Xiaomi 11T / 11T Pro、Mi 11 Lite 5Gなど、シャオミ端末は、従来のAndroidをカスタムした「MIUI 12.5(アップデートで12.5 Enhancedに)」が搭載されています。初めて使うと設定で戸惑う人も多いはず...。
しかし、実は便利な機能も多いMIUI。そこで、今回はMIUIのおすすめ設定12選(+おまけ)をご紹介します。なお、その他のXiaomi端末も設定はほぼ共通です(一部の機能が省かれている場合はあり)。
※あくまで筆者の「オススメ設定」なので、デフォルトのままで良い部分は適宜飛ばして読んでください。自分が使いやすいように設定するのが大事です。

ジャンプできる目次
- 1 MIUI:日時・バッテリーなどを常時表示(AOD)する方法
- 2 MIUI:持ち上げるだけでスリープを解除できる
- 3 MIUI:音量ボタンでカメラを起動できる
- 4 MIUI:ダークモードで眼精疲労予防&バッテリー消費を減らせる
- 5 MIUI:高リフレッシュレート化で画面を滑らかに
- 6 MIUI:アプリ通知を個別設定してバッテリー消費を減らせる
- 7 MIUI:アプリドロワーの有り無しの設定
- 8 MIUI:iPhoneみたいなジェスチャー操作で直感的な操作が可能
- 9 MIUI:タスク管理画面のアプリの並び(縦 or 横)の設定
- 10 MIUI:メモリを3GB増設してより快適な使用環境に
- 11 MIUI:バッテリー持ち優先か性能優先か選べる
- 12 MIUI:パスワード・指紋・顔認証の設定
- 13 MIUI:【おまけ】カメラのシャッター音を消せる
- 14 MIUI:その他(ダークモードが見にくい、テザリングできない)等の設定
MIUI:日時・バッテリーなどを常時表示(AOD)する方法
常時オンディスプレイ(AOD:Always On Display)は、常にディスプレイに時計などを表示させることができる機能。時間を確認したければ、スマホの画面を1タップするだけで時計が表示されるので電源をつける必要がありません。とても便利です。

と思うかもしれませんが、これは有機ELならではの機能。有機ELは、液晶とは違い部分的に発光させることが可能なので、黒色の表現に電力を消費しません。
つまり最低限の電力で、時計だけを表示するのがAODというわけです。
設定 ▷ 常時オンディスプレイとロック画面 ▷ 常時オンディスプレイをオンに
設定方法は以上の通り。設定から「常時オンディスプレイとロック画面」を開くと一番上に「常時オンディスプレイ」が出てくるので、これをオンにしましょう。
AODはある程度のカスタムも可能。簡素な数字だけの時計だけでなく、イラストや任意の文字も表示させることができます。
なお、全く電力を消費しない訳ではないので、とにかくバッテリー最優先の人は切っておいた方が良い機能かもしれません。
MIUI:持ち上げるだけでスリープを解除できる
MIUI 12.5 エンハンストでは、スマホを持ち上げるだけでスリープを解除することができます。フェイスアンロックと組み合わせれば、持ち上げるだけでロックも解除できるので、電源ボタンを押す必要がありません。
設定 ▷ 常時オンディスプレイとロック画面(ロック画面) ▷ 持ち上げてスリープ解除をオンに
設定方法は以上の通り。設定から「常時オンディスプレイとロック画面」を開くと中段あたりに「持ち上げてスリープ解除」が出てくるので、このスイッチをオンにしましょう。
MIUI:音量ボタンでカメラを起動できる
MIUI 12.5 エンハンストでは、音量を下げるボタンを2回押すことで、カメラを起動させるショートカット機能があります。一々、スマホの画面を開く必要がないので、素早くカメラの起動が可能です。
設定 ▷ 常時オンディスプレイとロック画面(ロック画面) ▷ カメラを起動をオンに
設定方法は以上の通り。設定から「常時オンディスプレイとロック画面」を開くと一番下に「カメラを起動」が出てくるので、このスイッチをオンにしましょう。
MIUI:ダークモードで眼精疲労予防&バッテリー消費を減らせる
MIUI 12.5 エンハンストにはダークモード機能があります。ダークモードは、画面の色を反転させ、通常白い背景を黒くする機能です。
メリットとしては、有機ELの場合は黒色の部分は発光しないので、バッテリー消費が減ります。また、画面全体の輝度が下がるので目の負担が減り、疲れにくいとされています。

設定 ▷ ディスプレイ ▷ ダークモードを選択
設定方法は以上の通り。設定から「ディスプレイ」を開くと一番上に「単色モード(デフォルト)」「ダークモード」が出てくるので、ダークモードを選択しましょう。
MIUI:高リフレッシュレート化で画面を滑らかに
MIUI 12.5 エンハンストでは、高リフレッシュレート(90Hz or 120Hz)に対応している端末は、大抵、リフレッシュレートを変更することができます。
例えばXiaomi 11T / 11T Proの場合、120Hzと60Hzを選ぶことができます。120Hzにしておけば画面がなめらかに動き目が疲れにくくなります。一方で消費電力は増えてしまうので、気になる人は60Hzに変更しましょう。
設定 ▷ ディスプレイ ▷ リフレッシュレート ▷ 60Hz or 120Hzを選択
設定方法は以上の通り。設定から「ディスプレイ」を開き、少し下げると「リフレッシュレート」が出てくるので、好きな方を選びましょう。

MIUI:アプリ通知を個別設定してバッテリー消費を減らせる
MIUI 12.5 エンハンストでは、個別のアプリの通知を簡単に設定できます。通知が多いと、それだけでバッテリーが消耗していくので、不要なものは通知OFFにしておいたほうが効率的です。
設定 ▷ 通知とコントロールセンター ▷ アプリの通知 ▷ 各アプリのスイッチをON/OFF
設定方法は以上の通り。設定から「通知とコントロールセンター」を開くと上の方に「アプリの通知」があるので開きましょう。
すると個別のアプリが縦に並び、右側に通知ON/OFFのスイッチがあるので、特に通知が来なくても困らないアプリはOFFにしてしまいましょう。
MIUI:アプリドロワーの有り無しの設定
本来Androidには、アプリドロワーというすべてのアプリが表示される引き出し機能があります。一方、iPhoneにこの機能はなく、ホーム画面にアプリがすべて置かれるようになっています。
MIUI 12.5 エンハンストでは、このいずれかを選ぶことができます。アプリの多い人はドロワーモードにしておいて、よく使うアプリだけをホーム画面に置いておくとすっきりします。
設定 ▷ ホーム画面 ▷ ホーム画面モード ▷ クラシック or アプリドロワーを選択
設定方法は以上の通り。設定から「ホーム画面の設定」を開くと、上から二番目に「ホーム画面モード」があるので開きましょう。
すると一番上に「クラシック(ドロワーなし)」「アプリドロワーを使用」が出てきます。お好みで、便利だと思う方を選びましょう。
MIUI:iPhoneみたいなジェスチャー操作で直感的な操作が可能
MIUI 12.5 エンハンストは、操作方法(システムナビゲーション)を、ボタン式かジェスチャー式か選ぶことができます。好きな方を選びましょう。

設定 ▷ ホーム画面 ▷ システムナビゲーション ▷ ボタン or ジェスチャーを選択
設定方法は以上の通り。設定から「ホーム画面」を開くと、上から4番目に「システムナビゲーション」があるので開きましょう。
すると一番上に「ボタン」「ジェスチャー」が出てくるので、好みの方を選択。ジェスチャーを選ぶと、操作方法を教えてくれるので学んでおきましょう。
MIUI:タスク管理画面のアプリの並び(縦 or 横)の設定
本来のAndroidは、タスク管理画面にアプリが横一列に並び、上スワイプで削除する方式です。一方、MIUIでは、アプリが2つずつ縦に並ぶ方式で、アプリ削除は横にスワイプです。
MIUIの新方式だと、一画面にアプリが4つ表示されるのがメリット。しかし、他のスマホとは違った操作になるので、慣れない人もいます。なので、好きな方を選びましょう。

設定 ▷ ホーム画面の設定 ▷ "最近のタスク"でアイテムを配置する ▷ 縦 or 横を選択
設定方法は以上の通り。設定から「ホーム画面」を開くと、下から四番目に「"最近のタスク"でアイテムを配置する」があるので開きましょう(何だかよく意味の分からない言葉ですが...)。
すると縦か横を選ぶことができます。
MIUI:メモリを3GB増設してより快適な使用環境に
MIUI 12.5 エンハンストでは、メモリ増設機能が追加されています。これはストレージから3GBをメモリに転用する機能です。

設定 ▷ 追加設定 ▷ メモリ増設 ▷ スイッチをオンに
設定方法は以上の通り。設定から「追加設定」を開くと、上から11番目に「メモリ増設」があるので開きましょう。あとはスイッチをオンにするだけです。
転用なのでストレージが3GB減ります。容量がカツカツになる人はオフにしましょう。
MIUI:バッテリー持ち優先か性能優先か選べる
MIUI 12.5 エンハンストでは、バッテリー持ちを優先するか性能を優先するか選べるようになりました。

設定 ▷ バッテリーとパフォーマンス ▷ 「パワー」「バランス」「パフォーマンス」のどれかを選択
設定方法は以上の通り。設定から「バッテリーとパフォーマンス」を開くと、「パワー」「バランス」「パフォーマンス」のどれかを選択することができます。
バッテリー持ちを優先する場合は「パワー」、性能を重視する場合は「パフォーマンス」、中間が「バランス」です。初期設定では「バランス」になっているので、好きなものに設定しておきましょう。
MIUI:パスワード・指紋・顔認証の設定
最近のXiaomi端末は、大抵の場合、パスワードに加えて指紋・顔認証が可能です。設定方法は以下の通り。
設定 ▷ パスワードとセキュリティ ▷ パスワード認証・指紋ロック解除・フェイスアンロックをそれぞれ登録
設定から「パスワードとセキュリティ」を開くと、上に「パスワード」「指紋ロック解除」「フェイスアンロック」があるので、それぞれ設定していきましょう。表示される説明通り進めていけば大丈夫です。
なお、顔認証については「ロック解除後もロック画面に留まる」をOFFにしておくことをおすすめします。顔認証後、ロック画面に移行せずにスマホが開くので、一手間減ります。
MIUI:【おまけ】カメラのシャッター音を消せる
最後はおまけですが、実はXiaomi端末は以前からカメラのシャッター音を消すことが可能で、MIUI12でも同様です。
工程は「設定」で行うことと「カメラアプリの設定」で行うことの2つに分かれているので順番に行いましょう。
手順①
設定 ▷ 追加設定 ▷ 地域 ▷ 日本以外に変更
まずは、設定です。中断よりやや下まで下げると「追加設定」があるので、これを開きましょう。すると上から三番目に「地域」があるので、これを開いて「日本」「韓国」以外の別の地域に変更します。
※地域設定を変えると、予期せぬ不具合が起こる可能性があるので、自己責任でお願いします。なお、筆者は特に不具合は感じていません。
手順②
カメラ ▷ 右上の3本線のボタン ▷ 設定 ▷ シャッター音のスイッチをOFF
次にカメラ設定です。カメラアプリを開くと右上に3本線のボタンがあるのでタップ。すると左側に「設定」が出てくるので更にタップ。
設定の下から五番目に「シャッター音」があるので、これをOFFにしましょう(地域設定が日本 or 韓国だと、この項目がないのでシャッター音を消せません)。
試しに一度写真を撮影してみてください。シャッター音がならないはずです。
MIUI:その他(ダークモードが見にくい、テザリングできない)等の設定
その他、Xiaomi端末で「ダークモードがうまく機能しない(見にくい)」「テザリングが使えない」等の問題がある場合は以下のページを参考にしてください。
Mi 11 Lite 5Gや、Redmi Note 10 JEのために書いた記事ですが、やり方は共通です。