本日「ヨドバシカメラ マルチメディア 新宿東口店」にて、「Google Pixel 6a(ソフトバンク版)」が一括1円で販売されているので、ご紹介します。
こうした「1円スマホ」施策は規制が近いとも言われており、気になる方は早めに施策を利用することをオススメします。
▽Google Pixel 6aがネットでも1円/月(1×24=24円)に!2/28まで
Google Pixel 6aは返却不要で1円
筆者が実際にヨドバシカメラ新宿東口店で確認した一括1円の「Google Pixel 6a」はソフトバンク版です。
▽Pixel 6aの1円施策(ソフトバンク)
ソフトバンク版のPixel 6a本体の通常価格は税込67,680円ですが、以下の値引きにより一括1円となります。
Google Pixel 6a | |
本体価格 | 67,680円 |
①端末値引 | △45,679円 |
②乗換値引 | △22,000円 |
③2年後返却 | 不要 |
最終負担額 | 一括1円 |
仕組みとしては、2つの値引き施策を組み合わせる方式ですが、端末そのものが大幅に値引き(△45,679円)されており、よくある2年後の返却は不要です。
1円にするためには、「他社から乗換+メリハリ無制限加入」あるいは「5~22歳の方が新規契約+スマホデビュープラン+(20GB)またはメリハリ無制限加入」による値引き(△22,000円)も利用する必要がありますが、端末だけの購入も可能です。
この場合でも、端末そのものの値引き(△45,679円)は適用されるため一括22,001円で購入できてしまいます。
こうした施策は基本的には回線契約を得るためのものですが、法律で回線契約による値引きは税込22,000円までに規制されています。そのため、各社は端末そのものを値引きしたり、返却プログラムを組み合わせて一括または実質の1円を実現している訳です。
なお、今回の施策は1月10日までとなっていますが、人気商品のため早々と売り切れる可能性もあるでしょう。気になる方は早めのご購入をオススメします。
なお、他にもiPhone 13 mini(128GB)や、Xperia 10 IV等が1円(または24円)スマホとして販売されていましたが、約2年後に返却で残債を免除する方式か、Pixel 6aよりも低スペックなものであり、Pixel 6aほどのお得感がありません。
▽その他の1円(または24円)スマホの例
「1円スマホ」規制は時間の問題か
以上のように、回線契約を獲得するために、本来は高額なスマホが一括または実質「1円」で販売されています(Pixel 6aの場合、約6.8万円→1円)。
こうした施策は、全国の大型家電量販店や大型ショッピングモールにて、主に週末や大型連休に行われており、大盛況となっています。一見ユーザーにとっては、ありがたみしかないのですが、健全な市場という観点からは大きな問題を孕んでいます。
以上の「1円スマホ」の元値は、安くても5万円台。高いものだと10万円を超えます。こうしたスマホを一括あるいは実質1円にしてしまう極端な値引は、大手キャリアと比べて企業体力のない格安SIM業者が行うのは難しく、独占禁止法と照らし合わせ問題となる可能性があります。また、端末が市場価値よりも超格安で販売されてしまうことで、それらの機種がフリマアプリ等でそのまま転売されてしまう問題も起きています。
こうした状況は、かねてより総務省や公正取引委員会が問題視しており、昨年10月には公正取引委員会が強制調査に乗り出したという報道もありました。さらに、これを受けて昨年11月29日には大手キャリア4社が、規制強化を求める考えを明らかにしています。
参考▷ 朝日新聞「1円スマホの競争過熱、規制強化を携帯各社自ら提案 国の有識者会議」
現時点ではまだこうした提案が出てきているという段階ですが、規制に向けて総務省の有識者会議で話し合いが着々と進められています。そのため、今回のような極端な値引が規制されるのは時間の問題とされています。気になる1円スマホがある方は、早めに手に入れるとよいでしょう。