POCO F4 GTは、シャオミのサブブランドPOCOのゲーミング・スマートフォンで、最高クラスの処理性能を持つ「Snapdragon 8 Gen 1」SoCを搭載しています。
筆者は先に発売された中国版Redmi K50 Gaming Edition(以下Redmi K50 G)をしばらく使っているので、実機レビューをお届けします。

ジャンプできる目次
POCO F4 GTの主な特徴
POCO F4 GTの主な特徴は以下の通りです。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。
Good
✅約6~7万円台の旗艦ゲーミング・フォン
✅最高クラスのSoC「Snapdragon 8 Gen 1」搭載
✅ゲーム用ポップアップ式LRショルダートリガー搭載
✅史上最大級4860㎟のデュアルVC冷却搭載
✅DisplayMate A+の有機ELディスプレイ搭載
✅クアッドスピーカー搭載
✅120W急速充電対応。L字型充電ケーブル付属
✅最高クラスの読み書き/通信/振動性能
Bad
✅カメラ性能そこそこ(ゲーミングとしてはむしろ良い?)
✅ワイヤレス充電非対応
✅イヤホンジャックなし
✅防塵防水規格はなし?(非公表)
✅重め(約210g)
以上のように、最新の高性能SoCやゲームに最適なハードウェアを備えながら、6万円台からの購入が可能なゲーミング・スマートフォンとなっています。
また、中国版Redmi K50 Gと実質的にほぼ違いはなく、知識があればROMをPOCOのものに書き換えることも可能です。

POCO F4 GT本体と付属品をチェック
本体をチェック
POCO F4 GTは大容量バッテリーや大型VC冷却を搭載していますが、厚みは8.5mmと決して厚くありません。筆者が購入したのは中国版の「银翼(シルバー)」で、グローバル版POCO F4 GTにも同様のカラーがあります。
バックパネルはマット加工されたAGガラス製。サイドフレームは金属製となっており、高級感のあるボディになっています。
ゲーミングスマホとしてはそれほど派手なデザインではありませんが、稲妻型のLEDライトや「FREEZING(凍結)」「SPEEDIEST(最速)」が印象的です。
そして最大の特徴は、ポップアップ式のLRトリガーを備えていることでしょう。スイッチを横にスライドさせるとトリガーが出てきます。押し心地は固くも柔らかくもなく丁度良い感じです。
端末正面から見て右側面にはLRトリガーと、トリガーを上下させるスイッチ、指紋センサーを兼ねた電源ボタンがあります。
端末正面から見て左側面にはマイク穴、ボリュームキー、SIMスロットがあります。
天面にはIRブラスター(赤外線リモコン)、マイク穴、スピーカー穴があります。
底面にはスピーカー穴、充電ポート、マイク穴、JBLのロゴがあります。
ゲーミングスマホというだけあってマイクは3つもあり、外からはわかりませんが専用ゲーミングアンテナも内蔵されています。
パッケージと付属品をチェック
中国版Redmi K50 Gはカメラユニットと似たパッケージデザインです。上蓋の中央には立体感のある文字で「K50」と書かれています。
パッケージ内容
✅本体
✅TPUクリアケース
✅フィルム(貼付済)
✅120W充電器 & L字ケーブル
✅SIMピン
✅説明書
パッケージ内容は以上の通り。ケース、フィルム、充電器がセットになっており、そのまま使い始めることができます。
もちろん120W急速充電機がついてきます。付属の充電ケーブルはL字型となっており、ゲーム中の充電でも手の邪魔になりにくい仕様。POCO F4 GTも充電器が付属しますが、グローバル版はEUプラグです。
また、中国では別売りの放熱メタルシェルケースが販売されています。日本から購入する場合はAliExpressなどから購入すると良いでしょう。価格は20ドル程度です。
なお、メタルシェルケースはマグネットも内蔵しているので、シャオミの協力企業「Black Shark」のマグネティック・クーラーを装着することができます。
こちらは、日本でも正規代理店を通じて販売されており、Amazonでも購入することができます。
POCO F4 GTは最高のゲーム性能を提供!
Snapdragon 8 Gen 1搭載でAnTuTuは驚異の100万点超え!放熱も優秀
POCO F4 GTは、SoCに「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載しています。
これは、ご存じの通り2022年3月の時点では最高性能のチップセットの一つであり、AnTuTuベンチマーク(Ver.9)では文句なしの100万点超え。
さらに、LPDDR 5メモリ規格、UFS 3.1ストレージ規格にそれぞれ対応し、読み取りおよび書き込みを行う独自のエンジン「IO Turbo」も搭載しています。これにより、前モデルのPOCO F3 GTよりもファイルの解凍速度が100%、コピー速度が300%それぞれ向上したとのことです。

また、内部には総面積4860㎟のデュアルVC冷却を搭載。このサイズは史上最大級であり冷却性能も最強クラスです。
最も処理性能を要求するという「原神」を最高設定で1時間プレイしてみたところ、最高温度は44°に留まり極端な発熱は感じられませんでした。

また、前述の専用メタルシェルケースと「Black Shark」のマグネティック・クーラーを装着した状態では、最高温度は38°に留まりました。また、ゲーム終了から15分で28℃まで下がりました。
LRショルダートリガー搭載で、一段上のゲーム体験が可能
POCO F4 GTはサイドフレームにLRショルダートリガーを備えています。
LLRそれぞれによく使う操作を設定することで、普通のスマートフォンよりも快適で有利なゲームプレイが楽しめます。
トリガーはポップアップ式となっており、上の画像の左にあるスイッチをスライドさせることで上下するようになっています。このボタンはゲーム時以外にも操作を割り当てることができ、カメラやフラッシュライト、画面録画などが可能です。
Redmi K50 Gaming Edition、LRショルダートリガーのポップアップ pic.twitter.com/iwekNgiBWG
— やずX@Xiaomiに詳しいブロガー (@F10Dfjtu) March 8, 2022
ちなみにショルダートリガーのポップアップには4種類の効果音を設定することができます。上の動画は銃の効果音となっています。
その他にもゲーム体験を充実させる機能多数!
POCO F4 GTはシャオミ独自のゲーム機能「ゲームターボ」を搭載しています。この機能は通常のアプリ起動だけでなく、前述のLRトリガーを同時にポップアップさせることでも起動できます。
ゲームターボでは各ゲームの設定をカスタマイズすることができます。例えば長時間のゲームプレイが想定されるものは「節電」、一瞬の挙動や最高のゲーム体験を求める場合は「高品質」などの設定にするとよいでしょう。勿論、自分で細かくカスタマイズも可能です。
通信面では専用ゲームアンテナを内蔵しており、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2といった最新の通信規格にも対応。WiFiと5Gをそれぞれ2つずつ同時検出し、最適な通信に自動で切り替える「マルチリンク5」にも対応しており、ゲームの遅延を最低限に抑えます。
さらにタッチスクリーンの解像度を従来の10倍(24,000 x 10,800)に細分化し、FPS等でより正確な照準を可能に。消費電力についても「VRS可変解像度」テクノロジーにより、ゲームのレンダリング品質を効率的に改善。優れたバッテリー持ちに貢献しているとのことです。
このほか、超広帯域X軸モーター「CyberEngine」を搭載しています。シャオミによれば、Androidスマートフォンとしては唯一「iPhone 13」を超える高周波の振動を届けることが可能とのことです。

POCO F4 GTはゲームも動画も最高のディスプレイ搭載
POCO F4 GTは、世界的なディスプレイ評価機関「DisplayMate」から「A+」評価を獲得した有機ELディスプレイを採用しています。
サイズは6.67インチで解像度はFHD+。形状は曲面のないストレートスクリーンで、上部中央に非常に小さなパンチホールがあります。
リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hz、DCI-P3、HDR 10+に対応とスペックは申し分なく、直射日光下でも鮮やかな表示が可能です。
これがPMW調光だ!(右側)#POCOF4GT#RedmiK50GamingEdition pic.twitter.com/G58Qf8hmSa
— やずX@Xiaomiの全てを求めるブロガー (@F10Dfjtu) May 8, 2022
また、1920HzのPWM高周波調光(従来は480Hz)に対応しており、暗所での画面のちらつきを高レベルで制御しています。上掲の動画ではDC調光の端末(左側)と比べていますが、ちらつきが全く異なるのが分かると思います。

勿論きつい角度から見ても発色はほとんど変わりません。画面保護は最高レベルの硬度を誇る「Gorilla Glass Victus」なのでキズや破損の耐性も強いと思われます。
なお、リフレッシュレートは「自動」「120Hz」「60Hz」のいずれかに設定することができました。基本的にはバッテリー持ちと快適さを両立できる自動設定でよいと思います。
POCO F4 GTは最高のサウンドを提供!
POCO F4 GTはスマホにもかかわらずクアッドスピーカーを搭載。天面と底面にそれぞれスピーカー穴があり、それぞれに低音域と高音域を担当するユニットが備わっています。
- 天面
- 底面
音質は筆者が使ってきたスマートフォンの中でも最高レベルだと思います。高音域から低音域までバランスよく鳴らしており、最大音量もしっかりあるので迫力のサウンドでゲームや動画、音楽を楽しむことができます。
しかも、スピーカー穴は指で塞がりにくい位置に左右対称に配置。ゲーム中に最高のサウンド体験を提供。なお、中国版Redmi K50 Gの場合はJBLロゴがあります。
また、ワイヤレスイヤホンで聴いても他のスマートフォンより一段上のサウンドだと感じました。Qualcommの最新テクノロジー「Snapdragon Sound」に対応しており、「aptX Adaptive」「LDAC」「LHDC」等のBluetoothコーデックを使うことができます。

ただし3.5mmイヤホンジャックはありません。
POCO F4 GTは120W爆速充電!満充電までたった17分

ケーブルはL字型。横持ちしながらの充電でも邪魔になりにくい。
120W急速充電の充電速度を検証
POCO F4 GTは120Wの急速充電に対応しています。
シャオミによれば内部抵抗と発熱の少ないMTW多極バッテリーと、充電効率を高めるデュアル高速充電チップを組み合わることで17分での満充電(0%→100%)を可能にしたとのことです。そこで実際に専用急速充電器で計測してみました。結果は以下の通りです。
充電時間 | バッテリー |
5分 | 48% |
10分 | 78% |
15分 | 98% |
17分 | 100% |
満充電にかかる時間は実際に17分でした。充電時の温度で多少前後すると思われますが、シャオミの公式情報通り。なお充電終了時のバッテリー温度が約37℃だったのですが、15分後には27℃まで下がっていました。

また、ゲーム中でもハイスピードの充電が可能。バッテリー残1%で「原神」を起動した状態で充電したところ、なんと10分で55%、52分で満充電が可能でした。
ちなみに充電中は、カメラ周りのインジケーターが黄色く点灯するようになっています。
バッテリー持ちを検証
POCO F4 GTのバッテリー容量は4,700mAhとなっています。最近のシャオミは5,000mAhのものを載せていることも多いので、それと比べれば若干少ない容量ですが実使用ではどうでしょうか。
そこでバッテリー100%、音量100%、輝度約60%の状態で、Amazonプライムビデオを標準画質で二時間再生させ、バッテリー持ちの検証を行いました。その他の端末との比較表は以下の通りです。
1時間後 | 2時間後 | |
POCO F4 GT | 94% | 82% |
Redmi K40 Gaming Edition | 96% | 89% |
Xiaomi 12 Pro | 91% | 81% |
iPhone SE | 91% | 78% |
結果、POCO F4 GTのバッテリー持ちは一般的なレベルでした。前モデルのK40 Gaming Editionには劣りますが、そもそもK40よりもベンチマークスコアが1.6~1.7倍程度まで上がっています。
最高レベルの処理性能をも持つことと、一瞬で満充電できてしまうことを考えれば、不測のないバッテリー持ちだと思います。
POCO F4 GTのカメラ性能は中々良い
POCO F4 GTはトリプルカメラを搭載。構成は以下の通りです。
・メイン(広角):6400万画素 (SONY IMX 686)
・超広角:800万画素
・マクロ:200万画素
また4K、1080p、720pでの動画撮影が可能。対応フレームレートは以下の通りです。
画質 | フレームレート |
4K | 60 / 30FPS |
1080p | 60 / 30FPS |
720p | 30FPS |
3つのカメラを使って実際に撮影してみました。以下、作例になります。
ギャラリー
メインカメラの写りは良好。IMX 686は型落ちながら中々優秀
POCO F4 GTはメインカメラに「SONY IMX 686」センサーを搭載しています。2年前ならフラッグシップ機にも採用されていたセンサーで、すでに旧式ではあるものの決して写りは悪くありません。
発色は鮮やかですが、濃すぎることもなく自然よりの印象。解像感も悪くないので使いやすいメインカメラです。



←補正なし:補正あり→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
以上のスライダー付き画像は左がAI補正オン、右がAI補正オフです。補正もそれほど色が変わらないので扱いやすいと思います。ずっとオンでも良いかもしれません。
なお、HDR性能は悪くもなく良くもなくといったところ。強い太陽光があると被写体が暗くなりますが、ギリギリ元の色を保てています。
また、フリッカーセンサーを搭載しているので、光源によって発生しがちな画面のちらつきを抑えることができます。

2倍ズーム&超広角は割と使える性能
POCO F4 GTは望遠カメラ非搭載ですが、10倍までのデジタルズーム撮影が可能。また超広角カメラを搭載しているので、より広い画角で撮影することができます。

1倍

2倍
1倍と2倍ズームでそれぞれ撮影してみました。2倍ズーム程度ならなら悪くない解像感です。

4倍

6倍
4倍と6倍のズームで撮影しました。4倍ズームまでが解像感的にはギリギリで、6倍まで拡大するとさすがに粗さが分かりやすくなります。

10倍
10倍まで拡大すると「ああ、デジタルズームだな......。」とはっきりわかるレベルまで粗くなりますが、ボヤッとしはしておらず、ある程度くっきり感があるのは好印象です。
- メイン
- 超広角
メインカメラ(広角)と超広角カメラで同じ場所から撮影しました。超広角カメラの方が広い画角で撮影できており、解像感も悪くないように思います。
色合いや明るさもメインカメラと大きく変わらず、昼の撮影であれば問題なく撮れるので「普通に実用的」と言えるでしょう。
200万画素マクロも実はそれほど悪くない
POCO F4 GTは200万画素のマクロカメラを搭載しています。200万画素ということもあり、全く期待はしていなかったのですが......。


←マクロ:メイン2倍ズーム→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
以上のスライダー付き画像は左がマクロカメラ、右がメインカメラの2倍ズームです。マクロカメラはノイズが目立つものの、パッと見はそれほど悪くありません。
シャオミの200万画素マクロカメラは基本的にはおまけ的な代物なのですが、何とか使えるレベルになっていると思います。

自動夜景モードが優秀
POCO F4 GTは通常の夜景モードもありますが、メインカメラ(1倍)のみで発動する自動夜景モードもあります。


←通常撮影:夜景モード→
(表示されていない場合、ページを再読み込みしてください)
上記のスライダー付き画像は、左が通常撮影、右が自動夜景モードとなっています。暗さに応じて1~5秒で露出時間を自動調整し、メリハリの利いた夜景写真を撮影してくれます。
なお通常の夜景モードで撮影した写真はこちら。自動夜景モードと比べると全体的に明るく補正しており、また2倍ズームおよび超広角カメラでの使用も可能です。時と場合によって使い分けるといいでしょう。

正確なポートレート
POCO F4 GTはポートレートモードを備えているので、より大きいボケを発生させることができます。
ためしに某ハンバーガーチェーンでドリンクのストローを撮影してみましたが、しっかり輪郭をとらえて背景をうまくぼかしてくれました。
カメラ総評:ゲーミングスマホだけど意外と良い
POCO F4 GTのカメラ総評は「意外と良い」と思いました。主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅使いやすいメインカメラ。色味が自然寄り
✅HDR性能はそれほど高くない
✅ズーム性能は2倍までならそこそこの性能
✅昼ならメインとあまり変わらず撮れる超広角
✅思ってたより撮れるマクロ
✅自動夜景モードでお手軽夜景撮影
ゲーミングスマホなのでカメラはお飾り程度と思いがちですが、意外としっかりしています。
当然もっとカメラのよいスマートフォンは他にあるのですが、極端な低照度や望遠性能を求めなければ多くの人はこれでも十分ではないでしょうか。

POCO F4 GTは側面指紋認証と顔認証に対応
POCO F4 GTは側面指紋認証と顔認証の両方に対応しています。
電源ボタンは指紋センサーを兼ねており、押さずとも触れるだけでロックが解除されます。
Redmi K50 Gaming Edition、顔&指紋認証 pic.twitter.com/CBEPhiG0tk
— やずX@Xiaomiに詳しいブロガー (@F10Dfjtu) March 8, 2022
認証速度は、顔も指紋も非常に速くスムーズで問題ありませんでした。なお、同じくフラットフレームのRedmi Note 11 Proはボタンに何となく固さがあったのですが、こちらはちょうど良い感じです。
POCO F4 GTのスペック表
POCO F4 GTのスペック表は以下の通りです。
POCO F4 GT(Redmi K50 G) | |
OS | MIUI13 |
メモリ | 8 /12 GB, LPDDR 5 |
容量 | 128 / 256 GB, UFS 3.1 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 1 |
画面 | 6.67インチ, FHD+, 有機EL リフレッシュレート120Hz タッチサンプリングレート480Hz DCI-P3, 10bitカラー, PWM高周波調光1920Hz, DisplayMate A+, Gorilla Glass Victus |
アウトカメラ | 6400万画素メイン (SONY IMX 686) 800万画素超広角 200万画素マクロ フリッカーセンサー |
インカメラ | 2000万画素 (IMX 596) |
電池 | 4,700mAh 120W急速充電 |
音響 | JBLクアッドスピーカー Dolby Atomos, Hi-Res |
4G (POCO) | LTE FDD: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 LTE TDD: Band 38 / 40 / 41 |
5G (POCO) | n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 38 / 40 / 41 / 77 / 78 |
通信 (その他) | Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2, マルチリンク5 |
その他 | ショルダートリガー, 4860mm²デュアルVC, CyberEngine, IRブラスター, NFC, 120W充電器付属 |
本体色 (POCO) | ナイトシルバー, ステルスブラック,サイバーイエロー |
寸法 | 162.5 x 76.7 x 8.5mm, 210g |
価格 (POCO) | 初回価格 8+128GB: 479ドル(約6.1万円) 12+256GB: 579ドル(約7.4万円) |
ソース:Xiaomi
技適未取得機器を用いた実験等の特例制度について
今回レビューに用いた「Redmi K50 G(中国版)」は日本国内で発売されていない技適未取得機器に該当します。筆者は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に基づき総務省に申請を行ったうえで使用・検証を行っています。
※POCO F4 GTは技適取得機器となっているので、特に申請等は不要です。
POCO F4 GTレビューまとめ:最高のエンタメ体験ができるスマホ
POCO F4 GTのレビューをお届けしました。実際に使ってみて感じた主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅質感よし!AGガラスパネル、メタルフレームで所有欲が満たされる
✅最高レベルの処理性能。重いゲームも快適動作!
✅LRトリガー等、ゲーム体験を高める機能多数
✅高性能の有機ELディスプレイでゲーム、動画を最高に楽しめる
✅音質が異次元!スピーカーもワイヤレスイヤホンも最高クラス
✅実は割と良いカメラ。特にメインは普通に実用的な性能
✅たったの17分で満充電できてしまう超急速充電が気持ち良い
一言でまとめれば「最高のエンタメ体験を提供するスマホ」。ゲーミングモデルですが、優秀な通信、音響、ディスプレイを備えているので動画や音楽を楽しむにも最適です。
特に音質については、筆者が使ってきたスマートフォンの中でも最高クラスと言ってよく、スピーカーだけでなくワイヤレスイヤホンで音楽を聴く場合でも一段上のサウンドに感じました。
勿論、最高クラスの処理性能を持つゲーミング・スマートフォンなので、ゲーム体験も抜群。LRトリガーや高周波の振動、高リフレッシュレートの画面は実感できるレベルでゲーム体験を向上させてくれるでしょう。
ゲーマーの方だけでなく、動画や音楽でも最高の体験をしたい方におすすめ。6~7万円程度であれば安いと思います。