シャオミは、自社スマートフォン向けの新型OS「MIUI 14」を発表しました。以下にその特徴をまとめます。
最適化で動作が快適に。消費電力も軽減
シャオミは「Razor(剃刀)」と名付けられたプロジェクトを実施し、MIUIに多くの改善を行いました。
OSの基本機能の役割を担うソフトウェアであるカーネルに加えられた改良により、システム パフォーマンスが向上。システムの動作性は88%もスムーズにになり、消費電力を16%削減。また、以前のMIUI 13と比較して、システム サイズは23%も縮小されています。
また、アプリの不要な自動起動プロセスを1つずつチェックし、メモリ使用量を厳密に制御。ブートメモリを可能な限り解放して、適切に使用できるように改善されたとのことです。
これにより、スマートフォンの動作がより快適になるだけでなく、バッテリー持続時間も改善すると思われます。
アプリの新機能と改善
ホーム画面に設置するアプリのサイズが1~4種類で選べるようになりました。また、ホーム画面内に動くキャラクターを設置できるようになります。
一見すると、これまでのMIUIに、AppleのiOS、VivoのOrisinOSを加えたかのような見た目です。
また、プリインストールされているシステムアプリは、8つ以外はすべて後から削除できるようになりました。
最低限の8つのアプリ(電話やカメラ等)
これにより、たくさんの使わないアプリでごちゃごちゃしたホーム画面を、もっとスッキリとさせることができるでしょう。
その他の機能の追加&改善
セキュリティとプライバシー機能が強化され、無線イヤホンの接続速度が50%、ストリーミングの転送速度が77%それぞれ向上。また、スマート家電との連携強化やファミリーアカウント機能の追加等が行われています。
まずは中国で展開
MIUI 14は、これまでと同じように最初に中国向けモデルで展開が始まり、数週間後にはグローバル向けにも配信されるでしょう。
最初に対応するモデルは、MIUI 14と同時に発表されたXiaomi 13とXiaomi 13 Proの他、Xiaomi 12S Ultra、Xiaomi MIX Fold 2、Xiaomi 12S Pro、Xiaomi 12S、Redmi K50 Ultra、Xiaomi 12 Pro、Xiaomi 12、Redmi K50 Gaming Editionとのことです。