新型のタフネス系スマートウォッチ「KOSPET TANK T2」をご提供いただいたのでレビューしていきます。

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KOSPET TANK T2の特徴
KOSPET TANK T2の主な特徴は以下の通りです。
ポイント
✅1万円台のリーズナブルなタフネス系ウォッチ
✅常時表示可能なAMOLEDディスプレイ搭載
✅通常使用で10~15日間のバッテリー持続
✅常時オンディスプレイ対応AMOLED搭載
✅70種類以上のスポーツモード対応
✅SpO2など複数のヘルスケア機能対応
✅マイク&スピーカー搭載で、通話が可能
✅5ATM / IP69Kの高い防塵防水性能
日本円換算で1万円台と安価なタフネス系スマートウォッチですが、常時表示対応のAMOLEDディスプレイ搭載や、通話機能も備えていることが大きな特徴と言えるでしょう。ただしGPSは非対応です。
KOSPET公式サイトでは109.99ドル(約1.4万円)で販売されていますが、AliExpressでは、2023年1月30日16:59まで90.9ドル(約1.2万円)で購入が可能です。
技適未取得機器を用いた実験等の特例制度について
この記事で紹介している「KOSPET TANK T2」は日本国内で発売されていない技適未取得機器に該当します。筆者は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に基づき総務省に申請を行ったうえで使用・検証を行っています。
KOSPET TANK T2の本体と付属品をチェック
KOSPET TANK T2のパッケージは正面に本体イメージが描かれています。
パッケージを開封するとウォッチ本体やストラップ、充電器がお目見えです。
ウォッチ本体、ストラップ、充電器、マニュアルのほか、画面保護フィルムが付属します。
ウォッチ本体はタフネス系らしくゴツい金属製のボディとなっています。
ストラップはクリッカー付きなので、簡単に本体に装着することができます。
存在感のある見た目ですが、極端にでかいという訳でもなく手で握れるサイズです。
付属の専用充電器で充電します。失くすと充電できなくなってしまうので注意しましょう。
側面に二つのボタンがあるので、手袋をしていてもある程度操作が可能な点が嬉しい点です。
また、「5ATM」「IP69K」の非常に強力な防塵防水性能を持っています。更に米国国防総省「MIL-STD 810H」規格もあるので、ちょっとやそっとでは故障しないと思われます。
重量はストラップ含め約72gでした。金属製ボディということもありズッシリ感があります。
KOSPET TANK T2の使用感
常時表示可能なAMOLEDディスプレイ
KOSPET TANK T2はディスプレイに1.43インチのAMOLEDスクリーンを採用しており、最大輝度にするとかなり明るくなります。
直射日光下で撮影しました。よほど強い日差し出なければしっかり見えると思います。
また、常時表示も可能ですが時間指定はなく、ON/OFFのみ。更にバッテリー消費がかなり大きく、1日で50%以上消費してしまうため実用的ではありません。
文字は明朝体であまり解像感は高くありませんが、読むことには困りません。
二つのボタンで操作も可能
KOSPET TANK T2はタッチスクリーンだけでなく、ボタンでの操作も可能です。
スクリーンに触れなくとも4つのボタンで操作が可能なので、水で手が塗れていたり手袋をしていても大丈夫です。

通話
KOSPET TANK T2はマイクとスピーカーを備えており、通話が可能です。
ウォッチ自体に最大70件の連絡先を保存可能で、スマホと連携時にはウォッチから操作して電話をかけることもできます。

多彩なウォッチフェイス

ウォッチフェイスの一例
KOSPET TANK T2は100種類以上のウォッチフェイスが用意されているので、きっと好みのものが見つかることでしょう。
バッテリー持ちは普通。常時表示すると2日も持たない
KOSPET TANK T2は公式サイトによると、通常使用で10~15日間のバッテリー持続が可能とのことです。
画面輝度を中設定にしたうえで、ヘルスケア機能を全てオンにした状態で使ってみましたが、一日のバッテリー使用量は10%程度でした。およそ10日間は持つ計算です。
一方、同じ設定で常時表示もオンにした場合は50%を超える消費で2日間も持ちません。そのため、常時表示はあまり推奨できません。
通知はアプリ固有のアイコン表示あり
KOSPET TANK T2はもちろん通知機能があるので、スマートフォンに届いたメッセージを確認することが可能です。
Twitterなどの一部アプリはアプリアイコンが表示されるので、一見して何の通知かわかりやすくなっています。
簡単なメッセージを登録しておいて、ウォッチから返事を送信することも可能です。
スポーツ、ヘルスケア機能が多彩
KOSPET TANK T2は70種類以上のスポーツモードに対応しています。
一部スポーツ&トレーニングは自動検出機能もあり便利です。
以上のように詳細な運動データがアプリ側で確認できます。ただし、70種類以上あるデータは不要なものを非表示にすることができず、必要な情報がどこにあるかを探すのが大変でした。
また、ヘルスケア機能については、血中酸素(SpO2)、心拍数、睡眠、血圧、歩数等の計測が可能でした。こちらも詳細なデータがアプリで確認可能です。
音声アシスタントも対応
KOSPET TANK T2は音声アシスタントにも対応。スマホ側で任意のものを指定しましょう。
KOSPET TANK T2のスペック
KOSPET TANK T2のスペックは以下の通りです。
KOSPET TANK T2 | |
サイズ | 49×49×14.5mm |
重量 | 72g(ストラップ込) |
防水/耐衝撃 | 5ATM / IP69K, MIL-STD 810H |
画面 | 1.43インチ AMOLED |
解像度 | 466 x 466 |
センサー | 心拍, カロリー消費, SpO2, 血圧, 睡眠 歩数計 |
衛星測位 | なし |
接続 | Bluetooth 5.0 |
電池 | 410mAh 通常使用:10~15日 省エネ:最大50日 |
対応デバイス | Android5.1またはiOS10.0以降 |
アプリ | KOSPET FIT |
KOSPET TANK T2レビューまとめ:完成度が高いタフネス系スマートウォッチ
KOSPET TANK T2の実機レビューをお届けしました。
価格を考えれば非常に多機能なスマートウォッチで、音声アシスタントだけでなく、通話や簡易な返信機能もあることは驚きです。
一方、常時表示のバッテリー消費の大きさや、整理できないスポーツデータなどいくつかの欠点もあるので注意しましょう。
総合的には、タフネス系スマートウォッチとしては、リーズナブルで比較的コスパに優れた選択肢になっています。米軍規格の耐久性や高い防塵防水性能も備えているので、自然の中で思いっきりアクティビティを楽しみたい方には頼もしい味方となるでしょう。
KOSPET公式サイトでは109.99ドル(約1.4万円)で販売されていますが、AliExpressでは、2023年1月30日16:59まで90.9ドル(約1.2万円)で購入が可能です。