OPPOが初めて日本で発売したタブレット端末「OPPO Pad Air」を購入したので、実機レビューをお届けします。

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OPPO Pad Airはこんな製品(特長・価格など)
OPPO Pad Airは、動画・音楽を楽しむには最適なタブレット端末で、2K高解像度の10.3型液晶およびクアッドスピーカーを搭載しています。
価格は、税込3万7,800円ですが、①専用スマートカバーが無料(数量限定)、②2022年10月31日までポイント10倍(楽天)の特典があります。
以下、OPPO Pad Airの「主な特徴」「向いている人&用途」「向いていない人&用途」を簡単にまとめています。
主な特徴
ポイント
✅2K液晶&クアッドステレオスピーカー搭載
✅Snapdragon 680搭載
✅約6.9mmの薄型軽量デザイン
✅顔認証、microSDXC対応
✅800万画素アウトカメラ、500万画素インカメラ搭載
✅18W急速充電対応の7,100mAh大型バッテリー搭載
こんな人&用途に向いている
向いている
✅大画面・迫力サウンドで動画や音楽を楽しみたい
✅軽作業・マルチタスクがしたい
✅長時間持っていても疲れにくいタブレットが欲しい
✅長持ちバッテリーで長時間使いたい
✅iPadやXiaomi Pad 5はスペック過剰で値段が高い
こんな人&用途に向いていない
向いていない
✅大画面で3Dゲームを楽しみたい
✅絵を描きたい
✅動画編集をしたい
✅野外やWi-Fi環境のないところで使いたい
✅指紋認証が欲しい

OPPO Pad Airの本体と同梱品をレビュー
薄型軽量で洗練されたデザインの本体
OPPO Pad Airは、約6.9mmの薄型軽量。重量は約440gです。
普通のスマホ(iPhone 12)と比べても薄いことが分かります。
背面およびサイドフレームはアルミ素材で、繊細な輝きとマットな質感を両立させた「OPPO Glow(オッポ グロウ)」を採用。また、カメラ側は砂丘のような独特の波打ったようなデザインとなっています。
背面のカメラは800万画素のシングル仕様。周辺のサイドフレーム部分にボタン類がそろっています。
カメラの横にある二つのボタンは、ボリュームキー(上・下)です。
また、ボリュームキー側のサイドフレームにはmicroSDXCスロットもあります。
カメラの上側のサイドフレームには電源ボタンと、二つのスピーカーがあります。
逆側のサイドフレームにも二つのスピーカーがあるので、合計四つ(クアッドスピーカー)となっています。
充電ポートは最大18W対応のUSB Type-Cとなっています。
ベゼルは少し太めですが、この価格帯であれば一般的なサイズでしょう。
なお、正面にも500万画素のカメラが備わっているので、ビデオチャット等ができます。
同梱品は最小限
化粧箱はシンプルなデザインです。
本体以外の付属品は、安全ガイド、クイックガイド、microSDスロット用のピンとなっています。
新発売キャンペーンでスマートカバーが無料【数量限定】
OPPO Pad Airには専用のスマートカバーがあり、初回分だけ無料で付いてきます(数量限定)。
純正品なのでもちろん成型はしっかり。スタンド機能は勿論、フロントカバーの開閉でスリープもON/OFFされる便利なケースです。
OPPO Pad Airの機能・使用感をレビュー
薄型軽量で見た目が良い
OPPO Pad Airは、厚みが約6.9mmと薄く重量も約440gと比較的軽量です。重心バランスが良く、両手で持った場合はあまりズッシリとは感じません。

背面は繊細な輝きを見せる加工が施されたアルミ素材で、サラサラしており良い質感です。
カメラ側のみ異なるデザインとなっており、砂丘のような独特の波打つ形状となっています。模様ではなく、実際に触ると凸凹しており、良いアクセントとなっていると思います。

動画・音楽・読書はどれも高レベルの体験ができる
ディスプレイは約10.3インチの液晶。解像度は2K(2000 x 1200)となっており、最大10億色の鮮やかな表示が特徴です。
IPS液晶となっているので、ある程度角度をつけて見ても見にくくなりません。また、自動輝度調節機能やブルーライトをカットするアイケア機能も備わっています。
ただし、輝度は360nitしかなく、室内では問題ありませんが直射日光下で使うには暗く感じます。
OPPO Pad Airが最も向いた用途は、やはり動画視聴でしょう。上記のような2K液晶に加えて、クアッドステレオスピーカーも搭載しています。
Dolby Atmosにも対応しているため、包み込まれるようなサラウンド感あるサウンドが楽しめます。
また、Widevine L1対応なので、Amazonプライムビデオで高画質再生も可能。画質・音質の両方がしっかりしているので、動画視聴は本当にピッタリの製品です。
OPPO Pad Airは、Kindleで見開き表示できます🥰
👇読んでいるのは「川尻こだまのただれた生活 第八集(無料)」https://t.co/BESFz8kIcj pic.twitter.com/9S9FXUBNEY
— やずX@Xiaomiの全てを求めるブロガー (@F10Dfjtu) October 4, 2022
Kindleでは漫画の見開き表示ができるようになっているので、勿論読書にも最適です。
マルチタスクを活用した軽作業もできる
OPPO Pad Airが搭載している「ColorOS」は直感的なジェスチャー操作が可能です。例えば、指二本で縦に線を引くことで分割画面に移行できます。
左右の分割画面のサイズ変更や、左右の切り替えも直感的で使いやすいです。
また、画面の端から呼び出せるサイドバーには自由にアプリが配置できます。勿論ここからアプリを呼び出して、シームレスな分割画面への移行も可能です。
LightroomのAndroid版程度ならサクサク動作するので、簡単な軽作業も簡単です。ただし、ペンはないので手書きメモや絵を描くような作業には不向きです。
また、Google Discoverは普通のスマホと変わらない一列表示。左右に大きな余白ができてしまいました。

こうしたアプリや機能の最適化は徐々に進むと思われるので、今後のアップデートに期待しましょう。
簡単な動作はサクサク。3Dゲームには不向き
OPPO Pad Airは3Dゲームにはあまり向いていません。
AnTuTuベンチマーク(Lite版)のスコアは約25万点で、特に3Dゲームに重要なGPUスコアが約4万点と低めです。
試しに最も重いと言われる3Dゲーム「原神」をプレイしてみます。一応「低」画質で30FPSにしておけば負荷表示は「スムーズ」となりました。
しかし、一応ゲーム自体はできるものの、派手なエフェクトが発生するシーンでは処理落ちするため、決して快適なプレイができるわけではありませんでした。

一応写真は普通に撮れるレベル
背面の800万画素カメラで写真を撮影してみました。画素数は少ないものの、しっかり光がある環境では普通に撮れます。
2倍ズームでも撮影してみました。こちらも意外に普通に撮れており好感触でした。ただし、決して高性能という訳ではないので、夜景などには向いていないでしょう。
またインカメラでも撮影してみました。こちらは500万画素とさらに少ないのですが、意外にもこちらも普通に撮影できます。

実は高音質コーデック「LDAC」「aptX Adaptive」に対応
一般的なSBCおよびAACに加えて、LDACやaptX Adaptiveといった高音質Bluetoothコーデックに対応しています。
スピーカーが優秀なので基本的にはそちらを生かした使用がおすすめなのですが、音を出せない環境では高性能なワイヤレスイヤホンを使って、低遅延・高音質のサウンドが楽しめます。
OPPO Pad AirのよくあるQ&A
Q1. 防塵・防水性能は?
OPPO Pad Airには、防塵防水規格はありません。お風呂や水場での使用はやめておきましょう。
Q2. 顔認証・指紋認証は対応?
A. OPPO Pad Airは顔認証対応ですが指紋認証非対応です。暗所などでは指紋が便利ですが、使えないので注意しましょう。
Q.3. SIMカードは対応?対応バンドは?
A. OPPO Pad AirはWiFi通信の未対応で、SIMカード通信は非対応です。
Q4. microSDの仕様は?
A. OPPO Pad Airは、microSDに対応しています。容量拡張は最大512GBもあるので、たくさん写真や音楽を保存する人でも安心です。
Q5. イヤホンジャックはある?
A. OPPO Pad Airはイヤホンジャックはありません。Type-C変換アダプタで繋ぐか、ワイヤレスイヤホンを使いましょう。
Q6. GPSは対応?
A. OPPO Pad AirはGPS非対応です。ナビ用途やGPSを用いたゲームには使えません。
Q6. ペンはある?
A. OPPO Pad Air用のペンは販売されていません。
OPPO Pad Airのスペック
OPPO Pad Airのスペックのスペックは以下の通りです。
OPPO Pad Air | |
OS | ColorOS 12, Android 12 |
SoC | Snapdragon 680 |
メモリ | 4 GB, LPDDR4X |
容量 | 64 GB, UFS 2.2 最大512GBのmicroSDに対応 |
画面 | 10.3型, 2K解像度, IPS液晶 リフレッシュレート: 60Hz 最大輝度: 360nits, 色深度: 10億色 |
カメラ(背面) | 800万画素 |
カメラ(正面) | 500万画素 |
電池 | 7,100mAh 18W急速充電 |
音響 | クアッドスピーカー Dolby Atmos |
寸法 | 245.1 x 154.8 x 6.9mm, 440g |
本体色 | ナイトグレー |
その他 | Bluetooth 5.1 |
価格 |
3GB+64GB:3万9,800円 4GB+128GB:4万4,800円 6GB+128GB:未発売 |
OPPO Pad Air レビューまとめ:デザインと2K液晶、クアッドスピーカーが魅力
以上、OPPO Pad Airの実機レビューをお届けしました。
2K解像度のディスプレイとクアッドステレオスピーカーを生かして動画視聴や音楽再生には最適なタブレットです。より安価なタブレットにAmazonの「Fire HD」シリーズがありますが、あちらはFHD解像度でクアッドスピーカーではないので、動画体験ではこちらの方が上でしょう。
また、シームレスなマルチタスクへの移行機能があり、効率的な軽作業を行うことも可能。見た目も洗練されているので、その点はFire HDよりも上位の製品と言ってよいでしょう。
一方、SoCが性能不足でゲーム向きとは言えず、ペンのようなアクセサリーもありません。こうした用途では、「Xiaomi Pad 5」のほうがより満足できる製品でしょう。
まとめると、性能・機能的には「Amazon Fire HD < OPPO Pad Air < Xiaomi Pad 5」の順に。高いゲーム性能やペンなどのアクセサリーは不要だが、動画・音楽を重視する方、薄型軽量なものが良い方、費用が3万円台までの方などにおすすめです。
価格は、税込3万7,800円ですが、①専用スマートカバーが無料(数量限定)、②2022年10月31日までポイント10倍(楽天)の特典があります。
また、格安SIM最大手「IIJmio」ではルーターとのお得なセットが税込2万9,800円で購入できます。期間は2022年10月6日より11月30日までです。