画素
カメラ
(正面)
1600万画素
電池5065mAh
67W有線急速充電
音響JBL デュアルスピーカー
Hi-Res, Dolby Atmos
生体認証側面指紋認証, 顔認証
防塵防水非公表
SIMスロットデュアルSIM
5Gバンドn1 / n3 / n28A / n41 / n77 / n78
4GバンドFDD:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 /B7 /
B8 / B18 / B19 / B26
TDD:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
寸法161.94 x 76.93 x 8.3mm, 205g
カラー黒、銀、白、黄、逆鱗
その他Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
価格256GBモデル:約3.9万円
(Xiaomi Mi Store)

Redmi K40 Gaming Editionレビューまとめ:基礎が良いからゲーム版も良いに決まっている

Redmi K40 Gaming Editionレビューをお届けしました。使ってみて感じた主な特徴は以下の通りです。

ポイント

✅貴重な4万円を切る格安ゲーミングフォン

✅Dimensity 1200搭載で大体のゲームは快適

LRトリガーでゲームが快適

✅冷却性能優秀。あまり熱くならない

✅バッテリー持ちがかなり優秀。充電も速い

付属のL字ケーブルがかさ張らなくて良い

✅メインカメラは意外と優秀

筆者は以前Redmi K40(POCO F3)をメイン機として使っており、非常によくまとまった優秀な端末だったと感じています。これに対して同機は、LRトリガーと67W急速充電を搭載し、優秀な冷却性能、バッテリー持ちを備えてゲーム向けにトランスフォームしたモデルという印象。

流石、中国でも大ヒットしたRedmi K40シリーズの製品というだけあって、非常に完成度の高い製品だと思いました。Xiaomi Mi Storeなら256GBの大容量かつ日本語対応のモデルが約3.9万円で買えるので、ものすごく高い処理性能は求めないがなるべく安いゲーミングフォンを求める方にはオススメです。

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Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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